大阪鋼巴球迷的博客(だあばんがんばあちうみいだぼーくぉ)

熱烈なるガンバ大阪サポの筆者が、世界で最も多くサッカーファン人口を持つ中国にガンバの名前を広めんと日中二ヶ国語で発信する

2007年のA3 浦和は何を持ち帰ってくるか

2007-06-07 08:06:56 | ACL/A3
孫子の兵法に出てくる言葉を待つまでもなく、リーグの覇権を争う最大のライバルである浦和の試合は全てではないけれども、機会があれば彼らの試合を見てきた。A3はACL程の重みは今のところ感じられないが、彼らがA3を終えてからのリーグ戦の戦いぶりを占うという意味では録画中継でも一応見ておこうとは思う。中国ネットを使って生で見てやろうと思ってもその時間帯は別の用事が入っているし、別にネットで見ようというほどの重要さは感じてはいない。

浦和にとって、今回のA3で得られるものとすれば、

1.負傷明けの闘莉王や田中達也、それに控え選手のテスト
2.ACLで今後対戦する可能性のある城南一和との対戦
3.シーズン前から模索しているオジェック流のサッカーを試す

といったところだろう。3についてだが、これを試してある程度できる状態にしておかないと、再開後のリーグ戦において苦戦するかもしれない。なぜなら、最近埼スタで対戦する各チームは(ガンバを除く)、軒並み浦和対策を施して来ているように思える。それは、簡単に言えば、

攻めないこと

の一言に尽きる。浦和が前に出てくるまで待って、自陣でボールを奪ったらカウンターを仕掛ける掟破りのリアクションサッカー。いやあ、ウチにはこんなマネは到底出来ませんがね。もっとも、昔と違うところは今の浦和は守備が堅い為に致命傷には至っていないからである(皮肉なことに相手が前がかりになるアウェーでは勝てている)。

そういうことは当事者たちが一番よく判っていることには間違いないわけで、だからこそ今年オジェックはパスのつなぎによる組織的攻撃を目指し、その戦術を遂行すべく各選手に運動量の底上げを求めるべくフィジカル強化に乗り出したのだと、部外者には推測できるのだが、今のチームの現状だと、目先の試合で勝ち続けることと連戦の疲労が重なってなかなか指揮官が目指す方向性が見えてこなかった。だけど、A3ならやりたいことが出来るのならば、そこで何かしらの形が見えて来たら、A3後の浦和は脅威だし、それがなかったら、負の連鎖ならぬ引き分けの連鎖に陥る可能性はある。

そういう意味ではA3で浦和が果たしてどれだけのものを持ち帰って来れるのかが注目である。ただ、敢えて勝敗部分について言及すると、中国のチームには負けないで下さい。過去A3では、磐田を除いては、鹿島・横浜M・ガンバ・千葉ともいずれも中国勢には負けてはいないのですからね。負けたら恥ずかしいぞー、とも言っておきます。