一方機械軍は、抵抗軍のリーダーであるジョン・コナーを生んだ母サラ・コナーの殺害の為、1984年にターミネーターを送り込む(ターミネーター1のストーリーが交錯する)。
CGを駆使して、昔の映像を織り交ぜながら新しい話を作っていくのは感心するんですが、タイムトリップが幾つか行われた結果、過去も変わっているし、サラ・コナーも(当然かもしれないが)役者が変わっているし、シリーズを無理に重ねている印象。
ベトナム戦争のさなか、兵士たちの息抜きとして米軍放送の人気ディスクジョッキー、エイドリアン・クロンナウアー(ロビン・ウィリアムズ)を呼び寄せた。
「グッドモーニング・ベトナム!」の叫び声で始まる放送はロックンロールと機関銃のようなしゃべりで検閲を無視したマシンガントーク。軍の上層部は怒り心頭だが、ベトナム米軍は絶大な人気を誇った。
そして、ベトナムの街中で見かけたトリンを追いかけ、彼女の通う英語学校で妙な英語を教えて人気者になり、トリンの兄ツアンと親しくなり、トリンとのデートにこぎつける。
ベトコンのテロ事件は軍のチェックで放送禁止であったが、ある日目の前で起こった爆弾テロ事件をしゃべってしまった。軍規によって彼は降ろされるが・・・
ロビン・ウィリアムスありきの映画。ずっと、アメリカ軍側からの映画であるけれど、最後のツアンの叫びで、ベトナム側からみた戦争を一瞬にして伝えることができている。
「パトリック・オブライエンの「英国海軍の雄 ジャック・オーブリー」原作「いまを生きる」のピーター・ウィアー監督が映画化。ピーター・ウィアーの映画は映像の美しさもきめ細やかな人間洞察も素晴らしいなと思います。19世紀初頭、ナポレオン率いるフランスと交戦中の英国海軍。不敗神話を誇る伝説の英国軍艦長ジャック・オーブリーは、その情熱と誇りある生きざまを通じて、10歳の少年から老人までを含む総勢約130人の乗組員たちを率いていく。19世紀初頭の時代背景もあり、子供でも身分が高い家柄であれば、親ほど歳が離れた乗組員の上官であり、態度でもそれを示さなければならない、それを示せなければ、乗組員たちに舐められ、船という逃げ場のない狭い社会の中で海軍の規律が保てなくなっていく。上官は乗組員たちの人心掌握に努めなければならない様が数人を通して描かれている。船医は船長と対等に話ができる唯一の存在、それだけでなく、ガラパゴス島への寄港するか否かなど海戦以外のエピソードをもたらす存在でもある。大海の中、一人取り残される姿は、ゼログラヴィティの宇宙を一人彷徨う恐怖と相通じるものがあった。最近観た秀作の1つ。