大阪鋼巴球迷的博客(だあばんがんばあちうみいだぼーくぉ)

熱烈なるガンバ大阪サポの筆者が、世界で最も多くサッカーファン人口を持つ中国にガンバの名前を広めんと日中二ヶ国語で発信する

家長は海外移籍って、よりによってエラいところ選んでしまったな

2010-12-14 23:53:52 | サッカー全般
セレッソにレンタルに出していた家長が完全移籍って、しかもマジョルカでしたか。あそこは財政難でヨーロッパリーグの出場権を剥奪される程の債務を抱えているし、完全移籍を報じた報知にしても、ウェボあたりの放出を検討しているってことでしょ?ウェボなんて普通の出来であれば放出されることなんてなかったし、むしろマジョルカみたいなちょうど真ん中の順位にいるチームでこそ、1トップをこなせるポストプレーヤーであるわけだから、この人を放出ってことはクラブの財政が余程逼迫しているとしか思えない。だから手っ取り早い財政再建策としては、高額年俸の選手を放出し、今回移籍金をかけずに獲得出来る家長に目をつけたということだろう(ガンバにとって金銭的に得なのは、実はセレッソに来年もレンタルし続けることであって、セレッソは家長の年俸と、プラスその年俸分のレンタルをガンバに支払っていたわけだから)。まあ、これでセレッソに家長を貸さず、アドリアーノを引き抜けばあちらの戦力は必然的にダウンってことをウチの弱化部が狙ってやったらネ申なんだが、あまり考えてなさそうやなあ・・・

で、話を家長に戻す。今までの話を聞く限りでは、家長獲得は決してラウドルップ監督のリクエストではないような気はするけどもね。今年のマジョルカってメレンゲやバルサと引き分けるくらいだから上位相手には守備ブロックを作ったりしてしぶといサッカーはやっているけども、家長にどれだけのハードワークが出来るかが鍵か。攻守の切り替えとか、カバーリングとか役割は多岐にわたるだろうし、いろんな意味で心身ともに結構ハードなサッカーをやらされることになるぞ。そんな中で地蔵気味でスペースに走りこむという意識が薄く(バルサの選手たちのフリーランニングを見よ)、おまけにシュートがまず枠に飛ぶことがない、という家長があちらで上手くやれる要素が見つからないんだが。まあ、その彼と対極に位置しているのが香川なんですけどもね。そう考えるとそろそろウチのユースの指導法というのも見直さないといけないんじゃないかと思うわけですが。

唯一彼が海外へ行って変われると期待出来る部分があるとすれば、海外へ行くことで今まで自分の足りなかった部分を自覚出来るようになるっていうところかもしれない。

家長が出来るか出来ないかはわからないけども、初期投資に金が掛からないということでマジョルカが食いついて来たと思うが、そのチャンスを活かすかは本人次第。

移籍金が入ってこないというのはガンバにとっては残念だけども、難しいのは選手が海外移籍をする上で高く設定してしまうと、向こうが取りにくくなってしまうというところだろう。香川があちらで活躍している姿を見て、なんでもっと移籍金を取らないで出したのかって高名なライターさんが無責任な言い方しているんだけども、ある意味セレッソが昇格出来るまでギリギリ香川を引っ張っていたし、アンバサダーさんが直々に後継者に指名して自分の背番号あげたりして引き止めていたわけだから。その意味では今年の夏まで真司クンを引っ張っていたのが限界やったんやろうなあ。

まあ、これでWOWOWのリーガダイジェストも少しは楽しみが出てきた。いっつも、川平慈英の絶叫とか、前代表監督の解説ばかりではマンネリになって来るわけだしね。