「滝」の俳句~私の心に見えたもの

220728 佐々木博子(「滝」瀬音集・渓流集・瀑声集 推薦作品より)

復旧の鳥居を映し植田かな 浅野 広 「滝」7月号<滝集>

2012-07-17 04:16:58 | 日記
 東日本大震災の復興がなかなか進まない中、震災前の状態
に戻った鳥居。子供の頃から其処にあり、故郷の変わらない
景色だった鳥居が震災で壊れてしまった時のショックが強く
あったのでしょう。田植の間もない田圃に映った真っ赤な鳥
居。主宰は「水には何でも映る、それは、そろそろ卒業しよ
う」というような事をおっしゃる。それでも詠みたかった鳥
居の景。嬉しさが伝わってきました。(H)