LibreOfficeやOpenofficeOrg等のフリーソフトは、個人的な文書の入力やブログの入力などには最適です。しかし、仕事の持ち帰りで、家でやむなくMicrosoft社のWord、Excel、Powerpoint2010などを使って入力・編集作業を行うなどというのは、基本的には避けた方がいいでしょう。そもそも2000、2003、2007、2010という風にバージョンアップする必要のあるものですから、トータルするとかなり多額のお金がかかるのは事実です。ですから、、パソコンの趣味と持ち帰りの仕事の実益を兼ねるということで十分に納得している場合とか、或いは在宅勤務という就業形態の職業であってしかもソフト代金、パソコン本体等の必要経費・物品は会社から支給されている・・・ということであるならばいいのですが、もしそうでない場合は、一般的には、いわゆる公私混同・自己負担になりますから、従業員は非常に不利な立場です。
其れに加えて、そういう自己負担を生活習慣として常に強いられていますと、仕事上の必要経費であるにも関わらず会社が金を払ってくれるということでもなくて、もろに生活費を圧迫しますから、其れ相当の不満がかなり蓄積してきますし、プライベートな時間がまず取れませんから、弊害が多く、当然のことですが家族との会話も極端に減り、ひいては家庭生活にヒビが入ってしまいかねません。
具体にいうならば、家でWordなんかを使っていつもいつも持ち帰りの仕事をするというようなことは、いくら生活のためとはいえ、仕事と家庭生活が分離されておらないという家族、特に子どもからのマイナスイメージとして受け取られてしまうと、これはもう、かなり辛いものがあり家族間のストレスそのものとしで感じられますから、避けるに越した事はないのであります。
その点、いわゆる無料の互換ソフトを使って文章を打ち込む場合は、家計に負担をかけませんし、Word、Excel2010との互換性があるとは云っても、正確にはそうでもありませんので仕事用には到底使えない・・・というのが前提で使えます。たとえば、職場では、縦書き7段組で写真や図が多く貼り付けられたような複雑な書式の新聞を作成してWord2010形式で保存し、それを、やむなく家に持ち帰って続きの編集をするために、互換ソフトを使って読み込もうとしたような場合でも、おそらく多くの場合、写真や図は元の位置からかなりずれた位置に飛んでしまいますし、文章も、そのためにばらばらに行間があいた状態で読み込まれてしまいます。結局は、仕事を家に持ち帰ってやろうとしても、土台出来ない相談だということなのです。
ですから、仕事の段取りを要領よくやって家に持ち帰りません・・・という宣言を自らすることになるし、仕事と家庭の区別を判然とつけることになるのであります。(笑)