カワサキがファクトリ支援の形でアジアロードレース選手権に出場しているので、注目している。
その第4戦が、カワサキのホームコースであるオートポリスで開催された。
「アジアロードレース選手権SS600 第1ヒート」(9月10日):
金曜日の予選では、ポールポジションの藤原(克)から5番手の岡村(光)までを日本人ライダー勢が占めた。
土曜日の決勝レース1では、レース終盤の9周目に入るストレートで藤原のマシンがガクッとスローダウンすると、
直後の1コーナーで津田も転倒し、デチャがトップに浮上。
そのままチェッカーを受け、SS600は予想もしてなかった結果となった。
決勝第1レース、
1位 デチャ・クライサルト
2位 アズラン・シャー・カマルザマン
3位 ハフィズ・シャーリン・アブドゥラ
予選では5番手まで日本人が独占していたのだが、決勝の表彰台には日本人が誰もいなかった。
日本人にとって、屈辱的なお粗末なレースのようだ。
「アジアロードレース選手権SS600 第2ヒート」(9月11日):
決勝第2レース
1位 藤原(克)
2位 大崎 (誠)
3位 ハフィズ・シャーリン・アブドゥラ
何とか、第2ヒートは日本人が勝ったが、極めて肉薄したレースのようで、1位と3位のゴール差は0.7”。
ベストラップも殆ど差なし。
そして、あるブログでの説明はこうだった。
第1ヒートで優勝したデチャ・クライサルトが、記者会見で、「アジアの選手と日本の選手との違いは何?」との質問の答えは、
「日本人と技術的な差は無いね。まったく引けを取る事は無いよ。あえて言うならば、日本人選手の方がマシンが良い。あと、ここは彼らの地元だから、地の利があるよ」
もう彼らの心の中には、日本人とのギャップは全くない。
ビジネスの世界では、早くからグローバリゼーションの波が押し寄せ、アジア諸国との関係を抜きには語れなくなっている。
しかし、二輪ロードレースの世界では、ほんの数年前まで技術もマテリアルも大きな格差があったのだ。
それが、この数年で、恐ろしいほどのレベル向上を果たし、ついに、日本人トップライダーたちを相手に、完全なる勝利を果たした。
近い将来、アジアの選手が活躍する場は世界に移り、そして、世界と対等に戦う日も遠くない事を予感させた。
それにしても、アジアロードレース選手権のSS600やアンダーボーンクラスでのヤマハの出場台数が多いのにはビックリした。
全日本やスーパーバイク世界選手権からヤマハファクトリーの撤退報道では、ヤマハはMXやロードレース界から一時撤退するのかと気にしていたが、
ところがどっこい、抑えるべき市場ではしっかりと種を蒔いている。 さすがだな。
1500万台~2000万台市場にならんとする東南アジアの二輪市場で、モータースポーツ文化を根付かせる絶好の機会でもあるようだ。
流行でしか捉える事ができない日本のモータースポーツを飛び越し、大二輪市場である東南アジアは二輪スポーツでも大いに魅力ある市場のように感じた。
150-250ccクラスのアジア選手権を計画してくれないかな
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/20/f2/c7c202e525ef923463ff910d7a954d7d.jpg)
余談になるが、
日本で開催されるゴルフの賞金レースでの日本選手と韓国選手とのレベル差について、張本勲さんが「サンデーモーニング」で言っていた事を思い出した。
「日本選手は勝つために参加しているが、韓国選手は生きるためゴルフをしている」、と。
その第4戦が、カワサキのホームコースであるオートポリスで開催された。
「アジアロードレース選手権SS600 第1ヒート」(9月10日):
金曜日の予選では、ポールポジションの藤原(克)から5番手の岡村(光)までを日本人ライダー勢が占めた。
土曜日の決勝レース1では、レース終盤の9周目に入るストレートで藤原のマシンがガクッとスローダウンすると、
直後の1コーナーで津田も転倒し、デチャがトップに浮上。
そのままチェッカーを受け、SS600は予想もしてなかった結果となった。
決勝第1レース、
1位 デチャ・クライサルト
2位 アズラン・シャー・カマルザマン
3位 ハフィズ・シャーリン・アブドゥラ
予選では5番手まで日本人が独占していたのだが、決勝の表彰台には日本人が誰もいなかった。
日本人にとって、屈辱的なお粗末なレースのようだ。
「アジアロードレース選手権SS600 第2ヒート」(9月11日):
決勝第2レース
1位 藤原(克)
2位 大崎 (誠)
3位 ハフィズ・シャーリン・アブドゥラ
何とか、第2ヒートは日本人が勝ったが、極めて肉薄したレースのようで、1位と3位のゴール差は0.7”。
ベストラップも殆ど差なし。
そして、あるブログでの説明はこうだった。
第1ヒートで優勝したデチャ・クライサルトが、記者会見で、「アジアの選手と日本の選手との違いは何?」との質問の答えは、
「日本人と技術的な差は無いね。まったく引けを取る事は無いよ。あえて言うならば、日本人選手の方がマシンが良い。あと、ここは彼らの地元だから、地の利があるよ」
もう彼らの心の中には、日本人とのギャップは全くない。
ビジネスの世界では、早くからグローバリゼーションの波が押し寄せ、アジア諸国との関係を抜きには語れなくなっている。
しかし、二輪ロードレースの世界では、ほんの数年前まで技術もマテリアルも大きな格差があったのだ。
それが、この数年で、恐ろしいほどのレベル向上を果たし、ついに、日本人トップライダーたちを相手に、完全なる勝利を果たした。
近い将来、アジアの選手が活躍する場は世界に移り、そして、世界と対等に戦う日も遠くない事を予感させた。
それにしても、アジアロードレース選手権のSS600やアンダーボーンクラスでのヤマハの出場台数が多いのにはビックリした。
全日本やスーパーバイク世界選手権からヤマハファクトリーの撤退報道では、ヤマハはMXやロードレース界から一時撤退するのかと気にしていたが、
ところがどっこい、抑えるべき市場ではしっかりと種を蒔いている。 さすがだな。
1500万台~2000万台市場にならんとする東南アジアの二輪市場で、モータースポーツ文化を根付かせる絶好の機会でもあるようだ。
流行でしか捉える事ができない日本のモータースポーツを飛び越し、大二輪市場である東南アジアは二輪スポーツでも大いに魅力ある市場のように感じた。
150-250ccクラスのアジア選手権を計画してくれないかな
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/20/f2/c7c202e525ef923463ff910d7a954d7d.jpg)
余談になるが、
日本で開催されるゴルフの賞金レースでの日本選手と韓国選手とのレベル差について、張本勲さんが「サンデーモーニング」で言っていた事を思い出した。
「日本選手は勝つために参加しているが、韓国選手は生きるためゴルフをしている」、と。