大阪鋼巴球迷的博客(だあばんがんばあちうみいだぼーくぉ)

熱烈なるガンバ大阪サポの筆者が、世界で最も多くサッカーファン人口を持つ中国にガンバの名前を広めんと日中二ヶ国語で発信する

世倶杯 浦和紅寶石 3-1 塞巾白漢

2007-12-11 06:43:40 | サッカー全般
クラブW杯でも浦和がセパハンに対して順当勝ちで、準決勝にコマを進めた。しかし、セパハンがACLで川崎や浦和とやっていた時に比べるとかなり力が落ちていたという感じが否めなかったね。それは恐らく、

・ナビトキアら主力のケガ
・12月の日本でのコンディショニングの難しさ(元来中東勢は寒い日本を苦手としているのだが)、
・途中で流していたとはいえ、ワイタケと試合した後中2日でACL決勝の再戦に臨んだことによる疲労

といった理由が挙げられる。これに対して浦和はリーグ最終戦以降1週間調整し、勝てばミランとやれることや、CWCが今季最後の公式戦となることでモチベーションを高くして試合に臨んだ。そうした条件の差が個々の選手の出来につながり、試合の明暗を分けたと言えるのかもしれない。実際開始直後から、出足よく中盤でボールをカットしては速攻でシュートに結びつけるというサッカーを見せた。特に鈴木啓太が中盤でボールをカットして一人で持ち込み最後低く抑えたシュートを打ってみせたけれども、枠に飛んだ啓太のシュートを見たのはあまり記憶にないんですがw、まあ、それだけ彼が攻守において良かったということですね。

また、相馬が今季一番の出来じゃなかったか、というくらい左サイドから突破して正確なクロスを前半だけで2本入れた。1本は永井の先制点に結びついたし、もう1本は長谷部がダフっていなければ確実に決められたはず。来年は三都主が戻って来る為にポジション争いは激しくなるけども、サイドに関しては層が厚く、競争が激しいものになるだろう(梅崎はトップ下だが、サイドにおいて仕掛けさせる方がしっくり来るような気はするのだが)。

逆にセパハンは、相馬に関する知識がなかったというのもあるけども、右サイドだけでなく、左サイドの守備にも脆さを見せていた。もしかしたら相馬のようにサイドから積極的に仕掛ける選手には案外弱かったのか?そう言えば、川崎との試合でも途中出場の井川に左サイドからクロスを上げられていたっけ?この日は中盤でプレスをかけることもなかった為、全体的にラインが間延びし、両チームの選手が中盤でボールを持つと思うように廻せる展開となってしまった。恐らくカウンター狙いというのがセパハンにはあったとは思うけど、浦和もどちらかと言えば相手にボールを持たせて、カットしたところを一気呵成に攻めるという狙いだった為に双方ともラインが間延びしてしまったような感じか。

この日はスペースが空いていたこともあってか浦和がボールを持った時は存分に廻すことができた。事実ワシントンの2点目のゴールは、難しい角度から決めたワシントンも見事だったけど、阿部がスルーパスが出る時点で出所が押さえられていなかったのだから、本当にやり易かっただろうね。まあ、そういう点を差し引いても阿部は良かったし、本来の彼の居場所はボランチじゃないかと思う。唯一の失点の場面であるが、闘莉王のクリアミスのところでやられてしまったのはご愛嬌。まあ、ラインを上げていた場面だったから、完全に崩されて取られたというわけではないところがせめてもの慰め(にはなっていないか)。一瞬の集中力が途切れたところをミランは狙って来るからそこは気をつけないといけないのだが。

次のミラン戦であるが、ここまで来たら思い切りやって欲しいとは思う。それで勝つか負けるかは別にして、アジアを代表するクラブが欧州の名門相手にどこまでやれるかというのを確かめてみたいし、またそれによって何かが見えて来るとは思うからである。



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