大阪鋼巴球迷的博客(だあばんがんばあちうみいだぼーくぉ)

熱烈なるガンバ大阪サポの筆者が、世界で最も多くサッカーファン人口を持つ中国にガンバの名前を広めんと日中二ヶ国語で発信する

J聯賽第14輪 大阪鋼巴2-1 強的濱隊

2007-06-10 10:42:31 | ガンバ大阪
試合後、混雑した万博から脱出しようと千里中央行きのシャトルバスに乗り込んだ(比較的すいているし、モノレールよりは運賃が安い)ところ、何やら香港から来たと思われる年配の夫婦がバスの座席でなにやら広東語(だと思う)でヒソヒソと話をしている。目的地に行くのにこのバスでいいのか、と迷っていたのだろうか?そこで、どちらへ行かれるのですか、と北京語で尋ねると、「イバラキ?」とイントネーションを上げて尋ねてくる。それなら、後ろの方のバスですよ、と答えると彼らは私に謝謝と言ってバスを降り、後方にある茨木行きのバス停に向かっていった。

この試合の前売りが完売だったのだから、彼らはどこで券を手に入れたのだろうか?恐らく、我々日本人が海外サッカーのチケと買う時に通すようなブローカー経由で買ったのだろうか?最近心斎橋あたりを歩いていると、北京語や広東語が飛び交う光景をよく目にするのだけども、その度に、こういう人たちを万博に引っ張って来れないだろうかとよく考えたりするのだが、ついに来てくれはりましたか。でも、大阪鋼巴を見に来たのか、カズを見に来たのかどっちなんだろう?この試合は実力差がスコアに反映されなかったけども、ガンバの強さというのを感じてくれただろうか?

前半はカズが右サイドの位置にいたので、SB席からは彼がよく見えた。特にオフサイドの網にかかっていた時にはね。逆にこちら側のサイドははっきりいってスカスカだったから、安田が面白いように上がる上がる。安田が上がっていったサイドをカズを使って崩そうとした意図だったのだろうけども、逆に遠藤のシュートブロックに廻るところを見ていると苦労してまんなあ、と労いの言葉を掛けたくなる。余談ではあるが、もしこの人があと10年遅く生まれていれば、その能力を遺憾なく発揮できるウイングプレーヤーとして今頃欧州の中位国リーグで名を残せているかもしれないと思うことがある。この日は前半だけの顔見世でお役御免でした。右じゃなくて左でプレーして加地とタイマン張って欲しかったんだがな・・・

しかしまあ、勝って当たり前と、皆が思っている相手と試合(特にJ2のチームとの試合)って意外と大差にはならないものだ。何しろ10点は取ってもおかしくない横浜FC相手でも2点。しかも1点はPKによるものとはな。まあ、大差がつかなかったのは、リードされているにも関わらず引き気味に守るという彼らの志の高さに起因するものである。おかげで後半開始から、やたらとFCの最終ラインの裏ににボールを放り込む展開が多かったが、これは先のEURO予選でウクライナと相対したときのフランスを彷彿とさせたのだった。違いはといえば、FCはウクライナほど攻め切れなかったことと、格下チームでも得点できる可能性のある、CKや敵陣のFKを全くと言っていいほど取れなかったことか。

それでもFCのいいところを挙げておけば、再三の好セーブを見せた菅野(すげの)だろう。某J2チームのサポに言わせると、FCがリードしている時の彼は、相手からすれば一番ムカつく奴であり、露骨な時間つぶしを前半から敢行してくるらしい。そういや、春先のダービーの時にもその片鱗が見せてましたな。

あとは平本。いやね、コイツにだけは点を取らせたくはなかった訳よ。キャンプでヴェルディと練習試合やった時もシジのパスミスをかっさらってゴールを決めたのだから、ガンバキラーなんていう自覚を彼には持たせたくはなかったしね。

まあ、でも後半ロスタイムでの失点は。最後になるかもしれない万博遠征(また、そのネタかいw)に来て下さった強い方の横浜サポの皆さんに対するプレゼントです。