大阪鋼巴球迷的博客(だあばんがんばあちうみいだぼーくぉ)

熱烈なるガンバ大阪サポの筆者が、世界で最も多くサッカーファン人口を持つ中国にガンバの名前を広めんと日中二ヶ国語で発信する

アドリアーノ獲得、という噂に触れておくと・・・

2010-12-02 19:32:16 | ガンバ大阪
G大阪 来季助っ人本命はアドリアーノ(スポーツニッポン) - goo ニュース

人間は理性だけではなく感情を持って生きているだけに、どんな事でも理知的に判断出来るというものではない。それがこの時期になっての戦力外の話や、移籍の噂などの話が出てくると、応援してきたサポにとって、選手が動くというのは結構辛い。今回のこの話だって、実際交渉の相手先はブラジルのインテルナシオナルであってセレッソではないんだけども、あちらのサポさんからしてみればよりによって隣のクラブかあ、という気持ちになるのは判らないではない。来てくれる分には歓迎なんだけども、出ていかれるということになるとガマン出来なくなる、っていうのは随分理不尽かもしれないが、サポって結局皆そんなもんだろうなあ・・・

冒頭でリンクした、ガンバがアドリアーノを獲得しよとしているという記事について、ガンバサポとしてどう思うかについて書いてみる。

能力はセレッソで証明済みなので、過去のバレーやレアンドロと同じようにウチに来てくれると点は取ってくれるだろうとは思うけども、逆に言えばチームとしての生態系は崩れてしまうんじゃないかという気はする。セレッソでのアドリアーノを何試合か見たけども、彼は周りとのパスの繋ぎの中でよりは、独力での突破において自分の持ち味を発揮するという印象が強い。そう考えるとガンバのスタイルに合わせられるかというと、どちらかと言えば?の方なんだけどもね。それでも、カウンターの中での決定力というのはレアンドロ同様あるとは思うんだけども、引かれた相手に裏のスペースを消された時がどうなのか、というのはある(まあ、これは去年のレアンや、今年の後半のショーキなどにもモロに当てはまることなんだが)。

あと、こういうことをやるんであれば、いっそのこと代理人のジルマールから選手を紹介してもらえないかな、と思ったりもする。別に彼はセレッソだけにしか選手を売らないということではなく、代理人って手数料商売なんだから、ガンバだって彼と話は出来るんじゃないかと思うけども(もしかしたら、水面下ではワシントン獲得の為に話はしたことがあったかもしれないし)。まあ、実際もし商談するとしたらセレッソ相手の時よりはふっかけられるかもしれないが、ハズレを捕まえるぐらいよりはまだマシかもしれないし。

ジルマールと言えば確か以前どこかの夕刊紙のインタビューにおいて、自分がGKだったからこそ、GKが嫌がるFWという視点でいい点取り屋を連れて来れるんだと言っていたっけ。ということは彼の連れてくるFWにはあまりハズレはないということだろう。ただ、その一方で彼は日本の決定力不足というのはFWに過度の守備を求めるからだとも指摘していた点が興味深い。ということは、彼の連れてくるタイプのFWの取説には、ルーカスみたいに、日本化し過ぎた選手は当てはまらないのだろう。それはCKの守備の時に戻ってニアで跳ね返すよりは、前に張っていてボールを待ってカウンターの起点になることが求められるタイプ。

そう考えると、セレッソでアドリアーノが成功している要因を考えると、基本彼は待ちに徹しているからじゃないかと。まあ、その分守備ではビルドアップを度外視して茂庭と植本の跳ね返し屋をおいているんだけども。この点守る時にはFWまでが下がって守り倒すというガンバとは異なるところじゃないかと言う気はする(グノまでが相手のカウンター時に自陣の深いところまで戻ってきたりしたこともあったし)。だからジルマールが連れてくる選手をガンバが仮に取りに行くとしたら、基本待ちのタイプのFWであることを理解しておく必要があるだろう。だからこそ、ルーカスがやっていた献身的な守備っていうのは、あれだって本人が持っていた貴重な才能だったという気がするわけですがね。

色々考えるとガンバに合うかどうか疑問なところが多いけども、ただ来季ACLに出るとなると、シーズン前半はとにかく結果が求められるわけなんで、この時にはこういうタイプの人が居るとチームとして合わせなくても手っ取り早く結果を出し易いかもしれないんだけども・・・となるとガンバとセレッソのどちらがACLに出るか(或いは両方共ACLに出た場合とか)が、アドリアーノの去就を左右するかもしれないな。

あとは・・・ソータと仲良くやれるのか、ですねw