大川隆法先生って、政治思想書をたくさん出してると思うんだけど、ルーツはどこにあるのかなあ? なーんて疑問持ってる人、いませんか?
幸福の科学の大川隆法先生は、『スピリチュアル政治学要論――佐藤誠三郎・元東大政治学教授の霊界指南』(幸福実現党刊)のまえがきとあとがきで、こう説いておられます。
まえがき
若い頃は、一度政治学者を志したことはあったが、「思想」に親和性の高かった私には、プラグマティックで、この世的な論理性と共振する東大法学部の政治学とはもう一つ合わなかった。あるいは左翼的アカデミズムとは合わなかったと言うべきかもしれない。
本文中に、若干不遜な言葉や、尊大な態度を感じられた方には申しわけなく思うが、マルクスが『資本論』を書いて全世界の半分を赤く変えた仕事に対し、全く逆の方向から世界の思想革命を起こしたいと考えていたのだ。マルクスの共産主義革命が、旧約聖書の「千年王国」の理想を換骨奪胎したものであることは判っていたので、真なる神の政治理想を打ち樹てたいと思っていたのだ。
佐藤誠三郎教授(霊)には過分のお言葉を頂いたが、私の中の理想政治への想いを遠くから見守って下さっていたのだろう。「ご講義、ありがたく頂戴致しました」と心からお礼申し上げたい。
あとがき
私は今、現実の政治とも関わりつつ、明日の政治家の卵を育てるべく『HS政経塾』も指導し、二〇一五年開校予定の「幸福の科学大学」では、法学政治学等の学科の開設も模索している。
もう直接に私を教えてくれる人も少なくなる年齢と経験の人となってしまった。国師として歴代総理も叱っている。神の心を学問の銃弾にこめて発射しているつもりである。
あるいは孔子のように理想政治を説きつつも、実現させることのないまま力尽きるかもしれないと心弱くなることもあるが、いつも天上界の声が励ましてくれる。古代イスラエルの民は、メシアとは宗教と政治の両面から国民を救ってくれる天からの代理人だと考えていた。それが本当であると実証せねばなるまい。
(1~2、144~145ページ)
若い頃は、マルクスの『資本論』が全世界の半分を赤く変えたのと全く逆に、真なる神の政治理想を打ち樹てたいと思っていた。
今、現実の政治とも関わりつつ、政治家の卵を育てるべく『HS政経塾』も指導し、「幸福の科学大学」で、法学や政治学等の学科開設も模索している。
メシアとは、宗教と政治の両面から国民を救ってくれる天からの代理人であることを実証すべく、神の心を学問の銃弾にこめて発射している──。
東大の政治学教授だった佐藤誠三郎という方のお名前を、初めて聞く方も多いと思います。
この佐藤誠三郎教授の霊が熱く語った本書をひもといたとき初めて、大川隆法先生の政治思想形成のプロセスが分かった気がする方も、また多いのではないでしょうか。
2013年に刊行された本書は、その新鮮さをまったく失っていないように思います。
本書は、幸福実現党や、大川隆法先生の政治思想に興味がある方にとって、必読文献の一つであると改めて私は思っているのです。
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『スピリチュアル政治学要論――佐藤誠三郎・元東大政治学教授の霊界指南』
大川隆法著
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