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春のぶらり旅 種子島編その4「種子島宇宙センター大型ロケット発射場、射点散歩」

2011-04-21 | 旅行
春のぶらり旅 種子島編その3「未来技術遺産のH-IIロケット」からの続き

JAXA種子島宇宙センターの施設案内ツアー、見学者を乗せたバスはいよいよ大型ロケット発射場へと向かいます。
H-IIAやH-IIBがリフトオフする、まさにその地点である2つの射点へと迫る、ツアー最大の見所です!

僕は今まで、いつもロケット打ち上げに合わせて種子島を訪れていました。でも、施設案内ツアーではロケット打ち上げ期間中は大型ロケット発射場の見学は行われず、遠く離れた場所から遠望する行程に変更されます。
だから僕も、大型ロケット発射場に入るのはこれが初めて!胸が高鳴ります。


先ず見えてくるのが、大型ロケット組立棟(VAB)
ギネスブック認定の「世界一大きな一枚扉」 を有する巨大な建屋です。種子島からのロケット打ち上げを見学すると必ず目に付くので馴染み深いのですが、ここまで間近で見るのはもちろん初めて。




大型ロケット移動発射台 (ML)が外部で改修作業中でした。
打ち上げ時以外で外に出ていることは滅多にないので、ラッキー!
これはH-IIB用のML3だそうで、1月22日にこうのとり2号機を載せたH-IIBロケット2号機の打ち上げで使用されたばかりですね。


そのH-IIBロケットが翔び立つ定位置である、ここが第2射点 (LP-2)
H-IIBの鎮座した大型ロケット移動発射台が据えられていないと、ただの鉄塔が2本立っているだけの場所にしか見えませんね。


こちらはH-IIAロケット用の第1射点 (LP-1)
以前は、H-IIロケットの打ち上げに使用していた射座点検塔(PST)の一部が残されていて、H-IIA打ち上げ時にはフライトナンバーの掲示などが行われLP-1のシンボルとなっていましたが、現在では撤去されLP-2と同じシンプルな構造になっています。

…以上、大型ロケット発射場では見学者のバスからの下車は許可されず、窓も開けられないので写真撮影もすべてガラス越しという厳重な警戒態勢での射点散歩でした。
ずっと以前はバスから降りて、歩きまわって見学することも出来たらしいんだけどなぁ…残念。
でも、今までは下の砂浜から見上げることしか出来なかった射点(※)を間近に見られたので、やっぱり嬉しいですね!

(※こちらも御覧下さい種子島の冬空に、こうのとり羽ばたく!H-IIBロケット2号機打ち上げレポート 後編

大型ロケット発射場を後にした施設案内ツアー一行は、先程カレーを食べた社員食堂のすぐ側にある総合指令棟(RCC)を見学してから宇宙科学技術館に戻って無事終了。
所要時間約1時間15分で専任のガイドさんの生解説付き、無料というのが素晴らしいですね、これはお薦めです!

施設案内ツアーの後は、宇宙科学技術館まで迎えに来てくれたえいとくんと合流。種子島の見所をドライブします。

春のぶらり旅 種子島編その5「種子島宇宙ドライブとお好み焼き“ロケット焼き”」に続く


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