映画の豆

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「ホビット 決戦のゆくえ」

2014年12月16日 | 児童文学系映画

3部作完結編です。
原作の終盤は事実だけを簡潔に記すスタイルなので、
今回、原作4割、PJの盛りが6割という感じ。
でも観客の知っている指輪の花形スターたちが特別出演で活躍して、
オリジナルキャラクターたちが彩りを添え、
主要登場人物たちはどんどん補完され、
心情を表現するためのセリフやエピソードが足されました。
そして正統派ファンタジー世界の美術に関しては
いまだ王者PJ揺るがず!右に出る者なし!
という建造物の作りこみでした。

見終わると猛烈に指輪3部作を見返したくなるので、
おうちにDVDをスタンバイして、
今回の映画を見たあと
スライディング帰宅で上映会に移行する冬休みもいいかもしれません。

内容ばれ

・スマウグさん、街の燃やし方が丁寧。
 トーストのバターとか、満遍なく均一に塗りたいタイプ?
・光はひとつではない、からのオールスター登場の流れは神。
 ペンライトとか振りたかったです。
・でも本気だした奥方はちょっとジャパニーズホラーだった。
・あいかわらずのガンダルフ(物理)
・スマウグどんの体をばらして、それを売って再興資金にしちゃどうだね?
 と思うパシリムファン。
・何を隠し持ってるんだ、見せろ!からのドングリの流れは神。
・大ミミズはあのあとどこへ行ったんだろう。出オチ芸人みたいだ。
・出オチ芸人といえば、頭突きドーンで壁を壊して
 そのあと気絶してたやつもそう。
・まゆげエルフことスランドゥイルさまの必殺技「ヘラジカ断頭台」が最高でした。
 すごい複雑な入力コマンドがありそう。
・ヘラジカ(なのか?)に乗っている時はスターマリオ状態で
 降りるとなんかダウナーになってしまうのはかわいかった。
・首飾りが欲しくて、やる気満々でやってきて、
 エルフの戦死者を見たら「もうやだ!帰る!」って女子か!
 ってつっこみを入れたくなりました。
 (首飾りは実は彼にとって妻にまつわる大切な物だという設定があるらしいですが)
・相変わらずレゴラスのアクションはスタイリッシュ物理無視エルフアクションで、
 (お父さん譲りかなと思わなくもない)
 特に崩壊していく石畳の上を飛んでいくところは
 「タイミングを合わせてAボタンを連打しろ」って
 画面下にメッセージが出そうでした。
・私、実は原作ビルボの終盤の行動が唐突すぎてついていけなかったのですが
 映画の描写だと納得できました。一応相談もしているし。
・そのせいで、ややトーリンが割を食ってしまった感ありましたが
 (憑りつかれすぎというか)これは仕方ないですね。
・永遠の別れに際して、あのまさにビルボそのものの取り乱しかた。
 マーティン・フリーマンの仕事が完ぺきでした。
・淡白な終わりかたで、それが良かった…。



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