大阪鋼巴球迷的博客(だあばんがんばあちうみいだぼーくぉ)

熱烈なるガンバ大阪サポの筆者が、世界で最も多くサッカーファン人口を持つ中国にガンバの名前を広めんと日中二ヶ国語で発信する

J聯賽第20輪 大阪鋼巴 0-1 浦和紅寶石(沒有華盛頓)

2007-08-16 07:35:36 | Weblog
ワシントン抜きの浦和に0-1の負け。浦和の選手紹介の時に、小野伸二の名前がなかった時には、オジェックも良く判っているかと思った。3-5-2のシステムで2トップに田中と永井。これなら4バックを敷くガンバに対抗できる布陣だろう。まあ、帰宅後にすぽるとを見ているとどうも、伸二はベンチには座っていたけども腰痛で登録メンバーには名を連ねていたようであるから、それが戦術的な理由でオジェックが選んだ布陣であったかは判らない(もしケガがなくて伸二が出られたのなら1トップ2シャドーというのも有り得たかもしれないが、それもハッキリとしない)。

ただ、伸二はナビスコにおいて得点に絡んだプレー以外にガンバ戦でさほど印象は薄いから(つまり、彼が持っているポテンシャルをフルに発揮できていなかった)、結果的にはこれがいい方向に向かわせたのは何とも皮肉な話だった。

前半で都築が神がかったセーブを立て続けに見せた時には、元日の天皇杯のような展開が頭の中をよぎった(都築は浦和へ行って更に良くなったことは認める。ただ、近くにボールが転がっているのにゴールキックまで緩慢な動作をすることはガンバでは教えてはいない。まあ、A3でモタに対して何か言ったことといい、どうも彼は浦和へ行ってから変質しているように思えるのだが)。

恐らく浦和が勝つとすればガンバの怒涛の攻撃を耐え忍んで最後ワンチャンスをモノにする以外にないだろう。逆に言えば先制してしまえば少なくとも負けはないし、展開次第では追加点を見込める。前半攻めあぐねた中でそんな予感がしていた。FKにおいて遠藤は完全に逆をついてニアに蹴ったのにそれを弾いてしまうなんてフツーじゃありえないだろうし、浦和以外のチームなら前半で少なくとも先制点は奪えていたかもしれない。それをさせなかった浦和は、ナビスコの時と異なり、代表クラスのDF3人がしっかりと引いて守り、更に中央でボランチ2人が網を張ってガンバのパスをカットしたりする為守備は相当堅い。もっとも、攻撃面において闘莉王のビルドアップはシジクレイと比べればダメダメだし、浦和のサイドチェンジはお粗末の一言だったんだけど。

この試合、囲碁の世界で使う言い方で言うなら、「敗着」は後半開始から播戸に変えて家長を投入したことか。自分の中ではガンバのFWの軸はマグノやバレーではなくて播戸だと思うし、播戸とマグノがベストの組み合わせでその次に播戸とバレーだと思う。そこで彼を引っ込めたことで前線からのチェイシングや裏への飛び出しが押えられた。代わりに入った家長はポジションが下がりすぎだし、前線でチェックにすら言っていない(彼のプレースタイルでそれを要求するのは酷であろう)。持ち前のドリブル突破も鳴りを潜めたままで、高い位置での仕掛けがあまり見られない。更に途中出場の中山に至っては何しにいたのかが判らないくらいで、第一彼のところにボールを誰も入れてくれない。まあ、これで彼も今年限りかな・・・ただ同じく交代で入った倉田は途中出場でここ2試合出ているから今後も出番はありそうだし、本当に彼は落ち着いてプレーしている。

失点シーンについては、後半のエアポケット状態で、平川が上がって来た中で起きたマークのズレを修正できずに最後永井に決められたが、あのシュートだけは敵ながら見事だったと思う。浦和のセットプレー対策として、闘莉王にバレーをつけていて上手く押さえ込んではいただけに、あの時間帯での失点が悔まれる。まあ、ワシントンがいない時の浦和はよくボールを廻せるチームだとは思う。ただ、実力が伯仲した展開において、ワシントン抜きで今後勝てるとすれば(決定力がやや物足りないだけに)1-0しかないだろうし、失点した際に2点以上取るのはしんどそうだ。もっとも、そうは言っても浦和が先制してからガッチリ引いて中を固め、長谷部と啓太にボールを奪われたりしたのには手を焼かされたのだが。

ガンバが直面する課題は連戦におけるスタミナとペース配分。今季連戦が続くと運動量がやや落ちるわけで、今日の試合も中盤でなかなかプレスがかかりずらくて相手によくボールを持たれてしまっていた。まあ、それもある意味副審に原因があるわけで、オフサイドの判定が甘すぎでラインの押し上げも気持ちの分だけ躊躇したのか。

SBで見ているとよく判るのだが、バクスタ側副審は、PKを流した主審ジャスティスに輪をかけてヒドイ。明らかにCKなのにバクスタ寄り副審はゴールラインを旗で指していたため、ジャスティスがCKを指示する始末。逆に浦和のCKなのにGKという判定もあったからこの点はおあいこなのだが、本当に副審のレベルは大概やね。この試合の審判については多分浦和側からもいろいろ言いたいことはあるだろうから、こちらもあまりグダグダ言うつもりはないが、主審以上に副審の技量というのが問題じゃないかと思うこの頃。審判のせいで負けたというより、審判がゲームをスポイルしているというべきか。

とまあ、この試合についていろいろ書いたが、まだまだシーズンは先がある。気持ちを切り替えて次三ツ沢へ行きましょう。

しかし、失った900マイルは痛かったw こうなったら、1000マイルは日曜日の阪神に託すしかないw