今大会最大の衝撃は男子4×100mリレーでした。予選でジャマイカを抜いて、全体2位だと聞いてから、これはいけるかもしれない、と、思いそわそわ。(ちなみに予選でボルト選手が走っていないことは銀メダルを取った後で知りました)
他のことをして、「そろそろ始まっているかも・・・」と思って、テレビをつけたら、速報で「銀メダル獲得!」の文字が!思わず「おぉっ!!」というおっさんくさい声を上げてしまいました。
レースを見たら、さらに感激。アンカーのボルト選手の独走に入るまで、日本はトップにいたし、1位とのさも今までのような大差ではなかったし、何より、アメリカと競り勝っていたではないですか!!!
北京大会の銅もかなり衝撃的でしたが、あの時は上位の国が次々とミスから失格となっていた中、掴んだ銅。(ミスをしない精度もリレー技術のうち、だから実力の銅だと思っています。)この記録に並ぶことも難しいだろうと思っていたのですが、8年後、彼らはジャマイカに次いで2位。アメリカの失格関係なく銀メダルを掴み取るという衝撃的な快挙を果たしてくれました。何年か経っても今回の五輪で何が一番印象に残ったかというと、間違いなく、この男子リレーだと思う。
やはり、陸上トラック競技は五輪の華。その表彰台に日本人が立っている姿が誇らしい!
・競歩で銅メダル!
マラソンは苦しそうだなぁ、と思うのですが、競歩も我慢強いスポーツだなぁ、と思います。紆余曲折あったものの、日本の抗議が認められ、銅メダル。映像分析、英文での報告書を短時間で仕上げて出されていたようで、スタッフ陣も一丸となって掴んだメダルだったと思います。(ロンドンでは男子体操で日本の抗議が認められたことがありましたね)
ラケット競技もメダルラッシュ!
テニス錦織選手、銅メダル獲得。ダブルスで優勝したナダル選手に勝ち、銅メダルを獲得!よかった!!
プライベートジェットで移動しながら、選手村に入って、他の競技の選手たちと一緒にバスで移動したり、と、錦織選手の人柄を感じるエピソードも。
卓球男女チーム戦のメダル獲得。水谷選手は勢いがすごい!
バトミントン、いつから日本、こんなに強くなったの?と聞きたくなるような、ダブルス金メダル、個人銅メダル。特にダブルスは過去の大会から1つ1つ階段を駆け上がるようですごい。
レスリングもメダルラッシュ!
伊調選手女子前人未到の4連覇。おめでとうございます。吉田選手も銀メダルは素晴らしいです。でも、あれだけ悲しむことができる選手だからこそ、3連覇という偉業を成し遂げられたんだと思います。今回は銀メダルだからといって、吉田選手の偉業の凄さは色褪せることはありません。偉大な二人の選手に次いで現れた若手の選手も次々と金メダルを!今回は薄氷を踏むような決勝が多かったようですが、勝ち切る強さを感じます。男子も金こそなくても、メダルラッシュ!強いぞ、レスリング日本。
シンクロ復活!
実は井村コーチ全盛期時代の選曲や振付けがあまり好きではなかったのですが、中国のコーチになり、日本チームが精神的に落ちていくのを目の当たりにして、コーチのカリスマ性が影響するんだなぁ、と思っていました。
ブラジルよかった、よかった。サッカー金メダル。
ドイツと1-1でPK戦に。ネイマールが決めれば優勝という場面で、「あぁ、この選手は持っているな」と思ったら、見事にきめてくれました。
よかった、よかった。きっと、ブラジルはリオ五輪を振り返る時に、このサッカーの金メダルを思い出し、幸福な気持ちになるだろうから。