行雲流水

仏教をテーマとした記事を掲載しています。

お金は あの世に 持って行けぬ

2009年12月04日 | 禅の心
わが子よ わが財よと

愚者は 思い悩む

わが身さえ わが自由にならぬを

何のわが子ぞ 何のわが財ぞ


子供でさえ、「お金があれば何でもできる。」「お金が幸せの物差しだ。」

と、言うようになってしまいました。

お金持ちが尊敬されているのではなく、人はお金に頭を下げているのです。

仏の教えとは、ある意味、社会主義、共産主義に似たところがあります。(あくまでも似たところがあるというのであって、そのものではありません。)

財産や自分の体でさえ、仏さまからの預かりもので、自分が所有しているわけではないという考え方です。

だから、最後には自分の体や財産をあの世に持って行くことはできません。

「お金を積むより徳を積め」と言います。

お金を持っていることで尊敬されるよりも、徳を持っていることで尊敬される方が良いと思います。

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