監督脚本リュック・ベッソン。
原作はフランスのコミック「Valerian et Laureline」。
「フィフス・エレメント」的な、懐かしいような新しいような、
いかにもベッソン節のSF映像美が楽しめます。
様々な種族が共存する2740年の宇宙で
ヴァレリアン少佐とローレリーヌ軍曹は
要人警護の任務中、守護対象を誘拐されてしまう。
要人を追跡した彼等はとある種族の計画に巻き込まれ…というあらすじ。
冒頭が最高です。
あとヒロインが物凄くかわいい。
顔が綺麗なだけではなく、鬼瓦みたいな表情も厭わないのが素敵でした。
2人で武器を振り上げて突進するところ好きです。
しかし女の子好きでナンパな少佐と、
気が強いけど真面目でキュートな女軍曹が、
喧嘩しながらもピンチの時は女の子が助けられて
やっぱり大スッキ…みたいな感じといい、
ゲストキャラクタの扱いとか、
ものすごく20世紀終わり頃のスペースオペラっぽい。
ベッソン監督、ここ数年くらいエンタメ新作映画をご覧になってないんじゃ…。
内容ばれ
いや本当、バブルさんが唐突に出てきて用が済んだら唐突に死ぬの、
マジカルニグロ問題(有色人種や同性愛者など少数者が
主人公のためにひたすら尽くしまくる都合のいい存在としてしか物語に参加できない)
で議論している人々が気絶するような物凄さだった。
ヴァレリアン役のデハーンさんはものすごく若者に見える大熱演でした。
いつの間にか32歳になっていらっしゃったけど、20代初めに見えたよ!
エリザベス・デビッキさん(声)とかイーサン・ホークさんとか豪華役者さんが
比較的意味なく使われているのは贅沢な遊びだなと思いました。
邦題は、やや盛り気味。