大阪鋼巴球迷的博客(だあばんがんばあちうみいだぼーくぉ)

熱烈なるガンバ大阪サポの筆者が、世界で最も多くサッカーファン人口を持つ中国にガンバの名前を広めんと日中二ヶ国語で発信する

2009 BJ聯賽 滋賀湖星 83-80 大阪惠比壽神  ~CURVAの店長も読んで下さいw

2009-10-26 07:30:26 | Weblog
昨日は相棒クンとBJリーグ今季初参戦だったが、前日のガンバの試合の感想を彼から尋ねられた際、「先に拳銃を抜いたら負け」みたいな試合だったと応えておいた。守備というのを見ていくと、玄人受けするような内容はあるんだろうけど、スタンドに詰め掛けた人には面白さが伝わりにくく、どこか消化不良感が残ったとは思う。

サッカーに限らずバスケットでも、NBAや欧州バスケットでも勝つ為に守備に力を入れてくる傾向がある。実際土曜の対戦では60点台のスコアで決着が着いたとなると、この試合はほとんどライト層中心の観客にどれだけアピールできるかが気になってはいたんだけども・・・

いやはや、2年目にして早くも滋賀のホームゲームになってましたよ、昨日の守山は。おまけにハンナリーズをすっとばして、サンガの中山まで来てくれてましたからねw それにしても仙石さんの煽りはやっぱり上手いわ。我々が座った席は大阪ベンチ寄りの2階席だから大阪のユニ着ている人もちらほらいたけども、基本的には滋賀を応援する人たちで埋まっているわけですね。フロントの皆さんの営業努力も実って確実に地域に密着してきています。

試合の方は、開始早々から2-3のゾーンとマンツーを両チームともたくみに使い分ける駆け引きが面白かった。そうやって大阪の新たな得点源のパルマーに仕事をさせない。それでも困った時のワシ頼みとナイル様頼みは健在で、この二人はBJにいること自体が反則ですわw 大阪は試合のテンポを速くして点の取り合いを挑みたいんだけども、滋賀もそれを利用して大阪の戻りの遅さを逆に速攻で突く。

3Qに入ると、大阪は滋賀の桜木花道ことゲーリーにボールを持たせてシュートさせようとする。ゲーリーは上手くないので外す、とそこで大阪がかさにかかって速攻で点を重ねる。というところで滋賀がタイムアウトをとって、ピアースコーチがオフェンスのセットを変えようとする。

ところが、大阪もさるもので、そのタイムアウトを利用して勝利の鬼こと天日コーチが再開後からフルコートで当たることを指示。

滋賀はボールの出しどころがなくて再びタイムアウトをとって、その再開後に滋賀はP&Rで元大阪の城宝を使ってシュートをバンバン打たせてこれがよく決まる。こうした一連の展開を見ているとBJリーグでも知的好奇心を満たしてくれるゲームがついに見られるようになったな、と嬉しくなった。

試合は滋賀が終始ゲームをコントロールし、大阪も2人以外に攻撃が手詰まりになったこともあって、最後はファウルゲームにいった後にナイルがレイアップ2本決めて慌てさせたものの、ラストのフリースローを外した後のリバウンドをとってから城宝がボールを高く放り投げてゲームクロックを進めて試合終了。滋賀がなんと大阪に連勝して堂々たる首位をキープなんて去年じゃ考えられなかったわ。

逆に大阪はゾーンで守られた時の対応が気になった。まあ、あの二人がいる限り大崩はしないけども、そこからゾーンオフェンスをどうするかですね。どちらかと言えば滋賀の方がゲーリーを動かして相手のゾーンを少しズラしながらオープンの選手を作り出す攻撃をしていたから、大阪の個人頼みが余計目に付いた。

試合後、梅田の紀伊国屋により、琉球のGMの本を購入。大阪の天日コーチのことを勝利至上主義者と評されていた。勝つためには外国人枠をギリギリまで使ってくるらしく、日本人の育成とかいうことで日本人起用を考えないから琉球の木村GMからそのように見られているらしいが、そんなの当たり前で、そもそもBJって地域で成功するところから始まっているわけで人材は世界中から集めればいいと考えているのではないか。

まあ、所詮競争社会であるから、日本人だって外国人と競争して勝たないといけないというのは正論ではある。Jリーグでも一番それがよくわかっているのがウチのカントクとセッキーであるということを思い出してみよう。外人頼みという人たちは一度自分の中にある排他性というのをよく認識して欲しいと思う。もっとも、ガンバの舶来2トップに対して筆者が懐疑的なのは、日本人FW育成というよりはそれが機能しにくいんじゃないか、と思っているからではあるが。