大阪鋼巴球迷的博客(だあばんがんばあちうみいだぼーくぉ)

熱烈なるガンバ大阪サポの筆者が、世界で最も多くサッカーファン人口を持つ中国にガンバの名前を広めんと日中二ヶ国語で発信する

ボカの監督が負けたらクビ、という件だが・・・

2007-12-12 07:06:36 | サッカー全般
国内リーグで2年連続優勝を逃したボカ・フニオルスのルッソ監督がCWCで優勝を逃したら解任が決定的と地元メディアには書かれているらしい。まあ、優勝という結果が求められている名門チームの宿命と言えばそれまでだが、改めて世界レベルにおけるメディアが結果責任を厳しく追求する姿勢、というのを痛感させられる。

ところで、浦和の監督さんは一体どうなるのでしょうw 当初はCWCの成績次第では解任もありうる、という報道があったようであるが、セパハンに勝ったということでもう留任は決定ですか?明日ミランに負けてもどうせ力の差があったから仕方がないということでお終いですか?本来、成績如何によって監督の進退を云々するのであれば、ミランとの試合でどんな采配を取るのか、もっと言えば苦しい局面を打開する為に何か手を打てるのか、というところを見なければいけないだろうし、それが今までオジェック監督に対して浦和のフロントからサポに到るまで不満に思っていた部分だろうと思う。

オジェック監督を評価できる部分は、

・選手をなるべく連戦に耐えうるようなコンディショニングを考えた(開幕前のフィジカル強化や、シーズン中での回復メニュー中心の練習等)

・メンバーを固定し、チームの安定を図った(功罪はあるが、少なくとも連携面では安定した。これはウチのカントクもやっている)

・試合中動かないことが、却って巧く行っているチーム状態を変えなくてもいい、という判断に繋がり、結果を出すことができた(逆に言えば、采配に当たり外れがないということ。采配が裏目に出る、ということもあまりない)

・ワシントンを使い続けた(ああやって衝突を繰り返していても使い続けるということはある意味大したもんだと思いますよ。皮肉でも何でもなくて)

といったところか。その反面、一旦チーム状態が悪化したり、試合中劣勢に陥ったりすると局面を打開する為に有効な手を打てない、というのがこの人に欠けている部分かもしれない(ゼロックスやナビスコでの対戦では、ホンマに相手の監督は動かんなあ、と思った)。

この間のセパハン戦でも、使った交代枠は2つ。確かに誰と誰を交代させるかというのはあの試合では大した意味を成さなかったかもしれない。だが、それであればなおさらのこと、疲労や負傷をおして出場している選手を休ませるとか、あるいは負傷明けで戦列に復帰していた山田か平川を出して、彼らがどこまで動けるのかを見たり、実戦感覚を取り戻させたりするという選択だってあり得たかもしれない。

まあ、この状態で監督解任というのは実際にはあり得ないだろうけども、多分監督に大会後事情聴取する、というのであれば、ミランとの勝ち負け云々に関わらず采配を検討して注文を出すということをすべきなのだが、どうもセパハンに勝ったことでそうした空気がなくなって来ている。オジェック続投なら来季他チームにとってチャンス、といっても浦和を追い詰めるところまでいかないと話にならないんですが。

ということで浦和の皆さん、ミラン戦は頑張って下さい。負けた後に、悔しいという気持ちが残るくらいの試合を期待したいと思う(というか、相手がミランに関わらず、サポなら当然そういう気持ちは持っているもんだと思うが)。