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La douce vie

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フィギュアスケート:クリスマスオンアイス/アイスダンスNHK杯2016

2016-12-25 | figure skathing、ice show

クリスマス・オン・アイス2016(順不同、敬ときどき省略)

この白でまとまった衣装を見ると、みんなでバスに乗って、ユニクロとかGAPとかZARAとかに行って、1時間で白い服を買ってきなさい~!みたいなことをやっているんだろうか?とか勝手な想像をしてしまう。

オープニング:曲調が変わると、バルデ選手がフィーチャリングされて、彼のダンスセンスにマッチした魅力的なナンバーに。でも、後ろのステファンもかなりカッコいいんです。首をガクッとさせる抜け感とかダンスセンスが素晴らしくて群舞の中でも存在感が全然違う。

住吉選手:ノービスの子には「くるみ割り人形」はぴったりだし、クリスマスに相応しい!ジャンプをぴょんぴょん跳んで、ノービスらしく楽しくてよいです。

ヴァシリエフス選手:ステファンがコーチをしているんですか!ほーっ。ステファンが自分の時間を割いて、一人のスケーターのコーチをすることを決めたのだから、とても気に入ったのだろうな。伸びやかなスケート。ステファンからいろいろなことを吸収しているんだなぁ、ということを何気ない動きの時に感じたりしてしまう。

浅田舞さん:THE ICEで滑っていると思っていたので、ソロがそんなにインターバルがあるとは知りませんでした。2005年の全日本の演技、気品があって好きでした。シニアのスケートアメリカで回転不足に悩まされたものの、お客さんには好印象を与えたスケートをしていた事を思い出します。色々悩んでもがいて、この場(ソロ)に戻ってきたんだ。明るいナンバーは女の子の中で唯一でしょうか?しっとり系だけだと、沈んでしまうので、ナイスバランスチョイス!

バルデ選手:やっぱり、しっとりとした曲が多い中、ダンサンブルな曲は嬉しいですね。相変わらず、上半身のノリがスケーターの枠を超えたダンサーっぷり。

ジュベール、白シャツ、白パンツ。カッコイイ!プログラムも、これ、いい。クーリックも、今までみた中で、一番彼の動きが魅力的に映えて見えるプログラム!

織田君、スピード感が凄い。演技後のインタビューで、うまいこと、テレビ東京の仕事と絡めてコメントしてるのがお見事でした。

デービス&ホワイト:しっとりと。昔はこの二人にはあんまりしっとりしたナンバーがあってないなー、と思ったりしたんですが、二人共大人になってなかなかよい雰囲気になってきたなぁと思います。

鈴木さん、アヴェマリア。まさにクリスマス。直球もあるようでなかった。

ステファン:そのニットにその蝶ネクタイは!80年代だのう。途中で転んだのか、演技だったのか。本当にステファンは魅せる。

高橋君、荒川さん:クリス・ハートさんの歌に合わせてしっとりと。もしかしたら、このショー限定かもしれないプログラム。贅沢である。

グループナンバー:クリスマスの街並みを楽しそうに歩く、家族、カップル、親子、友達、みたいな情景が出ていて、このショーに一貫性を与えるうえでも、1つのグループナンバーとしても魅力的でした。なんといっても、ジュベールのタキシード姿!かっこよすぎる!!!この姿だけでクリスマスプレゼントもらった気分!!!織田君は優しいパパ。

ウィーバー&ポジェ:現役トップレベルのアイスダンサーが競技プログラムをしてくれたことで、密度の濃い素晴らしいプログラムがショーの格を上げてくれました。あの狭いリンクでありがとう!もう一つのプログラムはカタログに出てきそうな美しい二人を満喫!幸せ。

今回の目玉はステファンと高橋君のコラボ。ICE LEGENDSで高橋君にオオトリをプレゼントし作品の中で競演した、ステファンへの高橋君からのアンサー。

男性2人のコラボというのは本当に珍しいくて、現役時代ライバル関係であれば、演技中に競わせるような振り付けをつけたりとか、女性のお客さんにファンサービスに努めるようなプログラムが多いと思うんですが、二人は違いました。直球の男性らしい美しい作品でした。男性の崇高な歌声が大人の男性2人のプログラムとしてよくあってました。右目と左目で一人づつ追うしかなく、無理なので、きっと見るたびに今回はステファン、今回は高橋君、と、見てくんだろうな。

