あの人が羨ましいー、っていう感情は、嫉妬だと思うけど、人間だから、しょうがないことなのかな。どう考えればいいんだろう? なーんて疑問もってる人、いませんか?
幸福の科学の大川隆法先生は、『愛、無限〔新装版〕』(幸福の科学教典部)で、こう教えておられます。
嫉妬に打ち克つ方法は何でしょうか。それは祝福の心です。自分が嫉妬している対象こそが、実は自分自身の理想像にほかならないのです。(中略)
みなさんも、よくよく心しなければなりません。みなさんが嫉妬する場合、その相手はたいてい、みなさんが理想とするものを持っている人です。自分がまったく関心を持っていない人に対しては、嫉妬しないものなのです。
それは、みなさんの体験からも明らかでしょう。自分が活躍したいと思う分野で、自分以上に光っている人であるからこそ、その人に嫉妬をするのであって、そうでない人には嫉妬しないのです。
雪山で上手にスキーをしている選手に対して、たいていの人は嫉妬を感じることがありません。それに深い関心を持っていないからです。しかし、プロのスキーヤーを目指している人であれば、嫉妬を感じることがあるでしょう。そうしたものです。
結局、自分の魂が強く求めている対象に対して、嫉妬をしやすいのです。そのことを知って、嫉妬の思いを切り換えなくてはなりません。
自分が理想とする相手は、尊敬すべきであり、肯定すべきなのです。自分もそのようになりたいと思ってこそ、その理想に対して、一歩一歩、近づいていくことができるのです。ところが、嫉妬を始めた瞬間から、もはや近づくことはできなくなって、遠ざかっていきます。
嫉妬したあと、人間はどうなるでしょう。「あの人のようになりたくない」ということを言いはじめます。なんらかのかたちで、嫉妬の対象である人に対してマイナスの評価を与えます。
しかし、「あのようにはなりたくない」「あんな人は、大したことがない」「あんな人のことは、何とも思っていない」などといった言葉を繰り返すことによって、自分自身が、その理想の対象から、だんだん遠ざかっていくことになるのです。
(86~88ページ)
嫉妬に打ち克つ方法は、祝福の心である。
嫉妬している対象こそが、実は自分自身の理想像にほかならない。
だから、嫉妬すれば、その理想から遠ざかるが、尊敬し肯定すれば、その理想に一歩一歩、近づいていくことができる──。
大川隆法先生は、最初にはっきりと答えを述べておられます。
嫉妬に打ち克つ方法は、「祝福の心」である、と。
その根拠として提示されるのは、嫉妬している対象こそが、実は自分自身の理想像にほかならない、という事実です。
ここで説かれた具体例を自分自身の問題に置き換えてみると、考えれば考えるほどに、まったくそのとおりであることがしみじみとわかってきます。
だから、嫉妬によって、自分の理想像を否定してはならない。
逆に、祝福することによって、尊敬し肯定していくことで、自分が理想に近づいていくことができる。
大川隆法先生は、これこそが
心の法則であるということを、誰もがわかるようにやさしく教えて下さっていたんだと思います。
改めて、ほんとに大事な教えをいただいていたのだなと、今日も深く私は感じ入っているのです。
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『愛、無限〔新装版〕』
大川隆法著 |
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