ゆーぱの部屋 ~幸福の科学の教えから~
幸福の科学の教え(大川隆法先生の書籍)で、みなさまの人生の悩みや疑問などを解決するお手伝いをします。
 



世界各地で起きている紛争って、背景に宗教の争いがあることが多いんじゃないの。やっぱり、どれからの宗教は神様が指導してるんだったら、他の宗教は悪魔が指導してることになるのかなあ? なーんて疑問もってる人、いませんか?

幸福の科学の大川隆法先生は、『死んでから困らない生き方』(幸福の科学出版)で、こう説いておられます。

 キリスト教などでは、「神」は一人であるのに対して、「天使」というと、大勢いることになります。
 当会の世界観で他の宗教と異なっているのは、霊的な存在について、段階の違いがありながら、同時に、多様な存在があることを認めているところです。このことは「神」にも当てはまるのです。
 ところが、世界の各宗教を見ると、今、主流というか、メジャーであるのは、一神教といわれるものです。これは、「神は一人であり、それ以外の神は偽物である」という考え方です。
 キリスト教やイスラム教は一神教ですし、ユダヤ教もそうです。こうした一神教が、たまたま、今、先進国に広がっているため、「宗教としては一神教のほうが進んでいる」と考えられています。
 そして、「多神教的な宗教を持っているところ、例えば、インドのように神がたくさんいるところは遅れている。また、『古事記』『日本書紀』等を読むと、日本にも神は大勢いるが、そういう八百万の神々がいるようなところは遅れている」と見るわけです。このように、「一神教がすごく進んでいる」と捉えがちです。
 しかし、当会の霊界観は、そういうものではありません。
 やはり、「神」と呼んでもいいような、霊格の高い高級存在がいます。それを、「神」ではなく、「天使」や「大天使」と呼ぶこともあれば、「菩薩」や「如来」と呼ぶこともありますが、いずれにせよ、霊界には、地上の人間から見ると、遙かに神に近い高級存在として、いろいろな種類の霊人が現実に大勢いるのです。(中略)
 「われらの神こそ本物だ」と言う宗教は、あちこちにあるのですが、数多くいる天使、あるいは如来や菩薩たちのうちの誰かが、その宗教の教祖を指導していて、「われが神だ」と言っている場合、教祖のほうは、「その人しか神はいない」と思ってしまいます。それで一神教になっているのです。
 そのため、小さな新宗教にも一神教はたくさんあります。だいたい、それが普通のスタイルです。
 したがって、「一つの宗教だけが正しく、ほかの宗教は、全部、間違っている」というわけではありません。宗教の違いの多くは、「誰が指導しているか」ということの違いにすぎないのです。
 宗教が一神教になりがちなのは、そうしないと、教義や教団の行動方針が混乱しやすいからです。複数の霊人たちが、それぞれ違うことを言うと、話の内容が、あっちに行ったり、こっちに来たりして、今風に言うと、ブレやすいのです。
 宗教では、よく、「神同士が喧嘩をする」という言い方をするのですが、そうならないようにするため、神を一人に絞ることが多いわけです。
 それが一神教の発生原因です。
 宗教は、たとえ今は大きくなっていたとしても、発生当時を見ると、ほんとうに小さなものです。(中略)それが、何千年かたつうちに大きくなり、各地に広がって、世界的な宗教になったときには、その小さなところに降りた神が、世界的な神のように言われ、他の神を排除するような状態になるわけです。それが、宗教的な紛争などの原因にもなっているのです。
(112~118ページ)

世界の宗教で今メジャーな一神教が、たまたま先進国に広がっているため、宗教としては一神教のほうが進んでいて、多神教的な宗教のインドや日本は遅れていると捉えられがちである。

しかし、天上界には「神」と呼べる霊格の高い高級存在が大勢いて、「天使」や「大天使」、「菩薩」や「如来」と呼ぶこともある。その誰かがある宗教の教祖を指導して「われが神だ」と言う場合、教祖はその人しか神はいないと思ってしまうため、一神教になっているにすぎない。

したがって、一つの宗教だけが正しいわけではなく、宗教の違いの多くは、誰が指導しているかの違いにすぎない。それが何千年かたつうちに大きくなり世界的宗教になったとき、他の神を排除する状態になるのが、宗教紛争などの原因にもなっている──。

一見するとさりげなく解説されているように感じられるかもしれませんが、でも、ここで説かれているのは、世界で起きている数多くの紛争を思想的に解決するキーポイントではないでしょうか。

それは、真実の霊界の様相を、現代の言葉で明快に説き明かした世界観であるわけですが、それこそが、真に世界を平和にすることができる教えでもあるわけです。

この教えを見たとき、大川隆法先生が率いられる幸福の科学(Happy Science)こそが、人々が平和で幸福に暮らせる真のユートピアを、本当に世界に創り出せる宗教であることが確信できると、改めて強く私は思っているのです。
 

『死んでから困らない生き方』

 大川隆法著


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