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2018 平成最後の夏休み、北海道旅行 その2

2018-09-02 | 旅行記:2018 夏休み北海道

その1からの続き

平成30年8月12日


今日は帯広駅9:26発の特急「スーパーおおぞら1号」で出発。
帯広から釧路方面へと向かう朝一番の優等列車で、なおかつ札幌始発の朝一番の釧路直行特急なので自由席の混雑が心配だったが、2両連結されている自由席車の乗車率は帯広での若干の下車客もあり50%ほど。
自由席乗り放題フリーパス所持者としてはゆったり座れるのでありがたいが、夏休みの観光シーズンにこれで大丈夫かJR北海道…と不安になりながら帯広駅を発車。




「スーパーおおぞら1号」は十勝平野を抜けて太平洋岸に飛び出し、そのまま海沿いを終点の釧路までひた走る。

かつてはディーゼル特急として日本最速の最高速度時速130キロを誇り道東まで駆け抜けていた「スーパーおおぞら」だが、度重なる車両トラブルと事故で減速を余儀無くされ現在の最高速度は時速110キロと少々物足りない。
それでも富士重工業製高性能気動車キハ283は制御付き自然振り子式車体傾斜装置を存分に活用して車体を大きく傾けさせて海沿いの曲線区間を走破、以前と変わらぬJR北海道特急らしい“攻撃的な走り”を見せてくれた。

午前11時に釧路駅に着いたら、駅前のビジネスホテルに荷物を預けて釧路市こども遊学館へプラネタリウムを観に行く。
日本最東端プラネタリウム巡り 釧路市こども遊学館と厚岸町海事記念館

プラネタリウムを観たらすぐに釧路駅に引き返し、13:25発の根室行き普通列車に乗車。




釧路駅を出て市街地を抜けると、すぐに「最果て感」が漂い始める根室本線の車窓…




車窓に厚岸湾が見えてくると、厚岸駅に到着。




厚岸駅で下車する。

厚岸は漁港の町で、牡蠣やサンマ等の豊富な海産物や最近では国産ウイスキーの蒸留でも知られているが、僕の目的はここでもプラネタリウムだ!
日本最東端プラネタリウム巡り 釧路市こども遊学館と厚岸町海事記念館


午後5時、プラネタリウムを観終えて再び厚岸駅に戻ってきた。
これから釧路に帰ってホテルでゆっくり風呂とメシ…というのはもったいない。せっかく日本最東端のプラネタリウムを求めてここまで来たのだ、こうなったら鉄道の日本最東端も目指すぞ!

という訳で厚岸17:11発の根室行き普通列車に乗り込み、さらに東へ!


次第に暮れなずむ根室本線を一路東進!
…しかし、あちこちで野生の鹿が線路内に侵入していて度々急停車。見通しの悪いカーブの先には必ずと言っていい程、鹿が入り込んでいる。
幸い衝突事故は起こさなかったが、列車は遅れるし急ブレーキを掛け続ける運転士さんの心労も大変なものだと思う…本当に大変だ、JR北海道。


車窓に再び太平洋が見えてくると、最果ての街・根室が近い…


午後7時前、東根室駅に到着。
根室本線は一つ先の根室駅が終着駅だが、この東根室駅が日本最東端の駅である。
これで今日はプラネタリウムに続き、鉄道駅でも日本最東端を制覇した事になる。




東根室駅を発車していく根室行き列車。
この先で根室本線は西に向かってカーブし、根室の市街地方面へと続いている。




夏の日が暮れた最東端の駅に佇む…

しかし実際には東根室駅は根室市内の住宅地のド真ん中にあり、駅周辺には普通に団地や住宅が建ち並んでいて“最果て駅の風情”等というのもは皆無なのだ(笑)
それに近所の住人からは交通機関としても無視されている駅らしくて、列車を降りて自宅に向かうような乗客の姿も全く無い。駅にいるのは僕も含めて数人の「鉄道ファンか観光客」のみ。

やがて駅のすぐ隣りにある家で住人の子供たちが庭に出て花火で遊び始めた。
夏休みの家族の日常風景と最果ての日本最東端駅が隣り合わせに同居する、なかなかシュールで妙に情緒ある光景だった…


最東端の駅で過ごすこと約20分。
さっき降りた列車が根室駅で折り返して、釧路行きの最終列車になって再び東根室駅にやって来た。
今日はこの列車で釧路に戻って終了。午後9時半過ぎには釧路に着く、そしたらすぐホテルで風呂に入ろう…等と考える間もなく、ガラ空きの最終列車の座席で眠りに落ちた。

さて明日は何をしようかねぇ。

その3に続く


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