大阪鋼巴球迷的博客(だあばんがんばあちうみいだぼーくぉ)

熱烈なるガンバ大阪サポの筆者が、世界で最も多くサッカーファン人口を持つ中国にガンバの名前を広めんと日中二ヶ国語で発信する

2007年A3聯賽 浦和紅寶石1-0城南一和

2007-06-11 00:03:21 | ACL/A3
昨日も万博で仲間内の間でA3のことが話題に上っていた。皆口々に浦和が中国でボロボロになってくれる願望を話してくれていた。まあ、その気持ち判らないでもないけども、今日の試合で城南が攻勢に転じる度に大歓声が沸き、浦和すなわち日本に対して勝たせてはならない、という場内の雰囲気に対しては、同じ日本人としてはついついこんなところで負けんなよ!と叫びたくなってしまう。それは言ってみれば、クラブ対抗の形式を取っていながらも、結局は日本と中国・韓国という国別対抗の意識が中韓の側に見て取れるからであって、その中でも浦和がボロボロになっても平気でいられる程の鈍感力は、さすがに私は持ち合わせていない。まあ、そうはいっても国別対抗という意識については、日本と中韓では温度差があるのは判ってはいるけども、少なくとも自分はその温度差が判るだけに、他のガンバサポとは別のスタンスを取っているのであるが。

だが、敢えてライバルチームのサポとして言わせて貰えれば、浦和のサポでいるというのはかなりしんどい荒行なんだな、とこの試合を見ていると改めて思ってしまう。攻め切れなくて終わってみれば1点差でしか勝っていない昨日の試合に文句をつける我々は実に贅沢な悩みを持っているのではないだろうか?去年からずっと赤サポたちは、リードしてからは大抵今日の城南戦のように相手に攻め込まれるのをひたすら耐えてタイムアップの笛を待つということを体験しているに違いないが、それでもこの試合は流石に彼らでさえも心臓には悪かったか。城南がある程度攻め込んできたからこそ、カウンターを利用し、最後は相手DFが付き切れなかった状態でどフリーのワシントンが先制してからはひたすら相手の攻撃を耐えることになった。

城南は前半終了前頃からロングボールを多用して相手の裏に出ようとし、浦和の守備ラインがそれをケアしようとしてラインを下げてしまうと、後半は前線と最終ラインの空いたスペースを使って、FWモタを中心にドリブルや中央でのワンツーで仕掛けてくる。これにはファウルで止めるのが精一杯だが、ペナルティエリア付近という絶好の位置で得たにも関わらずFKの精度が悪すぎる。後半終了間際には闘莉王が引っ掛けてPKを得たが、都築のファインセーヴによって阻まれた。浦和が後半チャンスらしいチャンスと言えるのはカウンターで田中達也が相手GKと1対1になった場面しかなく、それ以外は殆ど城南に主導権を握られていた。これにてガマン大会は終了。

浦和はA3にて一応の格好はつけたことになる。でも、山東が同日上海申花に2-1で勝っているから、最終節は山東が負けなければ浦和に優勝の目はない。だが、恐らく済南でやっている限りは山東は城南には負けないだろう。

最後に、それでも浦和が負ければ良かった、と思っているあなたに一言。それを思うんだったらその前のリーグ戦で虐殺しておかないといけなかったんじゃないの?

J聯賽第14輪 大阪鋼巴2-1 強的濱隊

2007-06-10 10:42:31 | ガンバ大阪
試合後、混雑した万博から脱出しようと千里中央行きのシャトルバスに乗り込んだ(比較的すいているし、モノレールよりは運賃が安い)ところ、何やら香港から来たと思われる年配の夫婦がバスの座席でなにやら広東語(だと思う)でヒソヒソと話をしている。目的地に行くのにこのバスでいいのか、と迷っていたのだろうか?そこで、どちらへ行かれるのですか、と北京語で尋ねると、「イバラキ?」とイントネーションを上げて尋ねてくる。それなら、後ろの方のバスですよ、と答えると彼らは私に謝謝と言ってバスを降り、後方にある茨木行きのバス停に向かっていった。

この試合の前売りが完売だったのだから、彼らはどこで券を手に入れたのだろうか?恐らく、我々日本人が海外サッカーのチケと買う時に通すようなブローカー経由で買ったのだろうか?最近心斎橋あたりを歩いていると、北京語や広東語が飛び交う光景をよく目にするのだけども、その度に、こういう人たちを万博に引っ張って来れないだろうかとよく考えたりするのだが、ついに来てくれはりましたか。でも、大阪鋼巴を見に来たのか、カズを見に来たのかどっちなんだろう?この試合は実力差がスコアに反映されなかったけども、ガンバの強さというのを感じてくれただろうか?

