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La douce vie

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映画「エージェント:ライアン」

2022-06-29 | cinema/観劇/舞台
トム・クランシーのジャック・ライアンが主人公の作品が多く映像化されましたが、今回もまた。だんだん、バットマンとかスパイダーマンのよういなっていく予感。


CIAの分析官であるライアン。ある日、モスクワの投資会社チェレヴィン・グループの不審な動きをキャッチし、上官にエージェントの現地派遣を要請するが、ライアン自身に調査するよう指示される。

チェレヴィン・グループへの監査を装ってモスクワへと飛んだライアンだが、そんな彼に同グループの警護員が襲い掛かってくる

悪役にケネス・ブラナー、婚約者にキーラ・ナイトレイ、上司にケヴィン・コスナーと、豪華役者陣に作品の期待値を伺わせます。


映画「ガタカ」

2022-06-15 | cinema/観劇/舞台
過去に見たような気がするけれど、まるで話は思い出せず、もう1度観る。遺伝子操作で優秀な人間を作り出されるようになった時代。就職も遺伝子が優遇される。
遺伝子操作されずに生まれた主人公は運命に抗い、足が不自由となった男と取引をする。彼が体毛や血液、尿などのサンプルを提供して、様々な検査をくぐり抜ける。

そんなある日、社内で殺人事件が起き、主人公は現場で睫毛を落としたことで、なりすました会社に知られた自分ではなく、本来の自分に容疑がかかってしまう。

意外と人は他人のことをよく見ていない、似ていない男になりすましてもサンプルが一致すれば誰も気づかない。
しかし、些細な事で追い込まれていくのは皮肉なものです。

映画「イン・トゥ・ザ・ストーム」

2022-06-01 | cinema/観劇/舞台
 

災害パニックムービー。

アメリカ中西部の町に最大規模の巨大竜巻がやってくる。

竜巻を追って観測する研究者=ストーム・チェイサーたちは、生涯に一度の観測のためにあえて竜巻の渦に向かっていく。

町では、二人の息子が通う高校の教師は生徒や家族を守ろうと懸命の努力を続けていた……。

教師である父はシングルファーザー。長男はそんな父に反発し、父に頼まれたビデオ撮影の仕事を弟に任せて、気になる女の子の課題を手伝うため、別の場所へ行ってしまう。

最近のアクションでもパニックムービーでも中途半端に家族の問題がついてくる。ストーム・チェイサーが主役の物語かと思ったけれど、主要ではあるけれど、主役というほどではありませんでした。

ただ、こういう映像も可能になるとはCGはすごいなぁ。

映画「トゥルーマン・ショー」

2022-05-20 | cinema/観劇/舞台
良作と知っていましたが、やっと最近初めて観ました。
以下、ネタバレあり。

生まれた時から本人が知らないまま、24時間生活を、人生をリアリティーショーとして、放送されているトゥルーマン。ドキュメンタリーではない。

町自体が大掛かりなセット、彼を取り巻く人々は役者達。スポンサーの関係で、突然会話の中に商品の紹介されたりする。

トゥルーマンの人生は自分で選択しているようで、ディレクターの意図に操られている。

そんな彼はディレクターの意図しない出会いによって、自分の周囲に違和感を感じ始め、行動を起こすが、ディレクターが神の如く総てを操りトゥルーマンの行動を阻止する。

視聴者はトゥルーマンを赤ちゃんの頃から見つめ続けている。それは身近な家族のようである。きっと、もう一方で、彼のプライベートのなさや人生を奪っていることに罪悪感も心の片隅に持ってしまうだろう。

ラストでトゥルーマンは予期せぬ事実にぶつかる。そして彼が選ぶ先は…。

映画「ビューティフル・マインド」

2022-05-09 | cinema/観劇/舞台
プリンストン大学の数学科に入り、ひたすら研究に没頭するジョン・ナッシュはマサチューセッツ工科大学の研究所にスカウトされる。やがて、パーチャーなるエージェントからソ連の暗号解読を依頼されるが、次第に彼の精神は変調をきたすようになっていく。

以下ネタバレ

最初は周囲の言うことが理解できないのですが、やがて、彼はその知性で自分の妄想の世界の矛盾点に気付きます。
そして、治療を行いながら長い時間をかけて、教鞭の場に復帰します。

現実と妄想の世界の区別は見る側には知らされず、やがて、明かされた時、これではどこからが現実でどこからが夢の世界か判断できなくなってしまう、という精神状態に陥る恐怖をはじめて感じました。

例えば、この映画と話はズレますが、人に見えないものが見える[亡霊]ことがイコール特殊能力(霊視)というわけではなく、精神に異常をきたしている可能性があるということに思い至ったことはなかったので。あ、ちなみに私は霊感はないです。

映画「私はダニエル・ブレイク」

2022-04-27 | cinema/観劇/舞台
 
カンヌ映画祭パルムドール受賞。良作。
イギリス北東部ニューカッスルで大工として働く59歳のダニエル・ブレイクは、心臓の病を患い医者から仕事を止められる。国の援助を受けようとするが、複雑な制度が立ちふさがり必要な援助を受けることが出来ない。
悪戦苦闘するダニエルだったが、シングルマザーのケイティと二人の子供の家族を助けたことから、交流が生まれる。貧しいなかでも、寄り添い合い絆を深めていくダニエルとケイティたち。しかし、厳しい現実が彼らを次第に追いつめていく。
 
