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SPring-8とエイトハカセ

2009-05-22 | 日記
あなたはSPring-8を知っているか!?

…僕は、知らなかった。

SPring-8とは「第3世代の大型放射光施設」だそうです。
僕と同じく文系の皆さん、これだけで何の施設だか解かりますか?解からんでしょう?僕も全然解かりませんでした。
「何かの光を何かで放射して何かをする施設、かいな。何だそりゃ!?」

しかし、そんな僕も「エイトハカセ」を読んだらSPring-8とは何か、どんなことをやってる施設なのかを把握出来たのである。

大型放射光施設(SPring-8)ホームページ


SPring-8はここにあります。「なゆた望遠鏡」のある西はりま天文台からもそんなに離れていないですね。

先日の熊本県八代市から京都府下までのETC割引長距離ドライブの途中のどこだかで、高速道路から「SPring-8」の看板が見えて、一体何の施設なんだろうかと気になって帰宅後ネットで検索してみたら「大型放射光施設」ときた。
何のことだか全然解からん、疑問は深まるばかりだわい。
しかし、公式ホームページにはキッズコーナーがあり、そこに「エイトハカセ」という四コマ漫画が連載されていたのですね。
何の気なしに読み始めたら、これが面白い!
SPring-8で働く研究者の方々が、白衣を着た動物の「ゆるキャラ」として登場し(主人公はねこの「ニャン博士」だ)、SPring-8の概要からメカニズム、研究内容までを解説してくれるのだが、子供向けの漫画なのに妙に洒落が効いていて大人が読んでもクスッと笑える、そして気が付くと大型放射光施設SPring-8とは何なのかが理解できてしまうのですよ。

という訳で、エイトハカセのおかげで根っから文系の僕もSPring-8のことが解かりました。
SPring-8とは、「夢の光を使ってものを調べる施設」です!
。。。これ以上詳しくは、上記公式ホームページを御参照下さい。
(NASAの探査機「スターダスト」によってサンプルリターンされた試料の解析も行ったという事なので、我らが日本の小惑星探査機「はやぶさ」の持ち帰る小惑星イトカワのサンプルも、ここで解析されるかも知れませんね!)

この「エイトハカセ」、実際にSPring-8で働いておられる物性物理学系学者のDr.TOMOTOMOさんが本職の傍ら描いておられるそうで、研究者さんが現場目線で描いてるからこその面白さがあるんだね。それに勿論、Dr.TOMOTOMOさんの漫画のセンスあってこそです。
何といっても、ハードに理系過ぎて文系にはさっぱり理解できないお仕事を楽しく解説してくれる広報サービスを、研究者自らが提供してくれているというのが素晴らしいですね。
こんな楽しい「ゆるキャラ」がいるSPring-8に、僕も興味が湧いてきたよ。施設公開もやっているようなので、今度行ってみようかな?

「エイトハカセ」はSPring-8公式ホームページのキッズコーナーで現在も連載中、興味がある方は是非行って見てみて下さい。
「エイトハカセ ファースト ビーム シリーズ」は単行本コミックも出ていて、僕も送ってもらいました(写真)。
(高輝度光科学研究センター広報室さん、ありがとうございます)