行雲流水

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烏鷺滝が 愛国心について語る

2011年02月11日 | 禅の心
○日本人は、もともと愛国心よりも愛郷心という概念の方が強い。

○日本は、奈良時代くらいから一つの国家としての意識はあったが、外国と言えば中国と朝鮮半島が意識されていたくらいであった。

○日本という国家を強く意識するようになったのは、明治以降である。

○愛国心という概念は、明治以降に欧米から輸入されたものと言った方がいいかもしれない。

○人に「好きになれ」と言っても、簡単になれるものではないのと同じように、若い人に愛国心を持てと言っても簡単に持てるものではない。

○好きになってもらうには、自分自身を磨いて魅力的なものにしなければならないように、国家も魅力的なものにしなければならない。

○親は我が子が、他人と仲良くして好かれる人になって欲しいと願うように、自国がまわりの国と仲良くして好かれて欲しいと願うのが愛国心である。

○愛国心には平和を切望する気持ちがなくてはならない。
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