わりと掘り出しもの映画です。
サンスペンス猟奇カンフーものというカオスな内容ですが、
癖が強いものをお好みの方にはおすすめ。(グロ注意ですけど)
田舎の村を訪れた凶悪な強盗2人が、
両替商を襲った際、村人ともみ合って偶然が重なり
死んでしまったという事件に疑問を持った捜査官シュウは、
実直で働き者の村人ジンシーに疑念を持ち、調査を始めるというあらすじ。
緑がとても綺麗でした。
猟奇的な殺害現場も、錆色がかかっていて綺麗だった。
回想シーンに出てくる毒殺犯の顔とかも、絵画のように印象的で良かった。
(ネウロを実写化するならこういう風にしてほしい)
前半が推理パート、後半がカンフーパートなので
金城ファンもドニーファンもどちらも満足すると思います。
内容ばれ
林の近道で、金城がドニーと歩くシーン、プレッシャーが半端なかった!
あの低音で私の眼鏡が割れるかと思った!
金城も観客も「ドニーに殺られる!」って思ってるんだけど
ドニーの方は「わー、もう帰ってこないんだー!うれしいなーいいひとだなー」
とウキウキ歩いてたのだな、と思ったら笑える。
嬉しさのあまりハグとかしちゃったのだな。かわいいなあ。
金城の恐怖はあそこが最高潮だったと思うけど…(笑)。
捜査官シュウの言う
「法と物は裏切らない」って間違っちゃいないと思います。
ただ、捜査官は己の主義を通せば通すほどに
周囲を苦しめ自分も傷つかなければならないので、
あのラストは救済であるような気がします。
あと、あんな変な親族ばっかりの家なんか絶対帰りたくないよね!
お父さんすぐ怒るし、お兄さんすぐ泣くし、お姉さん(たぶん)DVだし!