映画の豆

映画の感想をだらだらと。
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ゲキシネ「髑髏城の七人」

2013年01月15日 | 舞台

アカドクロとアオドクロと今回の通称「ワカドクロ」、
髑髏城をゲキシネで見るのもこれで3回目になります。

たぶん新感線でも最多上演の演目だと思いますが、
髑髏城はお話のバランスがいいんですよね。
アクションあり、ラブロマンスあり、ギャグあり、
信長にまつわる内容でキャッチーだし、後味もいい。
これまでは1人2役だった捨之介と天魔王を
それぞれ小栗旬さんと森山未來さんが演じます。

無界屋蘭兵衛が早乙女太一くんで、
3つの髑髏城の中で一番好きな蘭兵衛でした。
ともかく殺陣が綺麗。
舞台のアクションは、映画のアクションや実際の格闘とは違って、
見栄えのする姿勢でぴたり、ぴたりと静止できる筋肉が必要だと思うのです。
早乙女くんはそのあたりさすが慣れてらっしゃいました。
肩関節も柔らかくて、武器の振りかぶりや取り回しが美しかった。
(前の出演の時は出番少なかったからそこまでは思わなかった)
ところであの笛、なんで音が鳴るんだろう…。

カメラワークはゲキシネの初期と比べて格段に向上し、
アップとロングは痒い所に手が届きまくりのジャストな撮影でした。
流血を表現する技術も地味に向上してる。
今回は宣伝がすごくて新聞1面広告とかありましたね。予算が増えたのかな?
アカドクロ全編放送とかやってたの見逃した…(関西のみ)
しかも2日前の13日……。

内容ばれ
キスシーンは、うん、アップにしすぎだと思いました。
お陰さまで見紛うことなくマジチューだということが分かりました。
森山さんと早乙女くん、68回もチューしたのか…。
交際期間の短いカップルよりよっぽどたくさんキスしてますね…。

小栗さんはすごく頑張っていた。
頑張っていたが、そして新感線というユニットはゲストの役者さんを
武道の達人に見せかける事についてはエキスパートであるが、
それでも矢張り森山さん、早乙女くんと並ぶとアクションの面において苦しいものがあった。
そして沙霧役の女優さんは知らないかたで、
今回は大きなお姉さん設定の沙霧なのかな?
と思っていたら若い方だったのでびっくりした。なぜ!?メイクのせい!?
劇団員の出番が少なくてちょっとさみしかった。
橋本さんは出演されず、高田さんは贋鉄斎、粟根さんは名前なしの役。
わたし極楽太夫は高田さんバージョンが一番好きなんですヨー!

あとそれと、(信長を入れて)同じ顔が3つ、その間で揺れ動く蘭兵衛、
という関係が好きなので影武者設定がなくなったのが残念でした。
役者さんの負担は、まあ減るけどね。
毎回台詞は激しいわ、動きは激しいわで役者さんみなさん滝のような汗をかいてらして、
それでも息切れせずに演技なさっている所はさすがプロだと思います。
お身体に気を付けてこれからも頑張っていただきたい。

髑髏城の中では「アオドクロ」が一番好きです。
ゲキシネの中で一番好きなのもたぶん「アオドクロ」


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