ゆーぱの部屋 ~幸福の科学の教えから~
幸福の科学の教え(大川隆法先生の書籍)で、みなさまの人生の悩みや疑問などを解決するお手伝いをします。
 



ね、人生で成功するための秘訣って、ないのかなあ? なーんて疑問もってる人、いませんか?

幸福の科学の大川隆法先生は、『ヒルティの語る幸福論』において、有名な「幸福論」で名を残した哲学者、カール・ヒルティの霊の言葉(「霊言」)を、次のように伝えておられます。

 私は七十七歳ぐらいで死んだかと思うので、まあ、数十年の人生でございます。
 みなさん、わずか数十年であっても、考え方と毎日の過ごし方で、ずいぶん違ってくるものなんですよね。
 スイスには、過去、多くの人が生まれ、生き、死んでいったし、また、若いころには、優秀な方を、私はたくさん見てきました。私ぐらいの方は、ほかにもたくさんいたのではないかと思います。大学時代や若い社会訓練の時代等を見ると、優秀な方は、ほかにもたくさんいたと思うんですよ。
 ただ、七十七年の人生を終わってみると、私への社会的評価は、ある程度、定まってはいたのかなと思います。
 これは、ほとんど「勤勉な習慣の確立」の賜物なんですよ。
 それは、「『時間というものは、結局、神様からの最大の賜りものだ』ということを自覚しているかどうか」ということだと思うんですね。
 「自分の時間だ」と思っているからこそ、時間の“無駄遣い”をするんです。「神様からの授かりものだ」と思ったら、「今日一日において、何かを一歩前進させなければ、一日を終われない」という気持ちにかられるんじゃないかと思うんですね。
 明日、命があると思うな。
 これは、「明日もあるとは限らないですよ。だから、その日その日に積み重ねていくことが大事で、その積み重ねが、同じく平凡に出発した人たちの人生に差をつけていくものだ」と思うんですね。(中略)
 各人の一日の時間は、どのように使うことも許されているのですけれども、「その許された時間を、いったい、どのようにして、毎日、『建設的な方向』に積み立てていくか」ということが大きいのではないかと思うのです。
 私は、先ほど、「体系的な書物を書くほどの時間はなかった」ということを申し上げました。それはそうなのですけれども、そこまでは行かなくてもいいと思うんですね。「毎日毎日、煉瓦を一個積んでいく」ということを考えることが、結局、大きな仕事を成し遂げていくのではないかと思うんですよ。
 私のみならず、ほかの方々も、その多くは平凡な方々だと思います。
 「あるとき、神の偉大なるインスピレーションが下りてきて、ものすごい着想を得、それが世界的な大事業になる」という人もいるかもしれませんけれども、そういうことを願うより、「『毎日毎日、煉瓦を一個ずつ積んでいく』という堅実な仕事を、一定の年数続けていくと、それが、あるとき、大きな仕事に変じていくことがあるのだ」ということを信じたほうがいいと思います。
 私は、「成功の本質は勤勉にある」と思うし、「勤勉は習慣からできるものだ」と思います。だから、やはり、「努力して自分をしつけなければいけない」と思いますね。
(108~109、111~112ページ)

人生は、考え方と毎日の過ごし方でずいぶん違ってくるのであり、自由に使える一日の時間を、どのようにして毎日、建設的な方向に積み立てていくかが大きい。

偉大なインスピレーションを願うよりも、毎日毎日、煉瓦(れんが)を一個ずつ積んでいくような堅実な仕事を一定の年数続けていくと、それがあるとき大きな仕事に変じることがある。

成功の本質は勤勉にあるし、勤勉は習慣からできるものであって、勤勉な習慣の確立は、時間を神様からの最大の賜りものだと自覚しているかどうかである――。

カール・ヒルティは、生前に著名だった本業(法律家、大学教授、政治家)よりも、いわば副業としての著作によって、哲学者として後世に名を残している方だと聞きます。

何かを生み出して行くことを志すとき、今日ヒルティの語るところは、ものすごく心に響きますし、忙しい現代人の私たちにも、とても参考になる教えではないでしょうか。

このブログの毎回の記事は、ここでヒルティが説かれた煉瓦の1個になっているんだろうか。

私は「時間を神様からの最大の賜りものだ」と、しっかり受け止めていたんだろうか。

そんな反省の言葉が、心に浮かんできます…。

いずれにしても、わかりやすい現代日本語で、あのヒルティ先生の言葉を直接、学ぶことができる本書を、一人でも多くの現代人に強くお勧めしたいと改めて私は思っているのです。
 

『ヒルティの語る幸福論』

 大川隆法著


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