最近気になっている事件記事について、全く同感と思った意見があるので引用した
★尖閣、竹島問題:
尖閣、竹島問題について、元外務官僚の佐藤 優氏が「眼光紙背」に下記の様に書いている。
尖閣問題と竹島問題についての日本政府のダブルスタンダードを止め、国際世論を日本に引き寄せる外交戦略を政治主導で構築せよという意見だが、全く同感!!
「竹島問題に関しては、日本は領土問題が存在すると主張し、韓国は領土問題が存在しないと主張している現状を、第三者が客観的に見る場合、領土問題が存在することになる。
それだから、ICJ(国際司法裁判所)への提訴を含む外交交渉を日韓両国が行うべきである。
このような日本の主張は、国際的に説得力を持つ」
「尖閣問題に関し、日本は領土問題が存在しないと主張し、中国と台湾は領土問題が存在すると主張している。
客観的に見れば、国際社会から、日本が竹島問題と尖閣問題でダブルスタンダード(二重基準)を用いていると認識され、日本の誠実さが疑われる危険が存在する。
この危険を回避するための外交戦略を外務省が考えているとは思えない」
「結果として、尖閣の主権を維持し、竹島の主権回復を図る外交戦略を政治主導で構築する必要がある。
中国が、尖閣諸島の領有権を主張してきた場合、日本は恐れることなく交渉に応じるという方針に転換すべきだ。
そして外交交渉の場で日本が中国に対して、「歴史的にも国際法的にも尖閣諸島が日本領である」と毅然と主張し、
これを国際社会に対して発表すべきだ。尖閣を巡っては、逃げ腰の姿勢ではなく、外交交渉の場で日本の立場を理路整然かつ毅然と主張することがわが国益に適う」
今日(18日)の神戸新聞に、中国は共産党大会が終わる秋以降にも200~300隻規模の大漁船団を送り込む可能性があるという。
それは、領土ナショナリズムの「ガス抜き」の目的とあるが、別の報道では汚染海域に取り囲まれた中国沿岸漁民は、漁獲量が減ってあえいでいるとの記事もある。
遠洋の尖閣周辺に出ると魚は豊富だが、今度は漁船の燃料が足りない。今回の船も、資金が集まらず、燃料が買えず、台湾からこっそり提供されたという。
強行上陸した抗議船の舵は破損、燃料もないが、日本政府を脅させば、うまくいくと修理してくれ、その上燃料も水も食料品もいただける。
帰国すれば英雄だし、どんどん金も集まってくるので、後に続く漁民と活動家は激増する。
とにかく彼らは金がほしいということらしい。
ここ最近、中国関連の本を数冊読んでいるが、その考察から言えば、尖閣諸島の領有権問題は中国にとっては格好の金の稼ぎ場所になるようだ。
彼らは尖閣諸島領有を遠大な時間をかけて攻めてくるだろう。中国の歴史の一部だけを読み解いてみても、こんな事例はごまんとある。
とにかく、日本国の領有として示すならば早急に日本人の居住を設置し、国際的に領有権を主張し続けて既成事実化する以外に方法は無いように思う。
尖閣は日本の固有の領土といくら言っても、中国も同じ主張を繰り返している限りにおいては、国際的に領土問題があるとしか認知されない。
木の下で坐して落ちてこいと願うだけではリンゴは手元には落ちてこないし、先に中国が手を伸ばせばリンゴは中国のもの。
★慰安婦問題:
韓国の慰安婦問題について、池田信夫ブログに慰安婦問題の起こりが記載されている。 判り易い!!
そもそも問題の発端は吉田清治のフィクションで、これが全くの嘘(本人も嘘と認めた)だった。
この話を聞いて賠償金を取ろうと画策したのが社民党の福島瑞穂弁護士。
秦氏の本によると、慰安婦訴訟の原告だった文玉珠は3年で25000円(今なら1億円以上)の貯金をしたが、
軍票が紙屑になったので返せというのが当初の訴訟だった。しかし一審で負けたので「強制連行」で脅すことにした
(慰安婦の月収は今でいうと200万円ぐらい。「強制連行」してきた労働者にそんな賃金を払うはずがない。
旧陸軍の年俸6600円(大将)、二等兵月13円。昭和10年代後半で、戦地で月収400円の従軍慰安婦は将官の収入。
韓国の慰安婦募集ビラ(韓国政府のウェブサイトにあったが削除された)によれば「月収300円以上」。
これは今の物価で150万円ぐらい。こんな高給の「強制労働者」がいるだろうか。・・・池田信夫ツイッター )
池田信夫ブログ:「慰安婦問題の「主犯」は福島瑞穂弁護士」
「要するに戦争をネタにもうけようとたくらんだ旧軍人が「軍の性奴隷」という猟奇的な話をでっち上げ、
それを政治的に利用しようとした日本の弁護士が韓国人をけしかけ、朝日新聞がそれに乗せられたという構図だ。
したがって主犯は福島氏で、朝日は問題を拡大した共犯である」
「この騒動で福島氏は「人権派弁護士」としてマスコミにデビューし、国会議員にもなったが、彼女のおかげで日韓関係はめちゃくちゃになった。
今回の慰安婦騒動に彼女が沈黙を守っているのは、ここまで嘘がばれてしまうと取り繕いようがないからだろう。
朝日新聞とともに彼女にも説明責任がある。国会で説明すべきだ」
★「小野田寛郎さん従軍慰安婦を語る」:
小野田さんが話すと真実だと聞こえてくる。
若い兵隊の性問題解決のための慰安所があったの事実だが、軍隊が朝鮮人等を強制的に連れてきて慰安所に押し込んだと言う事実は無い。
★浜田幸一が書いた「日本をダメにした九人の政治家」を読み終わった。
浜田元議員は指摘された八人を何れも職を利用して利権を貪り国民を顧みなかったと糾弾している。
色々な理由があってマスコミもこれ以上に追求しなかったので、ハマコーが書に書いて糾弾したものだが、実に判り易く面白く書けていた。
「ハマコー」と言う政治家は暴れん坊とのイメージが先行してしまったが、根は非常にまじめな政治家のはずだと思っていたら、
石破茂衆議院議員が自身のブログに「ハマコーの人柄」を書いている。
「さる8月5日、元自民党衆議院議員 浜田幸一先生が逝去されました。享年83。
昭和58年、夏の暑い日だったと思うのですが、私が田中派木曜クラブの派閥秘書を務めていた頃、
目白のご自宅で田中角栄先生が「キミも政治家になりたいのだったらハマコーの演説だけは聞きに行って勉強して来い。
聴衆を笑わせ、泣かせ、その気にさせる。あれが演説というものだ。他のヤツの話は聞かなくてもよい。」と仰ったことを鮮明に覚えています。
その後何度か浜田幸一先生のお話を聞く機会がありましたが、確かにあの演説は一種の「芸」の域に達していたと思います。
計算ずくだ、やらせだなどとの批判はありましょうが、やはり政治家の原点は演説にあると思わされました。
私などとてもその足元にも及びませんが、あの田中先生の教えはとても有り難かったと感謝しております」