大阪鋼巴球迷的博客(だあばんがんばあちうみいだぼーくぉ)

熱烈なるガンバ大阪サポの筆者が、世界で最も多くサッカーファン人口を持つ中国にガンバの名前を広めんと日中二ヶ国語で発信する

J聯賽 第21輪 大阪鋼巴 1-1 濱FC

2007-08-19 01:17:59 | ガンバ大阪
「バレー、戻れ!」得点を決めた直後の自陣での相手CKの際に思わずバレーのいる位置を確認して私は思わずこう叫んでしまった。今季はセットプレーからの失点が少ない原因の一つに、バレーが自陣に戻って相手のキーマンをしっかりとマークしているからで、実際リーグ戦再開後も新潟の矢野や浦和の闘莉王に彼は仕事はさせていない。この日もなんちゃってガンバキラーの平本にセットプレーの際には戻って来ていた為に、FCが得点できる可能性があるとすればセットプレーだというオプションを封じていたのだが・・・やっぱりPKで得点してから少し集中力をチーム全体で欠いてしまったような感じだったために悔やまれる失点だった。

まあ、FCが1点を何かの拍子で取ってしまう可能性は否定できなかったため、この引き篭もりチームから如何に2点取ることができなかったのが、勝ち点2を落とした原因ではある。ある程度難しい試合になるとは予想できていた。天皇杯でガンバはJ2のチームとやった時でも、力の差を見せながら結果はいずれも僅差勝ちしか収めていない。首位と最下位との対決という目で見るとこんなはずじゃなかったということになるから、今日はFCではなく浦和とやるつもりで応援するのだと自分に言い聞かせていたものだった。だから、最下位のチームに、しかも10人相手に勝ちきれなかったということが不満ではないし現時点で首位の座を明け渡したことを気にしているわけではない。

ただ、引いた相手に対してシュートの意識やドリブルの崩しがなかったことが今後の試合に不安を残してしまった。ちょうどバスケットで言えば3ポイントを打たないチームに対しては外を空けて中を押さえればいいというディフェンスが可能なように、この試合の横浜FCは引き気味に守ってバイタルエリアでパスを相手に廻させ、ゴール前だけガッチリ固める守備ができたのだった。ペナルティエリアの外から打っていたのがバレーだけというのでは話にならない。最後パワープレーをやろうとして入れたのだろうが、中山はからきし役に立たなかった。あれだったら、中沢を投入して最終ラインを任せて、シジクレイを前に上げる方がまだ期待がもてそうな気がする(別にそれがベストとまでは言わないが、中山よりはマシだろう)。とにかく中山は出場機会が少ないとはいえ、彼がJ1でプレーできるレベルではないんじゃないだろうか。あとは、バレー。後半右からの二川のクロスに空振りした場面もそうだし、終了間際にヘディングを枠の外に飛ばしてしまったのは痛かったなあ・・・

話が変わって、FCについても言及しておこう。内情は詳しくは判らないが、チーム内で現場とフロントとの意思の疎通は出来ているのだろうか、とメンバー紹介の際に思ったりもした。ベンチにはカズだけでなく、久保や奥もいない。獲得したばかりの三浦アツも入っていない。勿論、現場の監督が使えないレベルという判断もあるとは思うのだけども、ガンバからすれば嫌な感じがするのはこうしたベテランが途中出場で出てきて決定的な仕事をすることじゃないかと思う。後半終了間際にFCがガンバ陣内でFKやCKを獲得した場面でも、ここぞとばかりに加入したアツを投入すれば我々には相当脅威であったに違いない。この辺に、フロントと高木監督との間に補強の構想について相当大きなズレがあったのだろうか?

そして彼らの試合運びなんだが、上位チーム相手に守備的に試合を進めるというのは別段否定はしない。平本の1トップで中盤を厚くし、サイドへ出たパスをカットしてカウンターを狙うというのは一つのゲームプランとして理解はできる。

けど、勝っている試合ならともかく、同点の場面でも時間稼ぎをしてしまっている点には違和感を覚える。今のFCが置かれた状況というのは、勝ち点1でもとって残留争いやっているライバルが落ちるのを待つという状況ではないだろう。1つの勝利が3つの引き分けと同等であるのなら、負けるリスクを背負って勝ちに行くことを目指さなければ座して降格を待つだけではないのか(少なくとも千葉は勝つことが降格を避けられることが判っているから、負けが込んでも勝ちに行く)。あと、菅野のゴールキックまでの動作は相変わらず緩慢すぎる。万博でやった時には負けているにも関わらず遅い。菅野はいいGKだとは思うのだが、こういうプレーをよく高木はよく許しているな、とも思ってしまう。

何でこういうことを書いてしまうのかというと、やっぱり試合に勝ちきれなかった悔しさがあるから、来年もこのチームと同じスタでやって勝ちたい、と思うからなわけ。残留のためにはリスクを背負って勝ちに行くことを考えないといけないんじゃないかと思うんですがね。まあ、FCサポの考え方って僕とは違うかもしれないけど、自分がFCサポならそう思うんだけどな。

この日初参戦だった三ツ沢であるが、ゴル裏の上段の位置から見ていたけども、スタンドとピッチの距離が短いのでフクアリと同じくらい見やすいのがいいと思った。

それだけに、来年もまたFCとやりたいと思うんですがね?横浜の某チームが来年も三ツ沢でやってくれるとは限らないわけですし。