大阪鋼巴球迷的博客(だあばんがんばあちうみいだぼーくぉ)

熱烈なるガンバ大阪サポの筆者が、世界で最も多くサッカーファン人口を持つ中国にガンバの名前を広めんと日中二ヶ国語で発信する

ミチよ、オランダでのサイドバックは甘くないぞ

2010-12-28 06:48:11 | サッカー全般
どうやらミチの移籍がほぼ決まりみたいですね。オランダのフィテッセかあ・・・多分林雅人氏が何かしらこの件でコメントするかもしれませんけどもねw 

個人的にオランダサッカーに対して持っている印象とミチの持ち味を擦り合わせるのは、サイドバックとしては難しいけども一列上げてウイングみたいな形で使うというのならばまだ判らないではない。

というのも、オランダのサッカーって、今まであまりサイドバックがあまり攻め上がりことが少なく、基本的にサイドバックが高い位置を取るのはビルドアップの時ぐらいで、前線の深い位置までは上がらない。基本的にサイド攻撃に関してはウイングの選手の専権事項になるわけで、ガンバや日本代表でやっていたみたいに、ミチが自分で攻め上がる為に左サイドのスペースを中盤が空けてくれるということがない。

もちろん、オランダでサイドバックが全くオーバーラップしないかと言えば必ずしもそうではないのだが、それはここで点取るぞと集中してリスクを冒すと決めた場面ぐらいだろう。先のW杯でもオランダの左サイドバックだったファン・ブロンクホルストが前の選手を追い越すぐらいに攻め上がったのは、日本戦での決勝ゴールの時ぐらいだったような気がするけども。逆に言えばあの試合オランダは後半勝負と決めておいて、ファン・ブロンクホルストが上がって日本のマークが混乱した時にスナイデルが無回転を叩き込み、後は省エネで流すという、格下の日本相手には理想の一次リーグでの勝ち方だったと言える。

まあ、そのファン・ブロンクホルストでも現役最後の所属先のフェイエノールトにおいては、スピードのなさを徹底的に狙われていたわけ。オランダという国は相手のシステム上の噛みあわせや、ポジショニングのズレとかを徹底的に狙ってくるお国柄だから、ミチが上がろうとするとそこのスペースは尚更徹底的に疲れて来るかもしれない。

だから冒頭で指摘したように、左のウイングとして使う、というのならばまだ判るわけなんだけども。そこら辺は、CBとしてチームの戦術の中にとけ込めた吉田麻也とか、俺様中心のオフェンスの中で君臨出来た本田△とか、FWとして得点の仕事に専念出来た平山とはまた違うところだろう。

まあ、それでも行くんならば、頑張れというよりは、尻尾巻いて帰ってくるなよ、という言葉で送り出そうか。ミチはこれから行くところはそんなに甘くはないんだから。まあそれでも、家長の時よりは、頑張れという気持ちはまだあるかな。