それにしても、ステファンはインタビューがチャーミングすぎて、「高橋君、ステファンにロック・オンされてる、これは、あかん、ステファンに惚れてしまう」と思ったのは私だけ?成功している時、近づいてくる人たちは沢山いただろう、しかし、辛い時、手を差し伸べてくれた元ライバルたちのことを覚えておかなくてはいけないよ。

エンディングはパートナーチェンジ。衝撃の織田君とステファン。やっぱり、高橋君と織田君はライバルだな(笑)荒川さんは昔、XOIのマライア・キャリーのプログラムでやってもらったリフト!これだけ贅沢なメンバーでやってもらえるなんて、幸せ者!!それだけでなく、クーリックともペアしてもらって。今回の荒川さんは次から次へと素敵な男性とペアを組み、持ち上げられて幸せ者だな。鈴木・ホワイト組とデービス・高橋組はいつそんな練習をしたんでしょう!すごい!バルデ君とウィーバー&ポジェはバックフリップからのジャンプまでセット!でも、一番わくのはロードランナー???

NHK杯 アイスダンス

テッサとスコットの現役復帰&コーチ変更で、どんな演技を見せてくれるのか?ということが気になって、GPシリーズはどこかな?と、探してみると、驚いたことに、NHK杯!すっごく久しぶり。確か、「黒い瞳」と「シェルブールの雨傘」の頃以来では!!!これならビデオに録画できる!!と大喜び。しかも、他にもパパシゼとカッペリーニ&ラノッテ組!好きなカップルばかり!なんて贅沢なの!奮発したな、NHK杯!と嬉しくなりました。

バンクーバー以降、ライバルであるデービス&ホワイト組が評価を上げていくことを意識した、全体の流れより、パワーリフトですよ!いつもよりまわってます、技術きちんと要求満たしてます、分かりやすく、見せてるから、加点下さい!的な演技は2人の魅力を活かせないので残念だ、と思っていました。

そして何より、スコットのアーティストとしての翼がき放たれた、という感じです。演技の合間合間に髪に触れたり、という余計な動作が多い分、わさわさ感が少しありますが、シーズン後半に向けてさらに洗練されていくのではないかと、楽しみにしてします。リフトやスピンは難易度やスピン速度も大事だけど、曲想に合ったポジションでメロディに溶け込むスピンの方が素敵だと思う。コーチ変更により、本来の二人の魅力である傑出した表現力と技術が融合した演技を見ることができ、ズエワの素晴らしいプログラムも大好きですが、新たなコーチ、振り付けにより、新しい二人を見ることができて、感激しました。

カッペリーニ&ラノッテ組。

二人は相変わらず、作品世界を作るのがうまい。特に、チャップリンは後半の観客へのアピールがうまく、振付師の勝利でもあると思う。

ラノッテの衣装はSDは高橋君のストロールっぽくって、見た目ルパンっぽい(笑)、FDはバンクーバー五輪の織田君っぽい(笑)日本人に馴染みある体型なのも手伝ってる(笑)アンナの衣装は相変わらずカワイイ。スカートのラインとかほんとセンスいい。このカップルはアンナの愛らしさとくるくると変わる表情が作品性を押し上げている。この作品性を大切にするアイスダンスは大好きなので、この特徴を大切にしてもらいたです。 バーチュ/モイヤ組の大きなスタオベの後の大きなスタオベは彼らが現役を続ける活力になったと思う。

「奇蹟レッスン」シェイリーン・ボーンさん

この番組シリーズが好きです。多くは、町のどこでもありそうなクラブ。伸び悩んでいる生徒たちにその業界のトップのコーチがアドバイスを授けます。

フィギュアスケートではシェイリーン・ボーンさんが子供達に表現のレッスンを。

プログラムのストーリーをノートに書いてみること。髪をほどいて髪の動きを感じさせながら動きをさせていた時に子供達が一番の変化を起こしているのが印象的でした。最後には、エキシビションプログラムを用意。競技プログラムよりもイキイキと滑る姿をはじめて見るご家族の嬉しそうな顔。素晴らしいプレゼントでした。

また、なによりも、親や周囲の人に感謝すること、リンクに感謝することを繰り返していたことが印象的。スケーターとしてというより、人としてどう成長を願っているか、が伝わってきました。