大阪鋼巴球迷的博客(だあばんがんばあちうみいだぼーくぉ)

熱烈なるガンバ大阪サポの筆者が、世界で最も多くサッカーファン人口を持つ中国にガンバの名前を広めんと日中二ヶ国語で発信する

J聯賽 第30輪 大阪鋼巴 0-0 濱水手

2009-10-25 06:02:15 | ガンバ大阪
「絶望は愚者の結論である」(ディズレーリ)

終盤負けられない試合となって望んだ試合だったが、絶対に負けないという布陣と戦略で臨んだ試合が却って勝ちきれないという結果を招いてしまったのはなんと言う皮肉なものか。ただ、負けないサッカーをやろうと思えばやれるわけであって、今までの失点は攻撃的なサッカーの裏返しというのがよく判ったとも言える。これを踏まえてどうするかなんだけども・・・

改めて下平がビルドアップによく絡んでいたということが浮き彫りになるんだけども、守備をとるか、攻撃をとるか、それが問題だw 下平を使うんならそれでいいけども、ある程度のリスクは覚悟できるか?これが現場だけでなく、見る側にも突きつけられている姿勢なのかもしれない。幸い次は天皇杯で福岡大相手なんだけども、そこでもう一度試してみるのもいいだろう。それは匠本人のみならず我々応援する側の心でもあるんだけども・・・

和道の左SBというのは守備から入っていこうとするものだ。ただ、前回のマリノスを見ていたけども、長谷川自体がサイドを脅かすという感じではないし、マリノス自体がサイドを広く使ってという攻撃をするわけではない。まず前に放り込んで坂田に当ててガンバの守備ラインを下げさせてそこからのセカンドボールを拾ってからパスでつないで来るという感じだった。そうなると和道ってどうしても中に絞るようなポジショニングを取ってしまうわけで、これは4バックの陣形なんだけども実質3バックのような疑似4バックという感じ。これまでシーズン終盤になるとカントクは負けないモードに突入するが今季もいよいよそれに突入したか。実際、守備時になると、7,8人かけてバイタルエリアのところまで戻ってスペースを埋める形を取っていたが、これだけ戻れば相手だって攻め手がなくなる。

けれども、攻撃から逆算した場合にはこういう陣形だと、攻撃に手数をかけれなくなる。まあ、だからここでボールを奪ったら素早く縦にカウンターという意図があったと思われる。オフサイドは結構取られたけども、オフサイドではない飛び出しもあったわけで、そこでPJが躓くんよなあ・・・こういう状況でしか彼が生きないというのは判るけども、足下がいかんせんアレだし。去年いたロニーだったら少なくともGKと1対1の局面なら流し込める型は持っていたけども、今年PJをどの場面で生かすか・・・後半の展開ならまだこの試合のバンよりはPJの方が生かせると思ったけども現場で見ると足を痛めたみたいやな・・・

全体的には失点せずにバランスを保ってやっていたという感じで、確かに消化不良感は否めないけども、負けないモードに突入したことは確か。まあ、こういうサッカーってアウェーの清水や鹿島でもやれないといけないんだけどもね。逆に言えば不用意な点の取られ方をしたら、今のマリノスにガチで守られるとそうは点は取らせてくれない、という考えがカントクの頭の中にあったのかもしれないが・・・

逆にマリノスは、この試合でボンバー中澤をはじめ、守備の堅さを見せつけたんだけども、攻撃のアクセントがなあ・・・と思わせてくれる。あちら側の板を覗いてみると松田と河合のボランチにダメ出ししている声がちらほらあったけども、守備面においては彼ら二人は効いている、攻撃はともかくとして。だからウチのヤットがイマイチよくなかった原因ってそこらへんにあるんだけども。

審判はポーランド人で、可もなく不可もなく、というところ。時々ナーバスな笛に思えたし、アドバンテージの取り方もバラ付きがある。日本の審判が吹きすぎるとかいうけど必ずしもそうではない、ということを示している事例かもしれない。あと、選手にとっては言葉のコミュニケーションが取れないというところにフラストレーションはあったのだと思う。

というわけで、昨日最大の収穫は、ベトナム屋台でしたw あそこの豚串やフォーはホルモン焼きうどんと並ぶ美味G横丁の名物になりそうな感じやね。