行雲流水

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禅語(4)和敬清寂

2015年04月03日 | 禅の心
和敬清寂・・・千利休の言葉です。

「和」は、和え物の和です。同じものが仲良くするのではなく、性質の違うもの通しが一緒に何かをしたり、仲良くすることです。

和敬清寂は、別々の4つのことがらではなく、和→お互いに敬い合う→すがすがしくなる→落ち着くというふうに、一つの概念として考えることができます。

千利休は、茶席では、武士も町人も関係ない、東軍も西軍も関係ないと考えました。

現代風に言えば、貧しい人も富める人も、同じ人間として、一つの空間でひとときを過ごそうということです。

お茶の席に自民党も共産党も関係ありません。個性は違っても同じ人間なのです。

相手や自分にレッテルをはって、がんじがらめにしてしまうほど、悲しいことはありません。

澤木興道老師の言われる、「撃ち方やめ」が禅の心であり茶の心です。攻撃をやめたところに、真実はあるのです。



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