コニカミノルタプラネタリウム“天空” in 東京スカイツリータウン

ご存知、東京の新しいシンボル「東京スカイツリー」。
このスカイツリーの足元に広がる東京スカイツリータウンに、世界最先端の設備を備えた素晴らしいプラネタリウム
「コニカミノルタプラネタリウム“天空” in 東京スカイツリータウン」があります。

今日は、このプラネタリウム“天空”に行ってきました。
明日(平成26年3月15日)から上映が始まる最新作
「銀河鉄道999 赤い星ベテルギウス いのちの輝き」の試写会に参加させて頂けることになったのです!


日本の、いや世界の漫画・アニメ史上に燦然と輝く巨匠・松本零士先生の不朽の名作「銀河鉄道999」が、プラネタリウム全天周映像作品「HAYABUSA -BACK TO THE EARTH-」「ETERNAL RETURN -いのちを継ぐもの-」「MUSICA」の上坂浩光監督によって完全オリジナルストーリーの新作としてフルドームで描き出されるというこの「銀河鉄道999 赤い星ベテルギウス いのちの輝き」、小惑星探査機「はやぶさ」を驚異的な超高精細CGで描き出し瑞々しい命を吹き込んだ上坂監督が、天翔ける蒸気機関車「銀河超特急999号」をどのような姿で描くのか!?
これは絶対に見逃せません!!期待に胸膨らませながら、試写会の開場となるプラネタリウム“天空”へと向かいます。上坂監督の「楽しんで観て下さい!」という挨拶に続いて、いよいよ上映開始。スカイツリーから、銀河超特急999号が出発します!!
…頭上に広がるプラネタリウム“天空”の巨大ドームに描き出された999号の雄姿。最初のシーンを見て感じたのは「さすが上坂監督、よくわかっておられる!!」ということ。「そうそう、999はこの姿で登場しなくちゃ!!」
まさに、かつて999号に心ときめかせた宇宙少年・鉄道少年が“これが見たかった!!”と思うシーンが次々に展開します。
そして、機関車C62-48の圧倒的な質感、重量感!!蒸気機関車の「鉄の塊」感が磨き上げられた剛鉄の輝きでそこに在り、そして旅立ちの高揚感とともに汽笛一声、大地を踏みしだいて摩天楼の谷間を駆け抜けそのまま宇宙へと駆け上がっていくメガロポリス東京ステーション出発シーンはまさしく圧巻、そして痛快!!
この作品では、999号がかなりパワフルに宇宙へと飛び出します。その印象は、もはや鉄道ではなくロケットに近い凄まじいもの。最近、実際にロケットの打上げを現地で見学された上坂監督のインスピレーションが色濃く反映されたのかも知れませんね。
そんな超高品質な画像を、しっかりとしたストーリーが支えています。全体を通じて貫かれるのは「全てのいのちは、星でつくられた宇宙の一部である」ということ、そして「過去から未来へ、永劫に受け継がれるいのち」への想い。これは前作「HAYABUSA -BACK TO THE EARTH-」「ETERNAL RETURN -いのちを継ぐもの-」「MUSICA」にも共通する世界観です。このことが物語に深みを与え、単なる冒険活劇とは一線を画する深遠な哲学を感じさせる作品へと昇華させています。
でも、松本零士作品ではお馴染みのあのネタが登場したり、最後に思わぬサプライズがあってあの名キャラクターが登場したりと、サービス精神も満点なのがファンには嬉しいところ(笑)
もうこうなったら、999の劇場版長編を上坂監督にフルリメイクして貰って全編CGの完全新作長編の製作を期待したいところです!!
ちなみに僕が一番驚いたのは、機関車C62-48がその原型となった国鉄の蒸気機関車とは決定的に外観が異なっている箇所があったこと。これは直接本編とは関係がないのですが、鉄道ファンならあのシーンを見たら腰を抜かすだろうなぁ…(笑)

試写会が終わって、帰りの飛行機の窓から見えた地上の街明かりが、地球を旅立つ999号から見下ろすメガロポリスの夜景に見えたのは言うまでもありません。
「銀河鉄道999 赤い星ベテルギウス いのちの輝き」は平成26年3月15日からコニカミノルタプラネタリウム“天空” in 東京スカイツリータウンで上映開始。
この他、全国の科学館では既に先行上映が始まっている場所もありますので、是非プラネタリウムの大ドームで銀河超特急999号の旅と宇宙の摂理の深遠さ、そして「いのち」について、感じて考えて楽しんでみて下さい!
銀河鉄道大銀河本線オリオン・プレアデス経由アンドロメダ行き超特急999号、プラネタリウムの大宇宙へと発車します!乗客の皆様、お乗り遅れの無いようお急ぎ乗車を!
出発、進行!!
出発、進行!!
