大阪鋼巴球迷的博客(だあばんがんばあちうみいだぼーくぉ)

熱烈なるガンバ大阪サポの筆者が、世界で最も多くサッカーファン人口を持つ中国にガンバの名前を広めんと日中二ヶ国語で発信する

連戦を考えると、控え戦力の底上げなしでは居られない・・・の新潟戦

2009-06-19 23:46:36 | ガンバ大阪
W杯予選では結局キャプテン智の出番はなかった。今の代表のサッカーを考えるとラインコントロールのできるCBが必ず必要だと考えていたんだけども・・・まあ、今の代表ってやりたいサッカーの為にというよりは今日本でベストな選手を寄せ集めてやっているような感じに思えるけどもね。

W杯日本代表を強くする理想の方法ってどんなにダメな監督であっても結果を残せるチームにするということですか・・・例えばフランスの監督のドメネクは人間的には岡田以下の人物だけども(ジュリをちゃんと召集しろよ。別に彼はアンタの奥さんを取ったりはしないからw)それでもレ・ブルーは勝ってしまうみたいなところもあるし・・・ま、これは冗談ですけども、マジメな話しすれば今の日本サッカーが抱える問題は、国内でJクラブがやっているサッカーと代表が世界舞台でやろうとするサッカーとが乖離していることで、代表監督の人選も、代表選手の選考もそういうところを前提に考えないといけないんじゃないかということです。

具体的に言えば、クラブのサッカーと言うのはリーグ戦や最近で言えばACLのようなアジアのカップ戦などで勝ち抜くために行うものだ。また、毎試合勝てなくても、勝ったり負けたりすることがあるが故に、勝ち負けに関係なく見に来た人を試合内容で楽しませて納得して返すことが大事だったりする。そういう目的で行うサッカーと純粋に国際舞台で結果のみを求められる代表のそれというのは自ずと違って当然だろう。だから、そのサッカーでは世界では通用しないなんていう理屈をクラブ相手に振りかざすというのはちょっとお門違いではあるんだけども・・・ただ、代表がW杯予選でやろうとするのは、格上の相手に対して、技術でも体格でも見劣りするチームが如何にして戦うかという方法論ではあると思う。その意味では、もっとラインを高くコンパクトに保てないといけないんだろうな、と思うし、その為の戦術やセレクションをこの1年の間に見直さないといけないのかもしれない。そんなことを思い知らされたのがこの間のオーストラリア戦だった。ついでに言っとくと、あの同点ゴールの場面は阿部が悪いとか、闘莉王が競り負けたとかいうことが本質的な問題ではなく、日本では大きい選手を揃えていても結局それ以上に大きい選手とゴル前で競り合っても負けるということを象徴していたのだと思う。それの対策といえば、高いラインを保つことであって、それを証明したのが去年のガンバではなかったか。同じメルボルンでやった試合では、相手に完全にフィジカルで負けて2,3点目を喫したのだが、ホームでの再戦は、きっちりとハーフウェイライン付近でオフサイドを取る一発回答を見せた。

まあ、今のJにおいてガンバと同じように高いラインをしくチームというのは他にはあまり見当たらない。ガンバ以外に浦和はフィンケ体制に代わってからようやく高いラインというのを意識してやっているくらいか・・・ただ、高いラインというのはスピードのある相手、引いて守っている相手にカウンターを食らいやすいという弱点はあるけども、スピードのない大柄な相手に対しては有効ではある。

その意味で、今のガンバは国際的には通用しやすい外弁慶なチームではあるんだけどもw ACL組の4チームの中で、一番結果を出せるという自信はある。ただ、そのためには6.24の登竜門を潜り抜けなければならない。そう考えると、明日の新潟戦は負傷している選手をムリさせず、来週水曜日に照準を合わせているのは妥当な判断だろう。

明日の試合の見所はその代わり、今まで出番の少なかった選手、例えば和道や、場合によっては倉田や武井なんかを頭からリーグ戦で見られるということだ。再開後はいきなり5連戦とかになるから、ここで控え選手たちがスタメンを脅かせるかどうか。もし、出来なかったら、今までのスタメン組をカントクが固定メンバーで行くことを理解しなければならないのだろうか?まあ、明日の試合の出来如何に関わらず、そうなってしまうのかもしれないけどw、たとえダメでも一試合だけで判断して欲しくないな、という気持ちを自分はどこかで思ったりもするんだけどね。