社長学って、いろいろ本が出てると思うんだけど、でも、実際に社長になる前に勉強したからって、その立場に立たないと、身につくものじゃないんじゃないの? なーんて疑問もってる人、いませんか?
幸福の科学の大川隆法先生は、 『危機突破の社長学』――一倉定の「厳しさの経営学」入門(幸福の科学出版)で、次のように説いておられます。
実際にその立場にならないと分からないものは、どうしてもあります。ただ、「知は力なり」と言われるように、どんなものであれ、「学習したのに効果がゼロ」ということはありませんので、将来への備えとして勉強しておくことは大事だと思います。
「いざ、その立場に立ったときに、準備ができてなかった」ということであれば、それは残念なことです。
ですから、「将来、社長になるのだ。独立して会社をつくるのだ」という気持ちを持っていればこそ、社長になったときに必要となる「創業の学」「帝王学」は学んでおくべきです。
また、若いころにそういうものが下地に入っていれば、その後、磁石が砂鉄を引き寄せるように、社長になるために必要な「知識」が吸い寄せられていくのではないかと思います。「経験」についても、そのために必要な経験を経るようになるでしょうし、「人」についても、自分の周りに人材を集めてきて、人脈ができてくるでしょう。
したがって、私は、基本的に勉強の効果を頭から否定する気はないですし、まずは知っておくことが大事であると思っています。
ただ、それは「必要十分条件」ではないわけです。「必要条件」ではありますが、「十分条件」としては、やはり、「責任ある立場に立って、現実にその重荷に耐えてみなければ、その知識の意味、言っていることの意味は分からないことが多い」ということを知らなくてはならないのです。
つまり、「たとえテストで百点を取っても、それによって経営ができるわけではない」ということを厳しく自戒しておかなければなりません。それは、「授業が理解できた」「本が理解できた」という意味であって、実践の経営で通じるかどうかは、別の話であるのです。
こうした「謙虚さ」は常に持っておく必要があると思います。
(15~17ページ)
どんなものであれ、学習したのに効果がゼロということはないので、将来への備えとしてまずは勉強しておくことは大事である。
「将来、社長になる」気持ちがあるならば、「創業の学」「帝王学」が下地に入っていれば、磁石が砂鉄を引き寄せるように、社長になるために必要な「知識」「経験」「人」が吸い寄せられてくる。
ただし、たとえテストで百点を取っても、それによって経営ができるわけではなく、実践の経営で通じるかどうかは別の話であるという「謙虚さ」は、常に持っておく必要がある──。
今日のお教えは、大川隆法先生が提唱しておられる「経営成功学」という学問分野において、学生が社長学を学んでおくべき意味はどこにあるのかについて、説かれたものです。
なるほど、なるほどと、とても腑に落ちるお教えです。
一般の商学部とか経済学部とかで、こういった「社長学」を学ぶことは、ふつうできないのだと思いますが、大川隆法先生は、それをこそ「経営成功学部」で講義する必要も意味もあるのだ、と教えて下さっているのだと思います。
本書一冊には、あの伝説ともいうべき経営コンサルタントである一倉定(いちくらさだむ)氏の経営学のエッセンスがぎっしり詰まっているように思えます。
そのうえ、公式テキストも一般書店売りされているようですが、こんな内容が一般公開されているというのならば、一体全体、大川隆法先生が創設されたハッピー・サイエンス・ユニバーシティ(HSU)では、どういった授業が実際に行なわれているんでしょうか。
そして、どんな学生たちが育っているのでしょうか?
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『危機突破の社長学』大川隆法著
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