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どれからなりとおためしください

JAXA内之浦宇宙空間観測所 特別公開2008その1 内之浦への道とM発射管制塔

2008-11-24 | 宇宙
写真:鉛色の冬空を背に屹立するミューロケット発射装置(ランチャー)

九州の南端、大隈半島の内之浦にあるJAXAのロケット打ち上げ基地、内之浦宇宙空間観測所
昭和45年に日本初の人工衛星「おおすみ」を打ち上げて以来、数々の人工衛星や探査機を世界最高性能の固体燃料ロケットで打ち上げてきた内之浦宇宙空間観測所の年に一度の特別公開に行ってきました。

平成20年11月23日、勤労感謝の日。
熊本県八代市の我が家からは、内之浦までは高速道路と一般国道を突っ走っても4時間はかかるので、夜明け前に自宅を出発。
都城ICで高速を降り、大隈半島をひたすら南下して、午前8時前には内之浦に到着。一般公開は9時半からなので、宇宙空間観測所のある台地へと登る「登山道」にかけられた「金星橋」のたもとにクルマを停めて暫し休憩。

何故か金星とは関係のないハレー彗星探査機「さきがけ」のオブジェが。。。


ちなみに宇宙空間観測所に辿り着くまでには、こんな橋が連続してます。

生憎と雨がそぼ降り始めたが、そろそろ時間なので入場口へ移動。


M型ロケットの打ち上げを行うMセンター脇にクルマを置いて、先ずは公開されている地下の発射管制塔(ブロックハウス)へ。

こんな悲しいお知らせを見ながら、元来タバコは吸わないのでそのまま地下の管制室に入っていく。

実は、今日はここにおられるであろう「JAXAの中の方」にお会いするのが目的の一つだったのだ。
その方とは、ロケット打ち上げ管制担当のMさん。内之浦でのロケット打ち上げの度に落ち着いた渋い声で冷徹にカウントダウンを読み上げておられる「秒読みのプロ」である。一昨年の内之浦特別公開でここブロックハウスでMさんにお会いして、秒読みの時と同じ素敵な声で管制システムの説明をして頂いたのだ。
今日は、Mさんに会えたらあるお願いをするつもりなのだ。そのお願いとは、先週行った「日本科学未来館」のミュージアムショップでお土産に買った「カウントダウンCD」のジャケットにサインをして貰う事!
60分に渡って、ただひたすらロケット打ち上げの秒読みの肉声が吹き込まれたこのカウントダウンCDで、秒読みをしているのがまさにMさんなのです。

管制室に待機しておられた職員の方に「あの~、今日は秒読みをされてるMさんは来ておられますか?」と聞くと、
「Mさん?いいえ、今日はいませんよ。今日は能代にRVT(再使用ロケット実験)を打ちに行ってますよ」
ええ~!?そりゃ残念。
でもこればかりは仕方がない。アーティストのサイン入りカウントダウンCDは来年以降にお預けとなった。


ブロックハウスから地上に出て、M-Vロケット1号機の実物大模型を見ながらM組立棟へ移動。
M-V-1号機の後ろに見えるM整備塔は後で大扉が開いてランチャが出てくる筈。

JAXA内之浦宇宙空間観測所 特別公開2008その2 特別講演「ミニ宇宙教室」に続く