大阪鋼巴球迷的博客(だあばんがんばあちうみいだぼーくぉ)

熱烈なるガンバ大阪サポの筆者が、世界で最も多くサッカーファン人口を持つ中国にガンバの名前を広めんと日中二ヶ国語で発信する

アン・ジョンファン大連在留濃厚?-大分に誠意がなかったと言われてもねえ・・・

2009-06-09 23:37:08 | 中国サッカー
大分が獲得に名乗りを挙げていた大連実徳所属のアン・ジョンファン選手の代理人が大連と交渉に乗り出し、残留という希望でほぼ合意に達したという報道が中国メディアには流れていたから結局は最終的にはカネ勝負になると勝てなかったということか。

日本のメディアで報じられていたことについても、安の代理人は具体的な話しはなく、かつ大分が出せる条件というのが大連を上回ることはなかったのが、「誠意がない」と判断されたらしいけど・・・それってどこの芸能人なんだよw 向こうが考える誠意というのは、そのものズバリ金ということだもんな。

ただ、大分にしてみれば安なんかは安く獲得できれば獲ってみようかという程度のものだったとは思うから、獲れなかったからとはいえさほどショックはないのかもしれない。唯一誤算だったのは、彼が年俸一千万円程度でも中国の物価水準を考えると、いくら日本で多く貰えるといっても、中国で生活する方が物質的には豊かさを享受できるということを見落としていたことか。月給30万円で日本で生活するのと、月給20万円で中国で生活するのとどちらを選ぶかと尋ねられたら筆者は迷わず後者を選ぶかな・・・

ただ、個人的にはある意味Jよりもレベルの劣る中超をキャリア最後の地に選んだのなら、それはもうJのスピードにはついていけないことを彼自身認めてしまっているからではないかと思う。実際残留するに至る(まだ正式に決まって居ないが大筋で合意に達して、あとは条件面を詰めていくだけ)までの判断材料には、Jのプレースピードが速く、かつシーズン途中から別のチームに合流して合わせるのが難しいと考えたからとも報じられているのだけども、本当に自分のプレーに自信があるのならば待遇がたとえ落ちても(中国から日本へ行くというのは、10倍近くあるとされている生活費格差を受け入れることでもある)行こうとはするだろう。

その意味では、今回不成立に終わっても、大分にしてみれば最初からなかったものと思っておけばいいのかもしれない。ただ、アジア枠でこの時期フリーになれそうな選手に対して獲得姿勢を打ち出したということで何か動いていたというのがせめてものサポに対するアピールになったということか。

ただ、獲れなかったことのデメリットを挙げると、資金面での苦しさはあるとしても、戦力的に上積みできなかったのが一つ。そしてもう一つは、誰も獲らないとなると、フロントはサポを納得させられなくなるということ。それでサポの不満を抑えきれなくなるというのが頭痛いところかな。サポカンの議事録を見たけども、稲本や三都主を獲ったらどうかなんていう質問する人を哂うのは簡単だけども、そういう人たちだってクラブにとっては大切なお客さんではあるわけです。もちろんそういう人たちの要求にいちいち応えてはいられないでしょうし、流石に質疑応答の際に社長もやんわりと資金の問題については言及している。それでも、自分たちの出来る範囲内において最大限の努力する姿勢というのを見せないとサポは付いて来なくなる・・・お客様は神様です、という客商売の本質から考えた場合はね。

まあ、そういう意味ではサッカークラブの経営とかチームの強化担当というのは大変な仕事だと思いますよ。

W杯最終予選&マツダスタジアム観戦

2009-06-09 06:59:25 | Weblog
しばらくブログ更新はできてませんでしたが、ちゃんと生きてますよw 先週末は中断期間中に、広島の新球場を見に行こうと、野球よりはスタジアム見学兼観戦ツアーみたいな感じになりましたがw 相棒クンと一緒に因島の友人宅に止まってその日の晩はウズベク戦をテレビ観戦し、翌日広島市内にフラワーライナーで移動。こうやってみると、広島って結構広いし、同じ県内なのにバスで2時間かかるなんていう、大阪ではありえない旅を経験できました。マツダスタジアムは米国のボールパークという感じがするいい球場でしたよ。ただ、レフト・センター・ショートの真ん中は魔のトライアングルw 野球でサウスポーの語源を調べたら甲子園とは反対の球場の向きというのはありえないよなあ・・・(確かに米国の球場みたいに、打者が太陽で見づらくなるのを防ぐ為にホームからセンターの方向を東北東に設定しているが、今の打者全盛時代においては、むしろ守る方が保護されるべきではないかとも思ったりもするわけです)。

W杯予選の方は何も心配していなかったし、ウズベクで決まらなくても次のカタール戦ぐらいには遅くても決まると思っていた。土曜の試合は内容よりも結果にこだわった試合であって、あの審判では本来やりたいことをやるのは難しい。大久保のゴールなんて全くオフサイドではないし、そうかと思えば後半日本がラインを少し上げてオフサイドを闘莉王がアピールしていたけど同じ副審は全く相手にもせず。元々彼とボンバーだとラインが低くなるけども、あれじゃあ上げるのは怖いな、とは思った。まあ、そんな中でもガンバならラインを上げてしっかりオフサイドはとるんだろうけどもねw

もっとも、ウズベクにボールを持たれていても正直怖い感じはあまりなかった。ミドルの精度がアレなのは判っていたから、あとはゴル前でやらかさなければ大丈夫だろうと思っていたけども、楢崎の的確なコーチングでDFラインも安定していたわけだし。本来のサッカーができなかったけども結果を残せたのが良かった。

ただ、後の2試合は内容には拘って欲しいけどもね。課題を上げると、

1.前後の意思統一

ウズベク戦の後で俊輔がラインが下がりすぎると後ろに注文つけていたけども、多分後ろからすれば前がプレスかけてくれないから上げられないと思っているに違いないw もしそうならどっちもどっちなんやけどもねw まあ、これに関して言えばどこでボールを奪うかが大事だと思うんだけども。高い位置で奪うならラインの押し上げが不可欠な分、最終ラインにはラインコントロールに長けた選手が必要だし、後ろで下がって守るならプレスの位置というのは高すぎるということになる。これに関しては監督がどういうコンセプトを持っているのかがイマイチ見えてこないんだけども・・・

多分、キリン杯では4番さんのコンディションもあったけど、智や阿部ちゃんをラインに起用したのは、ビルドアップやラインコントロールを考えてのことなんだろうとは思う。そう考えると、残り2試合、特にオージー相手にウズベク戦のように前後の間延びという状態を修正しておかねばならない。まあ、さすがにオージーが審判を接待することはないだろうしねw

2.俊輔頼みか、俊輔不在を考えるか

ウズベク戦でも、途中で俊輔を下げた方がいいんじゃないかと思えるような出来ではあったと思うけど、ジーコ時代から一貫して、今の代表は俊輔中心のチームである以上なかなか外せないのが現状だ。ただ、ドイツでは彼と心中しようとしたのが裏目に出たなら、俊輔の状態が悪い時にどうするかという選択も必要かもしれないと思ったりもする。

それが剣豪システムであり、世界のホンダの召集だというとそうかもしれない。まあ、個人的にはホンダって得点に絡めて、左足のFKが蹴れるところが面白いとは思うし、後の2試合俊輔を使わないなら(本大会を考えたら俊輔を使って連携を高めることもやるべきなんだが・・・)、俊輔抜きのシステムというのを試しておくのが残り2試合でやることだろう。

といったところだけども、それを残り2試合でどう仕上げていくかが見ものかもしれない。