野々池周辺散策

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Kawasaki Team Green 30周年 - 話題3題 (Team Green その4)

2011-09-14 06:34:15 | 二輪事業
Kawasaki Team Green 30周年- 話題3題

その1.
「Monster Energy Kawasaki Team Green Debuts 30th Anniversary Film at Oakley Theater Irvine, Calif. (September8, 2011)」

Team Green 30年の歴史を纏めた短編映画「Grassroots(草の根)」がカリフォルニア Irvine の Oakley Theaterで上映された。

1981年、カワサキは全米の主要なアマチュアモトクロスのイベントでカワサキライダーをサポートするための Team Green を結成した。
そして、30年間にわたり成長した Team Green プログラムは、現在世界で最も成功したアマチュアのレースプログラムとなっている。
Larry Ward, Jeff Matiasevich, Mike Kiedrowski, Jeff Emig, Jeremy McGrath, Kevin Windham,
Ricky Carmichael, Ty Davis, James Stewart,Blake Baggett, Dean Wilson 達の有名ライダーを輩出し、
そして 2011 FIM World Supercross Champion と AMA Motocross Champion である Ryan Villopoto も卒業生の一人である。
全米のミニMXバイクの若いライダーのサポートから始まり、アマチュアモトクロス、オフロード、フラットトラック、RUVレース等の本格的なレーシングプログラムへと成長した。
そのTeam Green 活動の核となる考え方は「カワサキの製品とライダーの楽しみを側面援助する、”草の根活動”」である。


Oakley Theater Irvineでの「Team Greenの草の根活動」映写会とパネルディスカッション


Team Green manager: Dave Jordan, Bruce Stjernstrom, Ron Heben, Reid Nordin


Team Green の初代managerだった、 Dave Jordan は大変苦労して Team Green 組織を立上げ軌道に載せてくれた最大の功労者だろう。
全米のアマチュアモトクロスレースにおいて、ライダーのためにトラックサイドサービスに務めた。
このような休日の休みも殆ど取れない献身的な仕事は普通の米国人サラリーマンにはまず出来ないことだった。
従って、Team Green が上手く回転し始めると少なからずやっかみの声も聞こえてきたが、
Dave Jordan みたいな人材がいなかったら、とうの昔に組織は破綻していたと思う。
勿論、KMC歴代社長の理解があったことも幸せであったが。

こうして、歴代のTeam Green manager が揃うと、Team Green の素晴しい歴史の1ページを感じる。


その2.
「Kawasaki Team Green's KX Proof From Loretta Lynn's」

AMAアマチュアナショナルモトクロス選手権中に、ロレッタリン牧場での、 Ryan Villopoto、 Dean Wilson 他のカワサキライダーとのインタビュービデオである。
ゼッケン#92のAdam Cianciarulo のインタビューは見ものだ。Adamは極めて近い将来のMXの大スターになる素材だ。

Loretta Lynn には二度ほど訪問したことがあるが、アマチュアモトクロスの甲子園と称される Ponca City レースと日にちをずらして開催されている。
Ponca City レースがNMA主催で、Loretta Lynn はAMA主催だが、出場する選手は全米のトップアマチューライダー達なので両レースに出場する選手が多い。
ナッシュビル空港から Loretta Lynn 牧場に来ると、100°F超の猛烈な暑さの Ponca City に比べ湿度が高く、道々には蝉が鳴いていたという記憶がある。  
それにしても、ビデオを見ていると、Loretta Lynn のスタートラインやコースレイアウトの基本コースは30年弱前と何にも変っていないようだ。
Ponca City に比べれば、大きな木が沢山あるので暑さは幾分かしのぎ易い。

ちなみに、Loretta Lynn で開催されるAMAアマチュアナショナルモトクロス選手権も1981年に始まったので丁度30年の記念の年になった。

(私事で恐縮だが、Loretta Lynn だったと思うが、暇している時、Eddie Warren の親父に誘われてバーボンの地酒を頂戴した。
夕食時間に近かったので、この冷したバーボン(かなりの度数であった)が旨かったので大分飲んだところ、丁度晩飯の頃酔いが回ってきて、
 夕食に頼んだ名物のナマズ料理を食べれなかった。
 一緒にいた、小松君を一人レストランに残してベットに転がり込んだ苦い思い出がある・・・27、8年前の昔話)


その3.
「Top 15 Team Green Amateur Riders」
 
Team Green 30年間における、米国誌「Racer X」が選んだ Team Green アマチュアライダーのベスト15。
 
15. Mercedes Gonzalez (女性)
14. Dennis Hawthorne
13. Jeff Matiasevich
12. Brock Sellards
11. Eddie Warren
10. Adam Cianciarulo
9. Billy Liles
8. Destry Abbott
7. Jeff Emig
6. Brian Swink
5. Nick Wey
4. Robbie Rynard
3. Kevin Windham
2. Ricky Carmichael
1. James Stewart

世界のモトクロスを代表する素晴しい選手ばかりだ。


       Kevin Windham (懐かしいオレンジのKXロゴ)



ちなみに、Eddie Warren と Jeff Matiasevich は全日本モトクロス選手権でカワサキからレース参戦しチャンピオンを獲得した。
特に、カワサキ初の外人MXライダーとして選んだ Eddie Warren が日本のレース界からリタイアする際、
菅生のMXコースだったと思うが、東福寺選手のメッセージは素晴しく、Eddie Warren に対し最大級の評価をしてくれた。

東福寺選手の挨拶を聞いて、Eddie Warren の選択は間違いなかったし、全日本MXの地位向上に大いに貢献したと確信した。




  
コメント
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