goo blog サービス終了のお知らせ 

野々池周辺散策

野々池貯水池周辺をウォーキングしながら気がついた事や思い出した事柄をメモします。

ヒマラヤユキノシタが咲き始める、2024年

2024-01-10 06:20:54 | 
いつもなら、3月中旬頃から4月にかけて満開になる庭のヒマラヤユキノシタだが、正月明け、大きな葉っぱを少しずらしてみると、小さな花の先端が見えた。葉っぱの間に、花茎は見えず、また蕾も見えず、ただ桃色の花弁だけが見える。この時期のヒマラヤユキノシタはこうゆう風に咲くのかと初めて知った。それにしても、蕾がないのは解せぬと別の茎を探すと、葉っぱの合間に蕾はしっかり付いている。
  
 「ヒマラヤユキノシタの蕾」

耐寒性が強いせいか、冬の寒さにめげず、葉を落とすこともなく、太い茎が地面を横に這っている。花が咲いたと気が付くのは、葉の間から褐色のひょろりと花茎を長く伸ばし先端に順次花序をつけ咲いていく、3月の中旬。庭の仕切りしている石の近く、ぐっと頭を持ちあげて咲くので、生育条件としてはよいとは言えないが、随分とタフな植物だといつも感じ入っている。小粒の花の寄合や、分厚そうな葉を見るとベゴニアに似るが、特徴なのは図太い黒茶色の茎。うまく写真を撮ろうと、茎の角度を移動させようとしたが、太い茎がびくともしない、この辺の頑固さが気に入っている。たくさんの花弁をつける3月中旬の花はよく目立つが、1月の正月明けから花を咲かす準備にかかっているのがよく分かった。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

庭の万両、2023年12月29日

2023-12-29 06:44:58 | 
  
今日は29日、2023年も残り2日。
つい一週間前は、このシーズン一の寒波到来とかで昼間の気温も2度ぐらいの低温となって寒さが一挙にやってきた感があったが、今週は正月を含め10度前後の暖かい日が続くようだ。冬になったとは言え、暖かい日の方が断然過ごしやすいに決まっているから、1.5度上昇を食い止めようと脱炭素だとかやれ水素だとか欧州各国が躍起になっているのを我々年寄りは全く理解できず、ましてやこのように気温差をもろに感じると、やっぱり暖かい方が断然良いに決まっている。朝、庭に出ると、万両が目に付く。柊の下に隠れて様にひっそりと「万両」の実がキラキラ輝ている。数年前までは、数本の「万両」と「千両」の植木もあったが、今は柊の下の「万両」が1本だけとなった。
  
  

それでは皆さん、今年一年ありがとうございました。
良い年をお迎えください。
  
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

庭のサフランが咲き始める

2023-11-08 06:11:16 | 
サフランの球根をもらったので、庭に植えてみた。
サフランの本場は中近東だと思ったので、10月中旬に、あまり雨が当たらない軒下近くに植え、水やりもあまりしないでほったらかしに近い状態にしていた。すると、なんと、季節が良かったのか、時間も置かず芽が出て花が咲いた。一つに球根に鮮やかな青紫色の花が咲き、サフランの3分裂した赤褐色の糸状の雌しべがくっきりと出てきた。これが有名なサフランの雌しべ。これを抜きとり乾燥させたものをスパイスとして利用するが、強い特有の芳香がするとあるので嗅いでみると、雨後のせいかあまり香りを感じない。だがなんと言っても、写真でしか見たことがない花ので、貴重な花なんだろう。 
   

神戸でペルシャ絨毯や中近東の雑貨を販売している娘の店で、以前、サフラン茶を飲ませてもらったことがある。サフラン茶の味や香りはと言うと、一般的な紅茶とは異なり、ほんの少し干草に似た香りで少々クセのある味わいで、強いサフランの香り(私はもともとどんな香りかは知らない)はどれがそうか分からない。どちらと言えば、不可思議な紅茶だが、家庭でよく飲む紅茶より柔らかく素朴な味で何杯も飲めそうな感じがした。むしろ、おーっと感じたのは血流が改善されるせいだろうか、飲んで1時間ほどたつと、顔がほてってきた。サフランの効能については「サフランの効能とは?さまざまな美容効果がある魅力的な香りに迫る」に、より詳しく書いてある。

興味があったので、サフランを少し調べてみた。サフランは、花のめしべが古く(3000年以上前から)から世界中でスパイスや染料・香料・生薬、特に女性生薬などに利用されてきたそうだ。2017年のナショナルジオグラフィック「世界一高価なスパイス、サフランの知られざる歴史」によると、サフランは世界で最も高価なスパイスだそうで、5年前、1グラムで16ドルもの値がつくそうだ。さらにビックリは、
 
2015年のCNNニュース「Iran's homegrown treasure: the spice that costs more than gold」には、サフランは金より高くて65$/gとあった。

