写真:種子島宇宙センター大崎射点(中型ロケット発射場)
←前編からの続きです
「こうのとり」2号機(HTV2)を載せたH-IIBロケット2号機の打ち上げを見た僕は、種子島のいつもの宿でしないつぐみさんや霧島さんたちと合流。
打ち上げ成功を祝い、祝杯をあげました。
そしてその翌朝、まだ夜明け前の午前5時前、しないさんに起こしてもらって一緒に寝ぼけ眼をこすりつつ種子島宇宙センターの竹崎射点へと向かい、国際宇宙ステーション(ISS)の上空通過を見たのです。
“昨日まで、あそこに見える岬にいたロケットに載っていた宇宙船が、
今は、上空を通過しているあの宇宙ステーションを目指して、宇宙を飛んでいる…”
それは、なんとも言えない不思議な、そしてとても嬉しい気持ちになれる体験でした。
平成23年1月23日 こうのとり2号機/H-IIBロケット2号機打ち上げ翌日
今日は午後の鹿児島行き高速船「トッピー」を予約してあります。
出港まで時間があるので、朝食後に皆で種子島宇宙センターの見学に行きました。
大崎射点(中型ロケット発射場)
昭和51年に打ち上げられたN-Iロケット以来、N-II、H-I、そしてJ-Iと歴代のロケットが打ち上げられた、歴史あるロケット発射場です。
最近では、液体酸素と液化天然ガスを組み合わせた新技術「LNG推進系」のエンジンを用いることを目指し注目されていた
GXロケットの打ち上げをここで行う計画もあったのですが、GXロケットは結局完成すること無く開発中止となったため、使用目的を失い放置されています。
「50年は持つ」とされる程の頑丈な造りの為に、解体することもままならないのでしょう…
大崎射点の向こうには、昨日H-IIBロケット2号機を打ち上げた大型ロケット発射場が見えています。そして、手前側に積み上げられた瓦礫は、大型ロケット発射場第1射点から撤去された、旧H-IIロケット時代の射座点検棟(PST)の残骸らしい、とのこと。
砂浜に降りて、大崎射点を眺めます。
様々な表情を見せる大崎射点。
もう二度とロケットを旅立たせることはないであろうその威容。
巨大な骸を晒した悲壮感もありますが、どこか退廃的な美しさも漂わせています。
こちらは、現役の大型ロケット組立棟(VAB)。
ロケットが出てくる大扉は、“世界最大の一枚扉” としてギネスブックにも登録されています。
その独特の形状から、宇宙ファンには「世界最大の物置」と揶揄されることも(笑)
砂浜の向こうには、二つの大型ロケット発射場が聳え立ちます。
昨日H-IIBロケット2号機を打ち上げた、第2射点です!
移動発射台が、まだ第2射点に残されています。
こうのとり2号機/H-IIBロケット2号機のミッションエンブレムとフライトナンバーの掲示がカッコイイ!
見上げる第2射点、絶景かな、絶景かな!
正直、「死んでもいいから、一度ここから打ち上げを見たい」という気がしますねぇ!
…いや、でもここはリフトオフの直後にSRB-A(固体ロケットブースタ)の噴射炎が吹き抜けて、何も見えなくなっちゃうのかな?
それに、やっぱり死ぬのはイヤだなぁだってあと何度でも打ち上げが見たいもん!w
第2射点の先には、第1射点が鎮座まします。
ロケット好きにはたまらない砂浜の散歩でした。
南種子の町に戻ると、いつもの横断幕が今回も出ていました。
最後に、宝満神社に打ち上げ成功のお礼参り。
「次回の打ち上げも、成功しますように!」
そして…
「次回の打ち上げも、種子島に見に来れますように!!」
(レポート終わり)
←前編からの続きです
「こうのとり」2号機(HTV2)を載せたH-IIBロケット2号機の打ち上げを見た僕は、種子島のいつもの宿でしないつぐみさんや霧島さんたちと合流。
打ち上げ成功を祝い、祝杯をあげました。
そしてその翌朝、まだ夜明け前の午前5時前、しないさんに起こしてもらって一緒に寝ぼけ眼をこすりつつ種子島宇宙センターの竹崎射点へと向かい、国際宇宙ステーション(ISS)の上空通過を見たのです。
“昨日まで、あそこに見える岬にいたロケットに載っていた宇宙船が、
今は、上空を通過しているあの宇宙ステーションを目指して、宇宙を飛んでいる…”
それは、なんとも言えない不思議な、そしてとても嬉しい気持ちになれる体験でした。
平成23年1月23日 こうのとり2号機/H-IIBロケット2号機打ち上げ翌日
今日は午後の鹿児島行き高速船「トッピー」を予約してあります。
出港まで時間があるので、朝食後に皆で種子島宇宙センターの見学に行きました。
大崎射点(中型ロケット発射場)
昭和51年に打ち上げられたN-Iロケット以来、N-II、H-I、そしてJ-Iと歴代のロケットが打ち上げられた、歴史あるロケット発射場です。
最近では、液体酸素と液化天然ガスを組み合わせた新技術「LNG推進系」のエンジンを用いることを目指し注目されていた
GXロケットの打ち上げをここで行う計画もあったのですが、GXロケットは結局完成すること無く開発中止となったため、使用目的を失い放置されています。
「50年は持つ」とされる程の頑丈な造りの為に、解体することもままならないのでしょう…
大崎射点の向こうには、昨日H-IIBロケット2号機を打ち上げた大型ロケット発射場が見えています。そして、手前側に積み上げられた瓦礫は、大型ロケット発射場第1射点から撤去された、旧H-IIロケット時代の射座点検棟(PST)の残骸らしい、とのこと。
砂浜に降りて、大崎射点を眺めます。
様々な表情を見せる大崎射点。
もう二度とロケットを旅立たせることはないであろうその威容。
巨大な骸を晒した悲壮感もありますが、どこか退廃的な美しさも漂わせています。
こちらは、現役の大型ロケット組立棟(VAB)。
ロケットが出てくる大扉は、“世界最大の一枚扉” としてギネスブックにも登録されています。
その独特の形状から、宇宙ファンには「世界最大の物置」と揶揄されることも(笑)
砂浜の向こうには、二つの大型ロケット発射場が聳え立ちます。
昨日H-IIBロケット2号機を打ち上げた、第2射点です!
移動発射台が、まだ第2射点に残されています。
こうのとり2号機/H-IIBロケット2号機のミッションエンブレムとフライトナンバーの掲示がカッコイイ!
見上げる第2射点、絶景かな、絶景かな!
正直、「死んでもいいから、一度ここから打ち上げを見たい」という気がしますねぇ!
…いや、でもここはリフトオフの直後にSRB-A(固体ロケットブースタ)の噴射炎が吹き抜けて、何も見えなくなっちゃうのかな?
それに、やっぱり死ぬのはイヤだなぁだってあと何度でも打ち上げが見たいもん!w
第2射点の先には、第1射点が鎮座まします。
ロケット好きにはたまらない砂浜の散歩でした。
南種子の町に戻ると、いつもの横断幕が今回も出ていました。
最後に、宝満神社に打ち上げ成功のお礼参り。
「次回の打ち上げも、成功しますように!」
そして…
「次回の打ち上げも、種子島に見に来れますように!!」
(レポート終わり)
大崎射点 古くなっても 見たいものはあります。
今回の打ち上げは ホント素敵でした。昼間でお天気も良くて・・・
あぁ あのⅡBのバリバリバリを早く実体験してみたいものですw
大崎射点は、今後どうなるんですかねぇ…
折角、頑丈に造ってあるので、何とか有効活用できるといいんですけどね。