しろみ茂平の話

郷土史を中心にした雑記

どうしても見たかった試合『ボクシング』・・・その2

2020年06月05日 | 昭和41年~50年
どうしても見たかった試合②アリvsフレージャー

当時四国の松山市に住んでいた。
松山市は民放が一つしかなかった。
それであきらめかけたら、松山でも放送することを知った。
アリは、
小学生の時から名前を知っていた。
金メダル、KO予告、リストンをKO、徴兵拒否、牢獄で改名、
既に全世界レベルの著名選手だった。
フレージャーは現チャンピオンで、
無敗対決。
見なければいけない試合だが、どこで見るか?
いろいろ検討して近くの食堂で見ることにした。
当時テレビでヘビー級のボクシングを放送することはなかった。
リングへアリとフレージャーが登場しただけで、昂奮のつるぼとなった。
フレージャーが勝って大統領から褒めてもらったが、
すぐにフォアマンに負けた。


・・・・・・


どうしても見たかった試合③アリvsフォアマン

フレージャーをコテンパンにしたフォアマンは”象をも倒す”と言われる、無敵のハードパンチャーだった。
あのアリも最後の試合、引退試合になるだろう。
みんなそう思った。
しかし、どこで見るか。
当時は玉野市の三井造船の工事現場に勤務していた。
平日の勤務時間だったが、寮に帰って(←サボって)試合を見た。
試合の会場は、
長くベルギー領コンゴと呼ばれ、独立国家になり「ザイール」の首都キンシャサ。
アフリカのジャングル地帯での世界戦だった。
観客は100%アリの応援者。
異様な雰囲気の会場だった。
リングの上は40度くらいありそうな熱帯の中だった。
アリは人生で一番か二番かの出来の試合で、予想を覆して勝った。
ボクシングというより、スポーツの歴史的な試合だった。


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どうしても見たかった試合『ボクシング』その①

2020年06月05日 | 昭和36年~40年
どうしても見たかった試合①海老原vsポーン・キングピッチ


見れなかった。
家にテレビはあったが、民放は二つしかなく、海老原の試合は岡山県では受信できなかった。
代わりにラジオ放送があった。
ラジオで聴いた。
一ラウンドに海老原のカミソリパンチが当たりKO勝ちした。
うれしくて、翌日
大門駅まで行ってスポーツ新聞を買った。

今に直せば
ミニマム
ライトフライ
フライ
スーパーフライ
の4階級制覇。
WBA
WBC
WBO
IBFの4団体統一チャンピオン。

つまり一人で世界チャンピオンの16人ぶんのチャンピオン。
スポーツニュースではなく大ニュースだった。

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