野々池周辺散策

野々池貯水池周辺をウォーキングしながら気がついた事や思い出した事柄をメモします。

芳香

2020-10-26 06:39:43 | 
晩秋、この季節になると、野々池周辺や近隣住宅から良い香りが漂ってくる。
例年だと、10月初めに満開となる金木犀の芳香が終わりになって、その1週間位経って初めて、家の玄関横の柊(ヒイラギ)の白い花から金木犀とは一味違う変わった芳香が漂ってくるが、今年は少し違う。金木犀の芳香全開と柊の花の咲き始めが同時に、その芳香が一緒に漂い始めた。柊の芳香は自然な香りで、どきつい金木犀の芳香より上品に感じるからすぐに分かる。金木犀の香りは辺り一面を覆い隠すように鋭い強烈な匂いがするのに比べ、柊はほのかな甘ったる香りがする。数年前、家の玄関脇と庭の中央に植えていた「バベ」の樹を根元から切ったので、今、家の中で一番目立つ植木は「柊」、家を建てて直ぐに植えたのでかなりの時間が経つが、同じ場所に植えて、毎年2回の剪定が大変だが、この香りがしだすとホット一安心だ。柊は樹一面に白い花が咲く。花の形は金木犀と同じ形に見えるも、柊は白色、金木犀はオレンジ、葉の形は違って柊の葉の周りは鋭い棘がある。だから、多分、柊も金木犀も同じ仲間なんだろうと思う。でも、あの柊の純白の花には何とも言えない清楚な美しさがあって、ほのかな香りとともに捨てがたい魅力でもある。
 
 
柊は棘があるので、古くから邪鬼を払うと近くの造園の親父に教えられたので玄関脇に植えることにした。
家を建てた後、満まるに剪定した植え木が欲しかったので、丁度良かった。大きくなり過ぎないように毎年2回剪定するが、それでも直径約2.5m、高さも3mを少し越した程度になっている。しかし、この柊、テントウムシに良く似たハ虫に食害され易い。春に新葉が出始める頃になると、葉の裏から幼虫が入り込み食害され、葉っぱを丸めて新芽を潰してしまう。食害された葉は枯れたり、食されたまま葉は成長しない。従って、春の幼虫の食害前に、スミチオンで葉の消毒を毎年欠かせない。

何時もなら、9月終わり頃から強い芳香がするので、花が咲き始めたと気付くが、今年は遅く、10月中旬に咲き始め、次第に辺り一面に芳香が漂い、今の時期、樹の根元部分に咲く花が元気を維持している程度で大方の花は散る寸前。満開を過ぎ、黄色の花弁が地面に落ちて一面黄色に染まり、22日から23日にかけての雨で、その花も風に吹き飛ばされ地面に落ちた。今年もあと2ヶ月とすこし、これから晩秋へと向かう。
 




コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 国産ジェット旅客機 空回り | トップ | 思い出した »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

」カテゴリの最新記事