前半はカズが右サイドの位置にいたので、SB席からは彼がよく見えた。特にオフサイドの網にかかっていた時にはね。逆にこちら側のサイドははっきりいってスカスカだったから、安田が面白いように上がる上がる。安田が上がっていったサイドをカズを使って崩そうとした意図だったのだろうけども、逆に遠藤のシュートブロックに廻るところを見ていると苦労してまんなあ、と労いの言葉を掛けたくなる。余談ではあるが、もしこの人があと10年遅く生まれていれば、その能力を遺憾なく発揮できるウイングプレーヤーとして今頃欧州の中位国リーグで名を残せているかもしれないと思うことがある。この日は前半だけの顔見世でお役御免でした。右じゃなくて左でプレーして加地とタイマン張って欲しかったんだがな・・・

しかしまあ、勝って当たり前と、皆が思っている相手と試合(特にJ2のチームとの試合)って意外と大差にはならないものだ。何しろ10点は取ってもおかしくない横浜FC相手でも2点。しかも1点はPKによるものとはな。まあ、大差がつかなかったのは、リードされているにも関わらず引き気味に守るという彼らの志の高さに起因するものである。おかげで後半開始から、やたらとFCの最終ラインの裏ににボールを放り込む展開が多かったが、これは先のEURO予選でウクライナと相対したときのフランスを彷彿とさせたのだった。違いはといえば、FCはウクライナほど攻め切れなかったことと、格下チームでも得点できる可能性のある、CKや敵陣のFKを全くと言っていいほど取れなかったことか。

それでもFCのいいところを挙げておけば、再三の好セーブを見せた菅野(すげの)だろう。某J2チームのサポに言わせると、FCがリードしている時の彼は、相手からすれば一番ムカつく奴であり、露骨な時間つぶしを前半から敢行してくるらしい。そういや、春先のダービーの時にもその片鱗が見せてましたな。

あとは平本。いやね、コイツにだけは点を取らせたくはなかった訳よ。キャンプでヴェルディと練習試合やった時もシジのパスミスをかっさらってゴールを決めたのだから、ガンバキラーなんていう自覚を彼には持たせたくはなかったしね。

まあ、でも後半ロスタイムでの失点は。最後になるかもしれない万博遠征(また、そのネタかいw)に来て下さった強い方の横浜サポの皆さんに対するプレゼントです。

2007年のA3 浦和は何を持ち帰ってくるか

2007-06-07 08:06:56 | ACL/A3
孫子の兵法に出てくる言葉を待つまでもなく、リーグの覇権を争う最大のライバルである浦和の試合は全てではないけれども、機会があれば彼らの試合を見てきた。A3はACL程の重みは今のところ感じられないが、彼らがA3を終えてからのリーグ戦の戦いぶりを占うという意味では録画中継でも一応見ておこうとは思う。中国ネットを使って生で見てやろうと思ってもその時間帯は別の用事が入っているし、別にネットで見ようというほどの重要さは感じてはいない。

浦和にとって、今回のA3で得られるものとすれば、

1.負傷明けの闘莉王や田中達也、それに控え選手のテスト
2.ACLで今後対戦する可能性のある城南一和との対戦
3.シーズン前から模索しているオジェック流のサッカーを試す

といったところだろう。3についてだが、これを試してある程度できる状態にしておかないと、再開後のリーグ戦において苦戦するかもしれない。なぜなら、最近埼スタで対戦する各チームは(ガンバを除く)、軒並み浦和対策を施して来ているように思える。それは、簡単に言えば、

攻めないこと

の一言に尽きる。浦和が前に出てくるまで待って、自陣でボールを奪ったらカウンターを仕掛ける掟破りのリアクションサッカー。いやあ、ウチにはこんなマネは到底出来ませんがね。もっとも、昔と違うところは今の浦和は守備が堅い為に致命傷には至っていないからである(皮肉なことに相手が前がかりになるアウェーでは勝てている)。

