行雲流水

仏教をテーマとした記事を掲載しています。

自己を見つめることから

2012年08月03日 | 禅の心
いじめについて、毎日様々な意見が飛び交っています。いじめが人ごとだと皆が思っているいるうちは、決していじめはなくなりません。いじめの加害者は自分が加害者であるという意識がないからです。自分自身は、本当に人権侵害をしていないのか、いじめをしていないのかということをよく点検してみる必要があります。
 禅のテーマは自己を見つめること。法然上人、親鸞聖人の「悪人正機」は、「自分の中の悪を自覚しなさい」ということです。
 自分は人権侵害をしていない。自分は善人だと信じきっている人が一番危ないのです。自分の中の悪を点検することが、幸せへの近道なのです。

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