大阪鋼巴球迷的博客(だあばんがんばあちうみいだぼーくぉ)

熱烈なるガンバ大阪サポの筆者が、世界で最も多くサッカーファン人口を持つ中国にガンバの名前を広めんと日中二ヶ国語で発信する

日本橄欖球聯賽 三洋電機 57-24 神戸製鋼

2007-12-03 06:53:13 | Weblog
行くのは前から決めていたが、前日のサッカーの結果を受けてからとなると、どうしてもサッカーでのクサクサした気持ちを晴らそうという目的になってしまう。結果は半分解消されたものの、別の意味でのモヤモヤ感が生まれてしまった試合だったと言える。それは、三洋と神戸の実力差というのがこんなにも歴然としていたのかということが原因なのだが。

前日広島で仲間内と飲み会をした後、彼らは別の用事の為に私とは別れ、私は一人新幹線で午前中岡山に移動して、ラグビーのトップリーグの頂上決戦である神戸製鋼と三洋電機の試合を桃スタで観戦した。かつて名勝負を生んだカードであり、この時点で全勝チーム同士の対決で期待は膨らんだものの、試合は三洋の一方的な勝利に終わった。同時に、両者の圧倒的な力の差というのを感じとってしまった。

試合が始まった後に三洋のSOトニー・ブラウンが見せたキックの巧さには舌を巻いた。開始早々に隅に決まったトライの後の難しいコンバージョンを決めてしまったから、キック勝負になると三洋に分がある。ちなみに、ブラウンは前半負傷で退く前に左サイドの密集からなんとサイドアタックを敢行して、相手FWのタックルを交わしてトライを決めやがったけど、なんでSOなのに密集の近くにおったん?

逆に神戸は7点のビハインドを背負った後に敵陣に攻め込んだ後の相手のペナルティに対してタッチを選択したのだが、あそこではゴールを狙って点差を離されないようにしてもよかったのだが・・・その後トライを返そうとしてバックスに展開しようとしたが、SOからのパスのタイミングが合わず、三洋のウイング北川にインターセプトされて独走トライ。これが試合の趨勢を決してしまった。あそこのペナルティで1ゴールをまず手堅く返していればなあ・・・と、結果論をつい口に出したくなってしまう。ちなみにこの日北川は4トライを挙げる大活躍。まあ、神戸の方が集中力を切らしてタックルが甘くなっていったのだけども、ゲーム終盤にこの北川はなんと2人のディフェンスをフェイントで交わしてトライを挙げているのがスゴイ。ウイングとしては楽しい試合だったでしょう。

だが、試合を見ていて両者に一番差があったと感じたのはモールでの攻防であった。神戸がモールで押し込もうとしても三洋がしっかりとバインドを組んでビクともしない。後半なんか三洋がシンビンで一人少ない状況なのに神戸をモールで押し込んでしまっている。曲がりなりにも試合前は1位のチームだったのだから、神戸にはもう少し引き締まった試合を見せて欲しかったけどなあ・・・ていうか、頂上対決と喧伝しているカードなんだから、このミスマッチは頂けない。同日に早明戦が行われていたけどもこっちも早稲田が一方的に勝っているのだから、協会も伝統に胡坐をかかないで、もっと白熱したリーグ戦を見せる為の再編を考えないといけないだろう。今の早稲田なら、トップリーグの下位のチームとやれば勝てる力というのが十分にある。

この試合を見た限りであるが、結局神戸ってあんまり強くないように感じるわけよ。試合前は4戦全勝だったけども、その相手は九電、クボタ、三菱重工などの下位のチームばかりであったわけで、上位との対決となると馬脚を現してしまったという感じ。今年から平尾さんが総監督になっているけども、彼は監督としては今まで成功していない。前回現役引退後に監督をしていた時も連覇が途切れてしまったし、ジャパンの監督としては外国籍の選手を一番多く使えた(元オールブラックスの選手もいる)にも関わらずW杯では結果を残せなかったわけです。この日の試合見ていてもゲームプランというのもイマイチで、相手にはキックがないというのがあらかじめ見透かされているし、超攻撃なんていうどこかのサッカーチームみたいなスローガンを掲げているらしいけども、国内の相手をタックルで止めきれないでトライを再三許してしまう守備というのも問題アリアリ。

ちなみに今回桃スタに初めて行ったのだが、ゴール裏は芝生席(アウェイ側)などになっているけども、メインとバックのスタンドは悪くない。スタジアムのグルメ事情だが、申し訳程度にお菓子が置いてあっただけというのはショックやったね。天皇杯でも今週末確か桃スタを使うのだったんじゃないかと思うけど、サッカーではもう少し何か用意してくれるのかね?まあ、あまり期待できないから、何かの試合で行く時には、近くのマクドで買っていった方がいい。ちなみにこのスタジアムで以前ガンバが浦和とのリーグ戦の試合をやったことがある。まあ、今ではもう浦和戦を地方開催することはないでしょうが、そんな時代もありました。

あ、最後に関係ない話題ですが、ファジアーノ岡山のJFL昇格が決まったそうで、おめでとうございます。