大阪鋼巴球迷的博客(だあばんがんばあちうみいだぼーくぉ)

熱烈なるガンバ大阪サポの筆者が、世界で最も多くサッカーファン人口を持つ中国にガンバの名前を広めんと日中二ヶ国語で発信する

中超最新情報 -大連実徳がACL出場権争いに名乗り

2010-09-26 21:48:04 | 中国サッカー
さて、こんな時期に中国サッカーについて書くのは気が引けたりすることはある。その一方で、だからこそ、中国人らを黙らせることが出来る身近な手段というのはサッカーしかないとも思うわけですね。我らが宇佐美君が、中国行ったらブーイングを志願しているようだけども、その意味では04年のアジアカップの時の反応を思えば、随分と中国に対する見方が変わったし、日本の選手たちも随分耐性が着いたんじゃないだろうか?

ついでに言っておくと、中国サッカーでは国内の試合でも対戦相手のチームに対して結構汚い言葉を浴びせていたりしているわけで、それは何も日本人相手だけではないというのが事実なんですわ(この間ゴンティでやっていた、北京上海の試合なんてさぞすんごかったでしょうなあ)。まあ、サッカー観に来る観客ってそうした感情をストレートに出し易いし、これがACLになると日中対決という図式で見てしまうから、それが過去の歴史の記憶とからみ合ってしまうということなんですね。

メディアってどうしても一部分だけを切り取って大げさに報道する嫌いはあるけども、だからこそもっとその報道の中に隠されたもの、あるいは報道されていない部分というものに目を行き届かせる必要があるんじゃないかと思って、当ブログではサッカーを通じた中国ウォッチングを心がけているわけです。

前置きが長くなったけども、最新の中超の順位表を見ると、遼寧宏運が後退して、代わりに大連実徳がなんとACLを射程距離内に収めて来たんですな・・・大連実徳なんて06年にガンバと対戦したけどもそれ以降メッキリ力が落ちて一時は残留争いにも巻き込まれたことがあったはず。ACLの4位まで勝ち点差1としており、今後の状況次第ではACLに出てくることもありうる。まあ、それでも4番目の椅子を巡っては杭州、北京(この間なんと監督が解任された)との争いになるので微妙ではあるけども・・・この間大連行ったけども、正直完全にノーマークやったな。日曜日に金州で試合があることは知っていたけども、瀋陽で遼寧と山東の試合を見ることを優先してもうたからね。

そうなると最後の4位争いがどうなるかですがね。中超では勝ち点が並んだ場合は、当該チームの直接対決での勝ち点や2試合の総得失点差を優先することになるから、大連がこの間ホームで杭州を2-1で破ったのが最後どう響いてくるか?優勝はほぼ山東に決まった現状を考えると、4位争いの方こそ目が離せなくなってきました。

J聯賽第24輪 大阪鋼巴 2-1 川崎前鋒 ~今季のベストマッチ!

2010-09-26 07:54:41 | ガンバ大阪
AOQLOのオフ企画である、今シーズンのベストマッチにノミネートしました、と言いたくなるくらいの、お互いが良さを出し合い、プレーがあまり途切れることのない名勝負、という試合だった。

だからこそ、こちらの2点について、誤審が云々されてしまうというのは残念ではありますけどもね。ダービーもそうだったんだけども、本当はもっとスッキリとした形で勝ことを望んでいたけども、今の川崎相手に流石にそれは無理w 結局勝敗を分けたのは本当に微妙な部分だった、と総括してしまうくらい川崎はやはり強かったと認めざるを得ない。

そんな川崎相手にやったことは、やはり前半黒津に裏を一度取られてからラインを下げて川崎の高速カウンターを消したことか。それゆえ中盤に広大なスペースが生まれてしまい、攻守の切り替えが早い展開になったのは否めないが、試合前のエントリに書いたように怖いのはジュニーニョと黒津のスピードで裏を取られることだったし、実際昨年のACLでは黒津にそれでやられた記憶が残っていたため、ラインを下げて対応したのは間違ってはいなかった。そうすると、相手には今高さがなくなりつつある中で(実際川崎はサイドからは低いクロスを入れてきたり、CKではショートコーナーをよくやっていた)、怖いのはケンゴや谷口のミドルかな、と思いながら見ていたけども、そこは武井がスペースを埋める働きを見せていたのは頼もしかった。

そういう苦しいゲーム展開で勝てたというのは本当に大きいけども、得点場面をテレビで観戦していた限りでは、1点目は確かにソータの肘が入っていたし、2点目の起点となるゴールキックの判定でも矢島のシュートがソーターの足に当たっていたことは認めよう。

ただ、ここで自分は判定を正当化するつもりはないんだけども、高山主審が下した判定については彼の位置取りと併せてその根拠を考える必要があるかもしれない。まず、最初の1点目だが、あの時点で高山主審はちょうど左45度あたりの位置から見ていた。ソータがヘディングした時点では彼はポジションを取っていたのでGKへのチャージではないという判断を下したからゴールを認めたのだろう。ただ、彼の位置からはソータの肘が入っていたのは見えづらかったのかな、と思う。

むしろ、川崎の選手らが抗議していたゴールキックの判定こそ、高山主審は真正面で見ていたはずなんだけどもなあ・・・彼がもし間違えたとすれば、彼のアングルからは、矢島の後ろから見ていたので、シュートがソータの足に当たったのが見えずに、シュートがまっすぐ上に飛んだんでゴールキックと判定したというところか。ただそれならばバクスタ側の副審がきちんと見ていないといけないということになるんだけどもね。けれども副審がCKを判定しても主審には、自分の主観を大切にするという人が結構多いし、主審には副審を4審と交代させる権限があるんよね(かつてジョージがダービーでこの伝家の宝刀を抜いた時には本当に驚いた)。まあ、その判定そのものよりもむしろその直後に川崎の選手らに少しスキが出たところをルーカスがミドルを打って、DFに当たって入ったことで結局話しが大きくなってしまったんだろうけども。

全般的にはプレーが途切れない試合展開というのはお互いのプレースタイルもさることながら、高山主審の流すレフェリングにあったと思うし、ルーカスに対してもシミュレーションを取るくらいだったので(ちょっと厳しい感じはしたけども)見えているプレーに対しては割と正確なレフェリングだったとは思う。それが、ガンバの2得点でミソをつけてしまったというところなんだけども・・・

ガンバの選手で言えば武井は今正に成長中で、明神とまでは行かなくても守備での貢献度は目を見張るものがある。宇佐美はポストに嫌われなければなあ、とぃうところまで来た。問題はショーキ。宇佐美がU-19で離脱する今が正念場。もう少しボールを収めてくれたらと思うんだけども・・・

ここまでの流れを見ると、06年にちょっと似ているかな。ダービーで勝った上に同じ時期に川崎に勝った。チームの状態は上向き。そうなると次の山形アウェイというのは逆に勝って兜の緒を締めよ、と行きたいところですね。4年前もアウェイの甲府戦で痛い目に遭わされているわけだから。