行雲流水

仏教をテーマとした記事を掲載しています。

山田無文老師の言葉

2011年02月15日 | 禅の心
○日本人自身も科学技術のもたらす公害や交通事故に苦しめられて、ようやくわずかながら、西欧文明による人間の幸福の限界に気づき始めているではありませんか。

○明治維新は、仏教を排斥した。廃仏毀釈です。いわば、日本の文化と民族性を育んだ母の力を否定しようとしたわけだ。

○仏教とは、自分と他人の区別をなくし、国と国との争いを禁じ、侵略を戒め、人間平等に徹することを教えたものです。明治政府の富国強兵策は、この仏教の自利利他、慈悲平等心を邪魔に思い、つぶしたのです。

○寺院住職は葬式と法事で手が回らん。ヘルメットをかぶってバイクに乗り、葬式に行きおる。葬儀屋の親方だな。

○今日の仏教教団は、仏教を何も教えないところなのです。

○緋の衣に金襴の袈裟をかけ、ゾロゾロ並んでお経を読む、それだけやないか。

○ありゃ花魁道中や。私はそういっとる。仏教やない。