ダニエルは歯に衣着せぬ喋りではあるけれど、根はいい人である。心臓の病のため、休職せざるを得ない状況に関わらず、窓口は四角四面の対応で、働けるとの判断を下し、支給しない。会話すら成立していない時すらある。
窓口側としては、不正受給の防止を徹底したいが故に、本来彼らが果たすべき役割を果たしてないことに気付いていないし、そうしなくていいと思っている。
ダニエルは触ったこともないパソコンで手続きをするため悪戦苦闘したり、働けなくても求職した実績を作るために周囲に履歴書を渡したり、努力を続ける。
そんな一方、引っ越してきたばかりのシングルマザーに手助けをする。
彼らは、どんどん、追い詰められていく。
 
最近見た映画の中で一番考えさせられた作品。イギリスは社会問題を扱った良作が多いし、これはイギリスだけの問題ではない、世界中の問題である、と考えさせられる。

映画「トキワ莊の青春」

2022-04-15 | cinema/観劇/舞台
手塚治虫を慕ってトキワ荘へやってきた若い漫画家達の光と影。
手塚治虫が暮らしていたトキワ荘。やがて、手塚治虫は出ていくが、彼を慕った漫画家の卵たちの青春物語。寺田ヒロオを中心に、藤子不二雄、石ノ森章太郎、赤塚不二夫など、住人達の交遊録。トキワ荘から距離を置くつげ義春。
 
寺田は面倒見が良く、やがてトキワ荘の住人達の相談相手となる。
漫画家としては子供達が何をもとめているかより、子供達にとって何が必要か、を頑なに守り続けていくが、時代に取り残されていく。
身近に接している仲間たちがどんどん人気者になっていき、自分が取り残されていく、それでも、その焦りもしくは嫉妬は他に見せることができない苦しさ。
 
ドラえもん、バカボン、サイボーグ009など、テレビをつければ放送していた私達の子供時代の背景があれば、理解できるが、エピソードも演出も削ぎ落として、淡々と描いているのを今の時代で見ると、若い子達には分からないだろう、あの当時こその映画。
阿部サダヲ、生瀬勝久、古田新太があのアクの強い個性を消して主要人物を演じている、今みれば、このキャストももう一つのトキワ荘のよう。
 
安孫子氏のご冥福をお祈りします。

映画「はじまりのうた BEGIN AGAIN」

2022-04-04 | cinema/観劇/舞台
デイブと一緒に音楽を作っていたグレタは彼のデビューのため、NYへ一緒に行くのだけれど、デイブはミュージシャンとして成功し、そして裏切りにあう。
 
友達に励ますようにライブハウスで歌う失意のグレタの歌を聴いたのは解雇にあったばかりの音楽プロデューサーのダン。彼女の歌に可能性を見出し、プロデュースをすることにする。
お金のない彼らはニューヨークの街角で収録を行う。
音楽を通して次第に距離を縮める二人。妻や娘との関係が難しくなっていることを知ったグレタは娘を収録に誘う。
 
アルバムが完成し、彼女が下した決断は…。
楽曲もよかったし、期待値よりもいい映画でした。

映画「ファンタスティック・ビーストと黒い魔法使いの誕生」

2022-03-14 | cinema/観劇/舞台

魔法動物学者を主人公にしたファンタジーシリーズの第2弾。
パリの魔法界にやって来たニュート・スキャマンダーたちの戦いが展開する。

敵役のジョニー・デップ、若き日のダンブルドア役のジュード・ロウらが共演。
ニュートは、学者として魔法動物を守るため、不思議な空間が広がるトランクを手に世界中を旅している。ある日、捕まっていた“黒い魔法使い”グリンデルバルドが逃亡する。

ニュートは、人間界を転覆させようと画策するグリンデルバルドを追い、魔法動物たちと一緒にパリの魔法界へ向かう。

第一作目が愛らしい魔法動物たちを見るのは楽しいけれど、シリーズになるとやはりわかりやすい悪役、馴染みのある名前の存在、戦いというキーワードが出てきます。


映画「グリーン・ブック」

2022-03-02 | cinema/観劇/舞台

良作。

ニューヨークの高級クラブで用心棒を務めるトニー・リップは、クラブの改装が終わるまでの間、黒人ピアニストのドクター・シャーリーの運転手として働くことになる。

シャーリーは人種差別が根強く残る南部への演奏ツアーを計画していて、二人は黒人用旅行ガイド「グリーンブック」を頼りに旅立つ。

当初は人種差別する側であったトニーも旅を通して、まず、シャーリーの才能をすぐ理解し、ボスと認め、一緒に旅をするうちに人種差別の不当さや本質的な意味の部分に気付いていく。トニーは粗野であるがイタリア系らしく身内への情は厚い。

ピアノの才能だけでなく、知性も持ち合わせているシャーリーは孤高の人でもあるが、トニーとの旅を通して、友情が芽生えていく。