更に、「サフランって何?」を調べていると、
その歴史は古く、旧約聖書にも芳香を放つハーブと記されているほどで、サフランは色と香りの両方の働きがあるハーブとして重宝されているとある。使えるのはめしべの部分だけだから、300~500個の花からわずか1gしか採取できず、もっとも高価なハーブ・スパイスとしても有名だそうだ。イランは世界の最大生産量を占め、その生産量は全生産量の9割以上占めている。イランでは国内で利用するほか、その大半が輸出され、イランは世界最大の生産国であると同様にサフランの最大の輸出国でもあるそうだ。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

秋の茗荷、2023

2023-10-11 06:24:47 | 
10月も中盤、このところ毎日、昼間の外気温は24度前後の半袖か長袖か迷う季節だが、朝夕の気温は17、8度に下がるので結構寒い。野々池ジョギングコースに出てても汗びっしょりになることはなく、微かに出た汗を手拭いで拭く程度。
 
気がついたら茗荷が取れている。
8、9月、あまりの暑さに茗荷の葉の先端が枯れ始めたので、今年も終わりかと思って根本を探していると結構な数の茗荷の花穂があった。

狭い庭に植えている茗荷だが、別に日当たりを要求するわけもなく日当たりが少し悪くとも梅雨の雨を吸って良く育ち、夏場になると何度でも収穫できるから重宝していた。一昨年、茗荷を全んぶ掘り起こし、その苗を欲しい人に配り、残った苗を再度埋めなおした。その翌年、つまり昨年は葉の成長も悪く、夏の成長時期に茗荷の葉っぱが枯れだしたので、日陰を作ってみたりもした。すると葉枯れは少なくなり花芽も出始め、何とかは食べれる程度までになった。そして、2年目の今年は、葉っぱの成長はすこぶるよく葉枯れなどなく青々して、徐々に花芽が出てきたが、以前のようにわんさかとは花芽は出てこなかった。一番成長する梅雨時にも出る芽の数が少なかった。そのうち、先に出た葉っぱの先端が枯れ始める。で、今年も失敗かと案じたが、10月も中旬、この数の茗荷の花穂が採れた。庭の茗荷はしっかりと育っていたのだ。 
  


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

今の庭の花

2023-09-08 06:14:03 | 
9月に入って7日。
小雨でも降ると途端に涼しくなり、すると庭の景色も変わって、今の庭は色気が少ない。

真夏の強い日ざしの中でも元気に咲き続けたマツバボタン。茎が這うように広がり、枝分かれしながら専有面積を広げる。水やりなんかの手入れもほとんどしないが良く育つ。桃色の ゼヒランサスは6月ごろが満開であったが、今9月初めに思い出したように再び花を付けている。だが、明らかに桃色の濃さが違う。いつ見ても清楚な感じのする花だが今はかなり薄い色となって咲いている。
 
 ニラの花、この花もじっと見ていると面白い形をしている。ニガウリの花は今も咲き続ける。
 



コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

アゲハの幼虫

2023-08-09 05:48:03 | 
最近、食卓に上ってこないな~と不審に思っていた、庭のパセリ。
このパセリ、庭の空き地に種を撒いて成長し始めたころ、春先から夏にかけて良く食べたものだが、よく見ると今、アゲハの幼虫の餌になっている。数えたら10匹ほどのアゲハの幼虫がせっせとパセリを食べている。今の時期のパセリ、大きくなり過ぎて下の方から茶色に干からびているが、葉っぱはまだ健在。
  
ず~っと前、このアゲハの幼虫をガラスの虫籠にいれて飼っていた時期があった。サナギから成虫になって飛んでいくまで部屋の中で飼っていた。で、毎日、庭のパセリの葉をとっては虫籠に入れ、庭のパセリにも幼虫がくっついているので、暫くすると庭のパセリの葉が坊主になる。その度、近くのスーパーから調達して幼虫の餌にするが、この幼虫、スーパーを選り好みしていた。近くの灘生協のパセリしか食べない。灘生協のパセリは、これがまた高いので、違うスーパーの物に変えると食べないという、困った経験がある。

それ以来、庭のパセリの葉がなくなろうが幼虫がいても放置している。葉がなくなると、いつの間にか幼虫は何処かへ行き、坊主になった茎に再び葉が出揃うといつの間にか帰っているのを繰り返す。庭の野菜類には一切、消毒していないのでこのような幼虫が若葉をよく食べにくる。パセリにはアゲハの幼虫だが、昨年秋植えたレモンの幼木にもよく見ると小さな卵が幾つも産み付けられていることもあり、気がついたら都度箸で採る。またイラン産ツルバラの若葉を小さな幼虫が食い荒らし、放置すると葉っぱが無くなるので、これも見つけたらつぶす。もう十年以上も、薬は撒いていない。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

庭のカノコユリ、2023

2023-07-29 06:10:22 | 
モミジアオイに続いて庭のカノコユリも咲き始めた。
盛夏、このカノコユリとモミジアオイが一緒に咲くと庭が一挙に華やかに騒ぐ。ユリの仲間では最も美しい種類の一つだそうだ。その美しさは、ヨーロッで一大センセーションを巻き起こし、花弁が宝石に例えられたり、「美しさにおいて最高の花」とまで激賞されたとある物の本に書いてあった。
 
