唯一の身内である祖父を亡くしたリースの前に現れた精霊のディール。
リースはその祖父とある契約を交わしていた。それはリースの本当の親を探すこと。
未来の技術(なのかな?)とそれを知らない中世の時代(なのかな?)。
未知の技術を「魔女の仕業」と決めつける中世の人々。
まさに、SFとファンタジーを融合させた作品。アンドロイドとクローンと、今の技術革新から考えると、未来感が具体的に迫っているようだな。
この方、基本コメディなんですが、人の本質に迫るようなことをポンと入れてくる。
ただ、1巻は話の展開が雑、2巻は遠藤さん本来のストーリングテラーぶりが発揮できている気がする。山賊の棟梁になるために男の子になりたい女の子の話なんかは、遠藤さん本来のうまさが出ている話だと思う。