そういうことは当事者たちが一番よく判っていることには間違いないわけで、だからこそ今年オジェックはパスのつなぎによる組織的攻撃を目指し、その戦術を遂行すべく各選手に運動量の底上げを求めるべくフィジカル強化に乗り出したのだと、部外者には推測できるのだが、今のチームの現状だと、目先の試合で勝ち続けることと連戦の疲労が重なってなかなか指揮官が目指す方向性が見えてこなかった。だけど、A3ならやりたいことが出来るのならば、そこで何かしらの形が見えて来たら、A3後の浦和は脅威だし、それがなかったら、負の連鎖ならぬ引き分けの連鎖に陥る可能性はある。

そういう意味ではA3で浦和が果たしてどれだけのものを持ち帰って来れるのかが注目である。ただ、敢えて勝敗部分について言及すると、中国のチームには負けないで下さい。過去A3では、磐田を除いては、鹿島・横浜M・ガンバ・千葉ともいずれも中国勢には負けてはいないのですからね。負けたら恥ずかしいぞー、とも言っておきます。

一人だけ空気読まずに、来年の札幌遠征計画を考えてみる

2007-06-04 05:49:45 | サッカー全般
昨日の企画には完全に乗り遅れたワタクシでございます。JBアンテナのリストに一斉に並んだタイトルは良く言えば壮観、悪く言えば横並びで芸がない、と言うべきか。まあ、個人的にはこの企画には乗り気ではなかったし、仮に賛成でも横並びする気はさらさらなかったのだから、当ブログのエントリにはコピペするつもりはなかった。かといって別に反対という程のもんではないんだけども・・・

さて、先週末は会社の慰安旅行で札幌に行ってきた。札幌と言えば、現在コンサドーレがJ2の首位を走っている。私が1日目札幌に着いた夜(実は昼夜で温度差が激しく、昼は半袖で良くても夜は長袖が必要だった)には、代表戦の裏でNHKのローカルだが、好調の札幌を分析する特集番組を放送していて、ゲストに野々村氏を招いて話を聞いていたのだが、代表戦よりこっちの方が面白かった。

ついでに言っておくと、他の地域でも多かれ少なかれ、ローカルメディアが地元のクラブのことを報道してくれたり、NHKローカルで地元クラブの試合の中継があるもんだが、関西に限って言えばこれがない。改めて他の地方へ行く度に何故関西がサッカー不毛の地と呼ばれるのかがよく判るのだが、閑話休題。

番組の中では、三浦監督がJ1昇格する目標として年間勝ち点90、失点いくら(ここの部分は覚えていない)という具体的数値を上げて、それを達成する為に守備をどのように構築して行くかを考え、ミーティングでビデオを見せながら修正を選手に促すようにしている場面が流されていた。この辺りは理論派の三浦監督ならではのアプローチで、どこぞのJ2監督には是非とも見習わせたいもんだ。これから、アウェーへ行けば本州の暑さを如何に乗り切るかがカギとなるが、1年間今の調子を持続できれば来年札幌が晴れてJ1に昇格することになるわけで、キムラさんおめでとう。来年はあなたの地元で生ガンバが見られることになります。

そうなってくると、気が早い話であるが、来年札幌へ遠征することになれば、それと組み合わせていろいろな観光計画を立てられるかもしれない、と慰安旅行の最中に思ってしまった。今回の慰安旅行でも、2日目は富良野のラベンダー園へ行った後に、旭川の旭山動物園へ移動したのだが、その道中の景色は正に「北の国から」に出てくるような場面を思わせるような絶景で、思わずバスを途中で止めて全員その景色に見入ってしまった。

まあ、遠征のついでにこういうところへレンタカーを借りて行けるのはあくまでも時間が有る人に限られるだろうが、仮にそこまで行けなくても、札幌から小樽まで電車で30分程度で行けるのだから、時間の許す限りで小樽へ寄ってみるというのもいいかもしれない。小樽ビールのヴァイスはフルーティでなかなか美味しかったですよ。

と書いたところで、ガンバサポのみならず、JBアンテナのタイトル横並びに辟易しておられたかもしれない赤い皆さんも来年の遠征の為に、少しは当エントリがご参考になりましたでしょうか?