行雲流水

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澤木興道老師の言葉

2018年07月13日 | 仏の心
○今の世の中の人間は、オカシナことに自分の人生を、しみじみと考えてみたことがない。われわれ過去永劫の昔から、何ぞ煮えきらぬものを持ってきており、「あの人もそうじゃ、この人もそうじゃ」と、それで平気でいるだけである。これがグループ呆けというもんじゃ。人並みでありさえすればいいと思うとる。サトリとは、自分の人生を、しっかりと持つことでなければならぬ。グループ呆けがなくなることである。

○仏教というものは「ああ人間に生まれてきてよかった」ということを教えるものである。

○よう「禅をやって、ちょっとマシな人間になろうと思いまして」と言うてくるのがある。坐禅は人間の修養ではない。人間の廃業である。


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