 
ユリの母国と言われているのは、実は日本だそうで、欧州で原産しているのはたった5種類ほどだそうだ。日本には多数の美しいユリが原産し、1829年、シーボルトが日本から球根を持ち帰って、世界のユリは、その種類を増やしたと言われている。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

庭のモミジアオイ、2023

2023-07-28 06:04:42 | 
「朝早くからうるさく鳴くクマゼミ」
気象庁の発表では、7月20日頃に関西地方の梅雨明けが発表された。
ともない、昼間の温度は連日33度近辺まで上昇し、テレビは”熱中症に気を付けて”と連日報道している。とにかく梅雨明け前後からの青空は尋常ない暑さが続く。朝の部屋の温度は27から8度になるも、日中になると30度を超す時もある。そんな日中は、外に簾を掛け、その上に部屋の中に布製の簾やブラインドを下ろすと、外の涼しい風が部屋に入り込んでくる時もあり、そんなときは部屋にいても過ごし易いが、外の風がやむと汗がダラーと流れ落ちる。朝から、野々池貯水池や庭の桜の樹から蝉の鳴く声が止むこともなし。

例年、鈴鹿8耐を境とする時期に庭のモミジアオイが咲き始めていたが、数年前から8耐は8月の第一週開催に変更されたので、モミジアオイの咲く時期が1週間ほど早くなったことになる。しかし思うに、この暑さに我々年寄りは耐え切れず日時すら思いだせないのに、こんなに蒸し暑い中でもモミジアオイは時期を忘れず咲くから不思議なものだ。
 
50数年前、九州の田舎からの一株が、今は庭のあちこちに咲き、隣近所にも種を配り増えてきた。5枚の花びらを持ち大きさは径15cm~20cm、色は鮮やかな緋色、表面に光沢がある。朝咲いてその日の夕方にはしぼんでしまう一日花だが、蕾が多くつくのでシーズン中は休みなく次々に咲く。今の季節、庭で最も目立つ花になっていく。  

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

庭の茗荷、2023

2023-07-10 06:15:11 | 
今年2023年の茗荷の初物が取れた。
例年に比べ、その大きさは小さく、また市販の茗荷に比べても1/2程に小さい。別に小さいから食べれないということではなく、なんで例年に比べ小ぶりになったのか分からない。

一昨年、茗荷を全んぶ掘り起こし、その苗を欲しい人に配り、残った苗を再度埋めなおした。その翌年、つまり昨年は葉の成長悪く、夏の成長時期に茗荷の葉っぱが枯れだしていたので、日陰を作ってみたりもした。すると葉枯れは少なく、花芽も出始め、何とかは食べれる程度までになった。そして、2年目の今年は、葉っぱの成長はすこぶるよく葉枯れなどなく青々している。その初物が取れたが例年に比べ小振り。
  
  
茗荷のシャキシャキ感が何とも言えず好きなのでよく食べるが、種類が違うのだろうか、なぜだか店で販売しているような大きさにはならない。それでも味やシャキシャキ感は劣らずあるので旨い。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

庭のドクダミ科の花

2023-06-30 06:22:34 | 
先日、庭に咲いた半夏生を紹介したが、半夏生はドクダミ科ハンゲショウ属に分類される多年草。その半夏生が咲いている場所には、同じドクダミ科の花、ゴシキドクダミも咲いている。ゴシキドクダミはちょっと変わった斑入りのドクダミで、花は普通のドクダミだけれど、葉がトリカラーの5色。 そして、ここには普通のドクダミもある。ドクダミ類は湿った陰地に群生するとあるが、何も湿った場所に限らず日当たり良好な場所でもほっとくと幾らでも増えて場所を占領するので、適当な時期に抜き取ってしまうが、抜き去るときは全体に特有の臭気を、それを我慢して抜き去るが、それでもめげずに増える。いずれの花も「ドクダミ」科特有の 利尿、解毒、解熱作用がある生薬と言われ、小さいころ、このドクダミを乾燥させ煎じたものを飲んだ記憶があるが、何の不具合を治すために飲んだか覚えていない。

半夏生の象の鼻のように垂れ下がっているのが花で、花の付け根の白い葉が花弁の役割を果たすらしい。花に虫を誘うために葉を白く進化させたのではないかと言われている。そう言われて、図鑑でしらべてみたら、ゴシキドクダミやドクダミの白い花びらのようなものは本当の花弁ではなく、葉が変化してできたもので、 本当の花は中心に立つ黄色い棒状の部分で、ここに雄しべと雌しべだけのシンプルな構造の小さな花がぎっしりと付いているとある。3種類とも たくさんの小さな花の集まり(花序)の形はよく似ている。
 上から半夏用、ゴシキドクダミ、普通のドクダミ(花はまだ咲いていない)。
  
  
  



コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする